今はセイタカシギも来ている……らしい(伊佐沼) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

9月後半に久しぶりに伊佐沼に行ってきましたが

タイミングが悪かったのか、セイタカシギは確認できず。

ただ、10月10日時点での他の方のブログでは

昨年と同じくセイタカシギとツルシギの飛来が報告されています。

……ちょっとだけ早過ぎた、らしい(汗)

 

ちなみに写真は南古谷駅から伊佐沼に向かう途中

両サイドに広がっている田んぼです。

トラクター(?)の後ろをサギがついていく光景は

ある意味でこの時期の風物詩といえます。

 

 

 

 

 

ちなみに沼までの道中には、車道はあっても歩道がないため

このように田んぼの間を通っている舗装のない農道を

真っ直ぐに歩く必要があります。

イナゴやカエルなどが多数飛び出してきますので

安全面でも「生きものめぐり」の面でも

ありがたいルートだったりします。

 

 

 

 

 

平塚でも撮影したチュウジシギです。

逆光につき、Photoshopで加工しましたが

それでもこれが限界でした。(;^_^A

 

ここの田んぼには晩夏~秋にかけて

結構な数が飛来しているものと思われますが

畦の背丈の高い草むらなどに隠れている上に

ちょっとでも驚かせば飛んで逃げてしまうため

撮影する機会はなかなか訪れません。

 

 

 

 

 

伊佐沼にて。この日は水が大分満ちていました。

セイタカシギが見当たらなかったのはこれが原因かも?

(水量が多過ぎて沼の中に立てないので)

 

 

 

 

 

シギ・チドリの中ではコモン枠と言えるトウネン

かなりの数が飛来していました。

 

 

 

 

 

イカルチドリ……でしょうか?

(未だにコチドリと区別がつかなくなりがちで困ります)

こちらも個体数は結構なものでした。

 

前述の通りセイタカシギやツルシギがまだ来ていない中

トウネンや本種のように小型種から先に飛来していた感があります。

 

 

 

 

 

これは……どうやら昨年新顔登録した

オジロトウネンのようですね。

トウネンとは明らかに色が異なります。

 

今回、セイタカシギ等は撮れなかったものの

シギ・チドリの数自体は探すのに苦労しないレベルで

「収穫ナシ」というわけではなかったりします。

ただ、昨年あまりに好調だったこともあり

相対的に物足りなさは感じてしまいましたので

旅立つ前にもう一度足を運びたい……というのが正直な気持ちです。

 

 

 

 

 

交差する2人(?)

 

 

 

 

 

T字バランス。

……たまに見るので前々から疑問に思っていましたが

このポーズには何か意味があるんだろうか?

 

 

 

 

 

ひよこ饅頭。

1羽だけでなく、結構多数見られました。

 

 

 

 

 

サイズや色の差があるので当たり前の話ですが

どちらかというと目立ったのはシギよりサギ

沼の一角に固まって羽を休めていました。

 

なお、奥に見える三角屋根の建物が

私がよく昼食でうどんを食べる「伊佐沼庵」です。

本格的な田舎うどんをお手頃価格で食べられますので

余程のことがない限り、伊佐沼に来たらここを利用します。

(この日もここで食事しました)

 

 

 

 

 

すぐ近くのコスモス畑も、ちょうどいい見頃に。

ちなみにコスモスの花には結構な頻度で

イモ●シ君が乗っかっているため

実は私はこの中に入るのは控えています(爆)

 

 

 

 

 

 

沼に隣接する伊佐沼公園では

ウスイロササキリ(左)に遭遇しました。

前回の記事でコメントいただいた方から

「湿った環境を好む」という情報を頂いておりましたが

確かにここの草原はいつも湿っている気がしますね。

隣に沼と運河があることが関係しているのか?

あるいはやや「くぼ地」で雨水が溜まりやすいためかもしれません。

 

右は、恐らく今年最後であろうセミ ツクツクホウシです。

10月に入ったらさすがにもう見る機会はほぼない……かな?

 

 

 

 

 

なお、この日は9月末という割には場違いの真夏級の暑さ。

コイツの( ゚д゚)ポカーンとした顔がすべてを物語っています。

(ミイラか剥製のように見えますがちゃんと生きています)

 

 

 

 

【9/23 伊佐沼で撮影した生きもの】

鳥類・・・アオサギ、イカルチドリ、イソシギ、オジロトウネン、カイツブリ、カルガモ、キジバト、コサギ、ダイサギ、チュウサギ、チュウジシギ、トウネン、ハクセキレイ、バン、ムクドリ、モズ

昆虫類・・・イチモンジセセリ、ウスイロササキリ、オンブバッタ、キタキチョウ、コバネイナゴ、シオカラトンボ、ショウリョウバッタ、ツクツクボウシ、ツマグロヒョウモン、ベニシジミ

その他・・・アカミミガメ、ニホンアマガエル

 

 

 

★次回、生きもの探索ツアー「首都圏生きものめぐり」は

 2021年10月17日(日)に開催いたします。

 行先は「長浜公園~八景島~海の公園」でございます。

 (シーサイドラインに乗って移動します)

 現在お申込を受付中です。ご興味のある方はこちらよりお申込ください。

 

 

【小学校6年生までのお子さんのご参加につきまして】

小学校6年生までの方は、初回500円でご参加いただけます。

ただし、御父兄の同行をお願いいたします。