メスだけで迷い込んだ模様(伊豆旅行・前編) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

毎年恒例ですが、実家の面々と一緒に1/2~4で

伊豆に旅行に行ってまいりました。

(参考:昨年の記録2020年の記録 ※2021年は緊急事態宣言下につきナシ)

前編・後編で、その際の記録をお届けします。

 

初日はまず、伊豆高原駅周辺を1人で歩きました。

上の写真は、位置的には城ヶ崎海岸の一部になるようです。

このあたりは火山の噴火によって形成された場所。

流れ込んだ溶岩が海水でゆっくりと冷やされた結果

こんなブロックを積み重ねたような地形が生まれたのだとか。

 

なお、その噴火した火山というのが

巨大なカルデラ(?)で有名な大室山です。

これまで何気に一度も足を運んだことがなかったのですが

このたび初めて旅行3日目に行ってまいりました。

そちらの記録は後編にてお送りします。

 

 

 

 

 

 

尻の穴がキュッとするような崖の間を

吊り橋(左)で渡る……高所恐怖症というわけではないですが

個人的にあまり橋の上には長居したくないです(爆)

 

が、そんな断崖絶壁をよくよくチェックしてみれば

クライミングの練習場(右)にしている物好k……もとい勇者も。

もちろん命綱は装着しているようなので

あまり心配する必要はないんですけどね。(;^_^A

 

 

 

 

 

 

なお、伊豆高原の駅から上記の海岸までの間は

一本の細い河川(駅の真下を通っている)で繋がっています。

要するに、駅から川沿いに下っていけば

ほぼ迷うことなく海岸に辿り着けるわけです。

 

ちなみにこの川は人工護岸ですし川幅も狭く浅いのですが

その分水の中でもセキレイなどが動き回れます。

(右写真はキセキレイです)

 

 

 

 

 

セグロセキレイの姿もありました。

地図上では河口近くとなりますが

中~上流域を彷彿とさせる小川から

いきなり海へと水が注ぐような立地ですので

キセキレイやセグロセキレイの数が多いようです。

 

 

 

 

 

 

近くにある漁港(八幡野港)にも足を運びました。

トビイソヒヨドリ(右)の姿を見かけましたが

残念ながらミサゴやクロサギなどの姿はナシ。

よく探せばいたのかもしれませんが

如何せん初めて来る場所でしたし

家族と合流する時間等もありましたので

あまり長居はせず、立ち去りました。

 

 

 

 

 

昨年も行きました、夜のぐらんぱる公園へ。

イルミネーションの内容が昨年から大分変わりました。

昨年はケーキやコインなどの造形物が多かったのですが

今回は「自然派」といいますか、昆虫や花などの

生きものを模したものが多かったように感じます。

(造形物の素材や光る仕組み等は同じようですが)

 

 

 

 

 

ダイヤモンド(?)を抱える大蛇。

ほか、その大蛇に睨まれた小鳥とか

カメや鰐などのイルミネーションもありました。

シャボテン公園にいるカピバラなどもありましたが

そちらは上記とは違う素材で作られていました。

 

 

 

 

 

俯瞰で見るとこんな感じ。

花(恐らくバラ)がとりわけ多かったように感じます。

 

以上が1日目の記録です。

 

 

 

 

 

【2日目】

 

早朝、朝食の前にホテル近くをぶらりと散策。

例年同様に伊東市内の川沿いを歩きました。

この時は暖冬だったとはいえ、まだ朝は寒いので

手を温められる温泉(左)はありがたい存在です。

 

海岸線(右)にはユリカモメウミネコのほか

コサギの姿も見られました。

 

 

 

 

 

昨年と同様、ハヤブサの姿もありました。

恐らくは同じ個体ではないかと思われます。

この鉄塔を狩り場にしているのでしょうか?

 

早朝につき光が足りなかったので

こんな写りですがご勘弁ください。<(_ _)>

 

 

 

 

 

川面を泳ぐカルガモ……と思いきや

2番目にいるカモだけ明らかに別種です。

初見時はまだ日照が足りず上手く撮れなかったので

10分ほど時間を置き、7時を回った辺りで撮影を試みました。

 

 

 

 

 

運よく、静止した所で撮影できました。

どうやらシノリガモのメスのようです。

昨年、旭市の海岸で初めて撮影した

比較的北の海岸に飛来するという海洋性のカモ。

近くにオスの姿はなく、メス1羽だけが

カルガモの集団に交じっていました。

 

どういう経緯で伊豆に来ていたのかはわかりませんが

最近、山下公園にも出たという話を聞きますので

今年は冬場の分布が広がっている……のかも?

 

 

 

 

 

2日目は、久しぶり初島に行きました。

熱海港からフェリーに乗船して向かいます。

 

上の写真は出航前のフェリーから撮ったもの。

波止場にはウミネコユリカモメなど

多数のカモメが休息……というかスタンバイしています。

 

 

 

 

 

乗船客からおやつをもらえるとわかっているのか。

フェリーが出ると同時に周りにまとわりつき

その後延々と初島まで追いかけてきました。

この様子は、5年前に初訪問した際にも

たっぷりとお届けしていますので割愛。

 

 

 

 

 

熱海の町をバックに。

なお、5年前と違ってカメラを新調しているので

より鮮明に撮影できたように感じます。

 

この写真にはユリカモメしか写っていませんが、

他のカモメもちらほらと混じることがあります。

 

 

 

 

 

ご覧の通り、ウミネコの姿もありました。

ひたすら飛び続けてフェリーについてくる姿は

見方によっては必死で一生懸命に見えますが

よくよく考えれば本来ならフェリーよりずっと速く

かつ遠距離を飛行できるので

実際のところはあまり苦ではないものと思われます。

(ユリカモメは北国から飛来する冬鳥なのでなおさらです)

 

 

 

 


約30分の乗船で、初島に到着します。

ちょっと長くなってしまいましたので

初島上陸後の記録は後編でお送りします。

 

 

 

 

 

<後編へ続く>

 

 

 

 

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