親や教師の存在意義 | 横浜 コーディアル司法書士 所博之

横浜 コーディアル司法書士 所博之

LECと伊藤塾を通じて司法書士講師業25年のキャリアを活かしたブログ

パラリンピックでの選手の活躍に多くの感動をもらっているところです。

話は変わりますが、先日、電車に乗車していた際、今でも忘れられない程、感動した場面があります。

 

視覚障害のある方が白杖で電車に乗車し、吊革を探していたようですが、上手く探せず戸惑っていると、20歳前後のスマホを見ながらイヤホンで音楽を聴くいかにもチャラい学生風の女性が、その障害のある方に近づいて、すっと手を差し伸べて吊革につかまれるように誘導したのです。その所作がなんとも自然で何事もなかったかのように振る舞う姿に、痛く感動しました。

私はその様子を、ただぼーっとみていただけで何もできずにいたから余計です。

 

「人は見かけによらない」とは、良く言ったものですが、こうしてブログに書きたくなるほどですし、そのシーンがしばらく頭の中から消えず、とても心が豊かになりました。

 

さて、講師業をやめ実務に出て久しくなりますが、実務の現場では、かつて私のクラスだった方(以下「教え子」)が活躍している場面に遭遇すると、本当に嬉しくなり、講師業をしていて良かったなと心から思えることが多くなりました。

 

「親や教師は、子供や生徒に超えられてこそ、その存在意義がある」とは、良く言ったもので、私が受ける研修での講師をしていたり、私が所属する団体や委員会等での役職者だったりすると、その教え子の成長ぶりに感動します。

 

その教え子の受験時代の苦労を知っているだけに、そこに至るまでの過程を、つい思い浮かべてしまうからでしょうか。

特に、司法書士として同じ現場で業務に携わることが多いため、巣立った教え子が司法書士として活躍する姿は、誇らしく感じます。

 

日司連やリーガル本部の会議となると、全国の司法書士とZOOMで開催するため、そのメンバーに、私の教え子だった司法書士がいることも珍しくないです。

 

また、そのメンバーと同じ事務所で働くなかに私の教え子がいると、パソコン越しに、わざわざ私に挨拶をしてくれたりと、思いがけない再会なども増えてきました。

 

コロナ禍で、思いがけずもらったご褒美のような気がしています。

 

 

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