先週の連休に、久しぶりに北海道釧路へ行きました。
おかげさまで天気に恵まれ、釧路湿原を流れる川をカヌーツーリングをした際、幸いにも空を飛ぶタンチョウのつがいに遭遇できました。
タンチョウのつがいは、一年中一緒に行動し、相手を変えることは少なく、相手が死ぬまでつがい関係が続くことも、阿寒国際ツルセンターで学習しました。
また、そこで飼育されたムックという名のタンチョウは、病気を患った際、飼育員さんがやむなくタンチョウのコスチュームを脱いで看病したため、刷り込み現象により人馴れしてしまい、恋の相手も人間という、切なくなるエピソードがあります。
ムックは飼育員さんが大好きで、春には飼育員さんを想って卵を産んでしまうほどで、野生界へは放せなくなっています。
さて、タイトルの後見人だった司法書士(以下「Aさん」という)が、ご本人さん(以下「Bさん」という)と同じ施設に入居していたという話です。
後見もなかなか普及しないと言われていますが、ずいぶんと身近になっていることを感じたケースです。
コロナ禍もあけて、私が後見人をしているBさんが入居している施設に面会に行くのですが、驚いたことに、その同じ施設にもともとBさんの後見人だったAさんが、認知症が進み入居していたのです。
3年程前、Aさんは認知症を疑われたため、リーガルサポートで対応したところ、Aさんは後見人を辞任しました。そこで私がAさんから、Bさんの後見人を引き継いだという次第です。
施設のBさん担当の介護支援専門員さん(以下「Cさん」という)に、以前、そのAさんはBさんの後見人としてその施設へ面会に来ていて、BさんやCさんとも面識があるはずですけど、いかがですか?と尋ねると「分かっているような分かっていないような感じで…」という回答。
Cさんの話によると、Aさんのその後を心配していたところ、偶然にも施設への申込名簿でAさんの名前をみつけ、本当に認知症を患っていたことを知ったようです。
介護認定も満たし、自宅も近く正規のルートでご家族からの施設入居申込だったということです。
私もAさんのその後は、とても気になっていたのですが、思わぬ形で、現状を把握しました。
Aさんはまだ若いのに認知症はかなり進んでいるとのことですが、後見業務に携わる身としては、決して他人事ではないと受け止めています。
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