熊谷浩二氏の退任に伴って空席となっていたコーチですが、奥野僚右氏の就任が発表されました。

　

　鹿島のコーチとしては、2004～2011年以来の復帰となります。

　監督としては、ザスパクサツ群馬（2002～2003選手兼任、2020～2021年7月）、モンテディオ山形（2012～2013年）で指揮を執りましたが、目立った結果は残せていません。背番号13が永久欠番となっている群馬では、最初の就任時には群馬県１部リーグからJFL昇格まで導きましたが、２度目の就任時では結果を残すことができず、今年7月に解任となっています。山形でも2年連続10位と結果は残せていません。ただ、現役引退後、どこかのチームでは常に指導に携わっているので、指導者としての能力と需要はあるのでしょう。期待したいと思います。

　また、山形では監督とヘッドコーチという関係で相馬直樹・現鹿島監督とコンビを組んでいる（奥野氏退任時に相馬HCも退任）ので、気心が知れた仲かと思われます。その点でも心配はなさそうです。

　また、先日退任が発表された熊谷浩二氏のインタビューが「月間FREAKS」9月号（8月26日発行）に掲載されるとの発表がありました。その一部が公式サイトに掲載されました。「チームと自分の間に問題はなかった」という趣旨の内容で、理由はわかりませんし、そもそもそれに言及しているのかどうかもわかりません。どういう形であれ、サポーターのことを思って速やかに動いてくれたクラブと熊谷氏に感謝の意を示したいと思います。そして、アントラーズファミリーとして熊谷氏の今後の活躍を願っています。