主として、旗本や御家人の娘が大奥で奉公していた。事前に書類選考され、筆記試験があった。大奥は、最高の奉公先であり、申込者が殺到した。採用の条件の一つに、「歌舞音のたしなみがあること」があり、そのために江戸の稽古場が繁盛したという。後宮やハーレムと違い、短期間で辞めてしまう者や、他のところへ嫁いでいくものなどがいて、割合、自由であったという。