博士
「”RISKY, Where do we go?”」
おかだ
「またなっつかしいアルバムやな。どうしたんや、今頃？」
のぞむ
「初期B'zの中じゃお気に入りの部類だったんだけど、友達に貸して何度か帰って来なかったんだよね。確か一度買い直したはずなんだけど…」
博士
「あるある、そういうやつ。」
のぞむ
「で、また買うのもなんなんで借りてきたやつをGoogle Play Musicにアップしてさ。」
おかだ
「インストの『RISKY』にはじまり『GIMME YOUR LOVE』、『HOT FASHION』『EASY COME, EASY GO!』と続く名盤やよな。今聴いてもカッコええ。」
博士
「タクシードライバーの曲あったよな？売れない絵描きのやつ。」
のぞむ
「そうそう！この前NHKで今時の就職活動のニュースやっててさ、タクシー会社が面白い採用してたんだ。音楽やりながら働くのを応援するよ、みたいなやつで。」
おかだ
「”家賃不当値上げ 来月大家と裁判 その費用のためのタクシードライバー”ｗｗｗ」
博士
「一応歌詞は””でくくって引用な。全文はググるなり、曲を聴くなりしてくれ。」
のぞむ
「そのニュースじゃ、音楽のためにまとまった時間を休みにできるようなシフト組んでくれたり、メジャーデビューが決まったらそっちに進ませてくれる？みたいに個人の夢も応援しながら会社にも貢献してね、みたいな感じだったけどね。」
おかだ
「”こんな時間にハンドルなんか 握っていたくない”ｗｗｗ」
博士
「”乗られても できるだけ 口きかないようにしてるよ”ｗｗｗ」
のぞむ
「採用してくれたタクシー会社の方々の前じゃ絶対歌えない曲だよねｗ」
おかだ
「送別会で歌おうやｗｗ 最後にこの曲を送ります。B'zで『FRIDAY MIDNIGHT BLUE』ｗ」
博士
「実際、稲葉さんが知り合いのタクシードライバーから聞いた話をもとに書いた曲だそうじゃな。そのタクシードライバーさんも、このタクシー会社で働けたら良かったのになｗ」
のぞむ
「妙にリアルな歌詞だと思ってたけど、そういうことかぁ。けど、なんか残るんだよなぁ。」
おかだ
「他の曲も印象に残る歌詞がおおいよな、『RISKY』は。」
博士
「”二人ガードレールとクラッシュしても なんかオマエだけ助かりそう”ｗｗｗ」
のぞむ
「『GIMME YOUR LOVE-不屈のLOVE DRIVER-』だね。”ホラホラ涙で フロントガラスが曇ってる”とかｗ」
おかだ
「アッシー君とかミツグ君とか流行ってた頃やっけ？ SMAPの$10（テンダラー）もそんな内容やったよな。」
博士
「”どこかの虐殺への怒りさえ おいてきぼりだよ”」
おかだ
「『HOT FASHION-流行過多-』な。このアルバム、1990年のやけど、四半世紀経っても変わっとらんよな、世の中の風潮。」
のぞむ
「あの時代の情報の波におぼれてたら、今の時代パニックだよねｗ」
博士
「”過ぎた時間はすべてDestiny 今の君を産んでくれた”」
おかだ
「プリプリの『パイロットになりたくて』にも似たような歌詞あったよな。”いっぱい泣いた恋も 最高の夏の日も ぜんぶあたしを組み立てた部品だ”」
のぞむ
「『EASY COME, EASY GO!』って「悪銭身につかず」ってことわざの意味だって習った気がするけど、この曲を聴くともっと広い意味に思えるよね。」
博士
「”出会いも別れも”、”金も恋も”、”幸も不幸も”、全部”EASY COME, EASY GO!”じゃ。固執し過ぎず、いろんなものを取り入れて人生楽しもうってことじゃな。」
おかだ
「『HOT FASHION』と矛盾しとる気もするがなｗ」
のぞむ
「”出会ったばかりの北風の中 オンボロコートで君を包み 買ったばかりのグラスを合わせよう”←これすき」
博士
「”Don't hesitate honey, Haha!”」
おかだ
「遠慮すんなや、お前って意味やで。『HOLY NIGHTにくちづけを』やな。これからの二人の輝かしい未来！って感じの曲やよな。」
のぞむ
「歌詞を調べて英語の勉強ってしたよねぇｗ」
博士
「あと、アレ！『VAMPIRE WOMAN』の”百聞は一夜にしかず”！」
のぞむ
「え？「百聞は一見にしかず」じゃないの？」
おかだ
「お子様はわからんでもええんやでｗｗ」
博士
「”じつはpretty pretty girl”なところもええよなｗ」
おかだ
「”もっと血が欲しいなら 僕のが一番だから”とかなｗ」
のぞむ
「電話してる曲もあったよね。最後のやつ。」
おかだ
「『It's Raining...』な。アレは稲葉さんが寝転んでタバコを吸いながら収録したそうやで。」
博士
「同じ電話でもTMNの『Crazy For You』とは違った感じじゃよな。」
のぞむ
「”だって私が告げ口するもん”」
おかだ
「それ好きなｗｗ」
博士
「と、まぁこうして語っとるだけでも口ずさんでしまう、ええアルバムじゃな。」
のぞむ
「この頃のB'zは『IN THE LIFE』が一番好きだったけど、改めて『RISKY』もいいなぁ、と。手元になかった空白の時期も長かっただけにｗ」
おかだ
「B'zと言えばシングルの連続1位とかがよく言われとったが、やっぱりアルバムの完成度の高さがええよな。聴きこみたくなるわ。」
博士
「これからはPlay Musicで永遠に聴きこめるぞ。」
のぞむ
「そうだね。CDを失くす心配もないし、PCやスマホが変わってもクラウドのデータは残ってるんだしね。」
おかだ
「アップできる50,000曲の中に埋もれんようにな。あふれる情報の波は半端やないでｗ」
博士
「”君の前で少しだけでも ダサいところを見せられる勇気が欲しい”」
のぞむ
「大丈夫。博士はいつだってカッコつけててもダサいからｗ」
