光牙たちは城へ突入。
長い廊下を抜けて広場に出た一行。
そこには4つの入り口と…エウロパが!
「皆さん、ようこそ…(中略)そこでみなさんに4つの選択肢をご用意しました」
入り口に光が灯り、一つはアルフヘイム青、2つめはミブルヘイム黃、3つめはドヴェルグ赤、4つめはヴァナヘイム緑。
このいづれかのうち1つがパラスへの道だそうです。
色がおもいっきり四天王の色ですね。
「どの道がパラスにつながっているんだ!」(バカ昴)
「教えるわけないでしょw」
そりゃそうだw
ソウマがブチ切れてライオネットバーニングファイアをぶっ放しますが、片手で消してしまいました。
ここからはエウロパの独壇場!ハッキリ言って今回一番の見せ所と言っていいでしょう!
「ところで一つ提案が有るのですが、聞いてもらいます?上からの命令でパラス様への道を用意したのですが、皆さん、ここで引き返してもらえますか?」
「なに?!」光牙
「あなた達、弱すぎてすぐ犬死にしそうなんですもん。意味がないでしょう?これ以上の戦いは?」
「私達が弱いと?」アテナ
「お初にお目にかかります。女神アテナ。ず~っと思っていたんですよ。あなた神のくせに本当に人を見る目がない」
「アテナを侮辱することは許さん!」星矢
「あなたのことですよ、サジタリウスの星矢!」
「パラス様がこの世界に降臨された時、アテナはあなたを刺客として差し向けた。よりにもよって、幼い子供を手に掛ける度胸もないあなたを。アテナ、人選ミスにも程がありますよ。ふふふ・・・あの時きっちりパラス様を殺していればこの戦いは終わっていたのに、いや、始まりもしなかった…アテナ」
うわ~!言われちゃいましたね!
私だけでなく、これは多くの視聴者が「腑に落ちない」と思っていたことではないでしょうか?!
聖闘士星矢Ω 新章第一話レビュー後編 聖衣自動修復はご都合主義だぜ( ゚д゚)
これは痛い!
最終ステージに近い、聖闘士が大集合している前でアテナの過去の失敗を蒸し返し、晒すというのはなかなか精神的にダメージを受けます!
ティーンエージャーで戦死した鋼鉄聖闘士も大勢いますし、世界の各地で人間が石化され、生き残った人々も隠れてほそぼそと暮らしていますからね!聖闘士ではないスチールたちをも戦に巻き込んだという点では、元祖も通して今回の戦いが一番最悪なのは確かです!
これにキレたのが光牙。
エウロパめがけて突っ込みますが、城壁に立っているエウロパと、下にいる聖闘士たちでは地の利が違います。
「そういうあなたこそ悪あがきはやめたらどうですか?」
チャクラムで迎撃され、ユナ、龍峰も突撃。で、迎撃されてしまいます。
瞬が助けに入ろうとしますが、紫龍がそれを静止。
俺達が助けに入ったら彼らは成長しない!
こんなピンチなのに、立派です!紫龍様!
エ「ははは・・・だから見る目がないって言っているんですよ!こんな使えない聖闘士達を最前線で戦わせるなど…w」
ソウマ、昴がとっこみますが、またまた迎撃されてしまいました。
「ほらねwあなた方がどんなにあがいたところで、私に触れることも出来ないじゃないですか!たまたま運良くここに辿りつけただけで、とっくに命を落としていてもおかしくない。アテナ、聖闘士たちのことを思うのなら、彼らを戦いに巻き込むべきではなかったのでは?」
「おい、道化野郎!ブロンズ共じゃ物足りねえなら俺が相手になってやろうか?」
「おお、怖い怖いwさすが黄金聖闘士!あなたなら少しはアテナの役に立ちそうですねw」
「俺が戦うのはアテナのためじゃねえ!オメエの骨の折れる音が聞きてえだけだ!」
おおっと!「アテナ裁判」に素行不良のハービンジャーが乱入だ!
「アテナ…なぜこんな男を護衛として引き連れているのです?」
「なにい!?」
「だって、おかしいでしょう?何よりもアテナの聖衣を、よりにもよってこんな忠誠心のない聖闘士に預けるなんてw」
ここでの効果音なんですが、「がーん」「がーん」「がーん」と、ハービンジャー、フドウ&キキ、星矢の「図星を言われた顔」をドアップで映されましたが、彼らが暗に彼の忠誠心の無さを認める姿でありました。
でも・・・同じ仲間なら…ハービンジャーをかばうべきだったと思います。
当の本人のハービンジャーも、なんで反論に窮した顔をしているんですかw
聖闘士仲間の誰しもがハービンジャーの忠誠心を改めて低いと実感したシーンでした^^;
「私の前ではどんな隠し事もできませんよ。アテナ。不用心にも程がある。あなたはバカですか!?」
星矢はブチ切れて必殺技を発動!
さすが元祖のリーダー!ここでキレるのがとても星矢らしい!三十路を過ぎているかもしれないのに、この熱さ、やっぱり素敵です!
それに引き換え、ハービンジャーは図星を刺されたためか引っ込んじゃいましたね。本来なら、こいつがグレイトホーンをお見舞いするべきでした。
「挑発に乗ったら敵の思う壺だよ!」
すぐに星矢を静止する氷河、瞬。このあたりのフォローも懐かしいな~!
「あれえバレちゃいましたwあはは~、でも、私が言っていることはすべて真実ですよおお!ねえ、アテナ。そもそも、この戦いはアテナとパラス。あなたがたの因縁から始まりました。あなた自身がもっと早くに行動をしていれば、ライブラの玄武も世界中の聖闘士たちもみんな命を落とさずにすみ、世界が危機に陥ることもなかったのに。本当は気づいているんでしょ?あなたの過ちが、こんな悲劇を引き起こしたんですよ?そして、多くの聖闘士たちを巻き添えにして、このパラスの城で死ぬのです」
アテナ「あなたの言うとおりかもしれません。多くの人を苦しめ(略)」
「ほう、認めるんですか?」
アテナ「けれど、あの時パラスの命を奪っていたら、本当に終わったのでしょうか?」
アテナが言うには、この戦いはパラスをあの時殺したところで終わるものではない。アテナの力を持ってしても戦いは止められない。
だから、聖闘士の力が必要⇒その聖闘士たちとともに地上に愛と平和を取り戻したい⇒「彼らのためにこの生命を捧げたい!」
元祖の戦いを見ても「アテナ一人の力で解決できた」戦いはありませんでした。
今更こんなことを言われても説得力ないですな…。
パラスを殺っていたらという「IF」を持ちだされても、星矢を差し向けたことでヤル気を疑いますし、星矢なら殺せないだろうと踏んでの命令だったような気がします。
「愛と平和」をキーワードにアテナは言い返していましたが、エウロパの弁に対しては論点をずらしただけという感じでした。
エウロパはアテナに刃を向けますが、チャクラムを光牙が粉砕!
新生ブロンズが全員立ち上がり、闘気を放出。
ここで黄金聖闘士フドウが口を挟む!
「エウロパ、聞け。ここにいる者達は一歩たりとも退くつもりはない」
「乙女座バルゴのフドウ…断罪と救済を司るというあなたが今やアテナの腹心ですか?」
って・・・フドウこんなセリフで両目を開けちゃうんですか!?
先代が両目を開いた時は、とんでもないことが起こると言われていた気がw
「アテナの腹心」と言われてカチンと来たのなら、あなたもハービンジャーとそんなに差はありませんよ^^;
瞬も言っていましたが、黄金聖闘士はあまり挑発に乗らない方がいいと思います。
星矢は性格的に仕方がないですし、紫龍、貴鬼は黄金聖闘士として安定感がありますが、フドウ、ハービンジャーにはなんとなく不安を感じますね^^;。インテグラの方が精神的にブレがなさそうなので安心です。
「いいでしょう!どうしても行くというのならあなた達の行く末見届けさせてもらいます。ご健闘をお祈りいたしますよ」
「待ちやがれえ!!!」
昴が右のストレートをエウロパにぶち込んだ!
エウロパは捨て台詞を吐いて退却。
エウロパはどうやらわざと彼の拳を受けたようですね!
エデン様も察したように、彼は昴の何かを知っているような感じです。
カメラは風魔の小次郎軍団…いや、四天王サイドへ。
人間のために命をかけるアテナ。
神のために命を捧げる聖闘士。
こんな連中は、彼らにとって非常に面白い存在だそうです。
と、彼らを嘲笑するハイペリオン、アイガイオンたちです。
こんな嘲笑は聞くに耐えんとばかりに身を翻したタイタン閣下。
閣下はすぐにパラスへ報告。
ハイペリオンはそんな彼の姿に違和感を覚えます。
報告を受けたパラスは激怒。
アテナお姉さまは自分だけのものなのに、聖闘士や人間たちを愛していることが気に喰わないのです。
オーラを増幅させ、人形をきつく抱きしめるパラス。
「気をお鎮めください、パラス様!」
「お黙り!タイタン!」
人形をタイタンの頭にぶつけてしまいます。
「ごめんなさい、タイタン」
人形を拾って返すタイタン。
「アテナお姉さまを私だけにしたいの・・・もし邪魔する奴が現れたら…」
「もちろん!全力でお守りします!この命に代えても!」
この時のタイタンの表情はかっこいいですね!聖闘士サイドのキャラにも見えます。
他の四天王3名は、早くもタイタンの心を掴んだパラスに関心しています。
さすがは愛の女神と。
アイガイオンは「実に面白い」と、いつものセリフです。
こいつ、青銅聖闘士の一輝兄さんに剣を壊されかけたんですよねwかっこつけても威厳をあまり感じません^^;
彼らはタイタンを嘲笑…。
タイタンは四天王の中でも浮いた存在になりつつありますね。
死兆星が輝き始めるのも、もうまもなくか!?
カメラは聖闘士達へ。
アルフヘイムへは光牙、ソウマ、ユナちゃん、瞬。
主人公補正に守られた光牙。そしてソウマとユナちゃんコンビ。キレると怖い瞬。
完璧な布陣です!
ミブルヘイムへはエデン、昴、ハルト君。そして氷河です。
エデン、昴というコンビと元祖ではやや心配されがちだった氷河がサポートに回っています。この中だとややハルトくんが危険な目に遭いそうですが、冷静だし、要所要所で覚醒してくれるので、これまた安心な布陣です。
ドヴェルグへは紫龍、龍峰コンビ!
黄金聖闘士となった紫龍に死角なし!龍峰も紫龍の息子補正で見事に危機を脱してくれそうです!これまた安心な布陣です!
ヴァナヘイムへは、アテナ、星矢、フドウ、ハービンジャー、貴鬼。
これは言うことありませんが、ハービンジャー、フドウの動向が気になりますね。四天王の一人くらいは道連れにできたら大金星です!
さて、次回ですが、アイガイオンの部下でしょうか?
あまり長生きできそうもない顔をしたキャラが登場しますね!
相手は瞬!終わりましたな、ニューキャラの敵。
アイガイオンって智将なんですね!見た目と違って…。