【新作】全国百線鉄道の旅 いざいざ奈良  2022年11月13日(日) 12:00~放送! | 【TV番組企画制作】ワイズプロジェクトのスタッフブログ

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全国百線鉄道の旅
いざいざ奈良~1300年の時を超えて、いま~
2022年11月13日(日) 12:00~13:55


古都というと京都が浮かぶが、それよりも歴史が古いのは奈良だ。
しかし京都に比べてマイナーな印象もあるようで、奈良にも行くが
日帰りで宿泊は京都というのが定番のようだ。
JR東海もこれまで「そうだ、京都へ行こう」のキャッチフレーズで京都観光に力を入れてきた。
しかしWithコロナの背景を見据え、奈良観光にも力を入れるため5月から「いざいざ奈良」キャンペーンを
スタートさせている。そこで今回は1300年の歴史を誇る奈良の国宝を一堂に紹介しながら、
復元がすすむ平城宮跡や新しい奈良の姿も紹介しながら旅する。

JR京都で近鉄に乗り換え、近鉄の新しい観光特急「あをによし」に乗車。
青丹よしとは奈良の枕詞で列車名になった。35分で奈良に到着する。
子供のころ修学旅行で行った奈良を巡るのではなく、大人になって気づく奥深い奈良を再発見。
先ずは世界遺産で国宝の東大寺へ。
2022年は大仏開眼1270年。なぜ、聖武天皇は高さが15メートルもある大仏を造立したのだろうか。
なぜ、何度も戦禍で壊されても先人たちはその都度、再建してきたのだろうか。そこには日本人の心が読み取れる。
大仏殿から石畳の二月堂裏参道を散策、作家の司馬遼太郎が好んだスポットだ。
二月堂も東大寺の境内で、ここから奈良の街並みや平城宮跡が一望できる。
大仏開眼と同じ752年から一度も途絶えることなく今日まで続く「修二会」(お水取り)。
練行衆が人々の罪の代わりに懺悔し、天下泰平を祈る法会だ。
平城宮跡は国営平城宮跡歴史公園として整備がすすんでいる。朱雀門や大極殿、
朱雀通りや二条通りに続いて2021年南門も再建され、天平の姿が形になろうとしている。
そのスケールは圧巻だ。平城宮から東を見ると世界最大級の木造建築東大寺。
そこに黄金に輝く大仏。西に目を向けると唐招提寺や薬師寺だ。勿論、1300年前はすべて新築。
国宝の建築群や仏像を見ると、聖武天皇の時代の絢爛豪華さが想像できる。
2022年3月天理市内に「なら歴史芸術文化村」が開館した。奈良の文化財を身近に体感できる施設だ。
薬師寺東塔の精巧な骨組み模型など当時の高度な建築技術を垣間見ることができる。
また普段は見られない、様々な文化財の修復作業も見学できる。
天理からJR万葉まほろば線に乗って桜井へ。
多武峰街道にある聖林寺に、わが国最初の国宝のひとつ十一面観音像が、
お堂の改修工事を終え2022年8月から久々に公開、当番組でも紹介する。
アメリカ人哲学者・フェノロが、その美しさに魅了された御仏で必見だ。
この他、多武峰には唯一無二の十三重塔がある談山神社、
ここは中臣鎌足と中大兄皇子が大化の改新の談合を行った場所だ。
ここから更に足を伸ばし、わが国最大級の観音像がある長谷寺や女人高野の室生寺も訪ねる。

是非ご覧ください!