旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

高島城

2023年02月03日 | 旅 歴史

長野県諏訪市高島に高島城があります。
 高島城は天正18年(1590)、諏訪に転封された豊臣秀吉の部将、日根野織部正高吉によって設計され、文禄元年(1592)、着工、慶長3年(1598)、に完成しました。
 この城は、諏訪湖と数条の川により周囲の濠の役割をしていて、諏訪湖の波が城壁にせまり、水中から城郭のみが浮き出したように見えたために、「諏訪の浮城」ともいわれたそうです。
 それより前の諏訪は諏訪氏が諏訪湖周辺を治めていました。武田・織田の相つぐ侵攻を受けた後、天正18年(1590)豊臣秀吉によって徳川家康が関東へ移封された時、諏訪頼忠は行動をともにして武蔵国比企郡奈良梨へ移り、日根野氏が入封しました。
 関ヶ原の合戦後、慶長6年(1601)、日根野氏の関東への転封と入れ替りに、高島城には再び諏訪氏が帰城し、初代藩主諏訪頼水から10代藩主諏訪忠礼に至る江戸時代270年の間、諏訪氏の居城となりました。
 明治4年(1871)7月、廃藩置県によって高島城は高島県庁舎となりました。天守閣は明治8年(1875)に取り壊され、二の丸、三の丸その他は住宅地になりました。明治9年(1876)5月、高島城址は「高島公園」になり一般に開放されました。
 昭和45年(1970)、天守閣は復興され1階は郷土資料室、2階は高島城資料室、3階は諏訪の平を一望できる展望室になりました。城内は桜や藤の名所としても名高い公園になっています。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/


日本一周 ブログランキングへ

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村


http://blog.fc2.com/

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 諏訪市美術館 | トップ | 諏訪大社上社本宮 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅 歴史」カテゴリの最新記事