ポジションを獲得するのは誰だ!【WS編】 | バンダ家のブログ

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このブログでは全日本男女バレーの活躍、バレーボールの奥深さ・おもしろさを感じてもらえると嬉しいです!

特に男子バレーを中心に書いていこうと思います。

前回は今年度の全日本男子バレー、センターポジションを獲得するのは誰だ!を行いました。

今回はWS編です。去年は有力な若手を起用しましたが、今回はベテラン・中堅の選手も呼ぶはずです。

僕の考えですが、WSの求めるプレーについて。

1サーブでブレイクの確率を上げるWS
 現代のバレーボールはサーブが勝敗を分けると言っても過言ではありません。いかにブレイクするかは、サーブが重要なカギを握っています。
 攻撃の種類・多様性によりチャンスボールが返ってしまえばほとんど決められてしまうわけです。サーブで崩すは大前提。そこからのブロック戦術となるわけです。
なのでサーブがいい選手であることは絶対条件。特に日本の場合は特に。。。

2ハイセット(二段トス)の処理が適切
 これは1のサーブが進化してきたことを考えれば自ずとそうなってしまいます。
とんでもないサーブが続けてやってくるわけで、レセプション(サーブカット)を全てAカット(セッターが動かないでネット際真ん中でトスを上げること)は難しくなってきたわけです。世界戦ではAカット50%を切るのは当たり前のこと。いかにハイセットをWSがうまく処理できるか。リバウンドをとるのか、相手セッターにとらせるのか、強打で行くのか、ブロックアウトを狙うのか。状況に応じて瞬時に対応を変えなければならないわけです。
 このハイセットを適切に処理できる選手こそが、日本のWSに求められることだと考えます。特に日本の場合は。。。

3レセプション(サーブカット)の処理が適切か
 これもサーブの進化によってWSに求められることが変わってきました。
 以前はいかにAカットを返せるか、が大事でしたが、現在はいかに失点を減らすレセプションができるか、に変わってきたと思っています。
 もちろんAカットの確率が高ければいいに超したことはないのですが、10本中8本Aカットで、残り2本はサービスエースやダイレクトで打たれてしまえば、2つブレイクを獲られたことになります。
10本中5本Aカットでも、ハイセットを上手く処理してサイドアウトが獲れればブレイクされたことになりません。ブレイクを獲られるレセプションがどこまで乱れたら失点になるかは難しいところですが。。。
 僕の考えの中では、ザイツェフやアンダーソンなどのジャンプサーブをいかにエースを獲らせずにサイドアウトを獲るかは、Aカットを狙ってダイレクトを打たれるよりも、上に上げてアタッカーが上手く処理することが大事だと思っています。そういう面を考えると、サービスエースを獲られないWSが必要と考えるわけです。

それらを考えると、以下の選手が候補として挙げられます。

1.石川祐希
 この選手は不動のサイドアタッカーになるでしょう。アタック能力は抜群です。コースの幅、タイミングのずらし方、よく見てアタックを的確に打ち分けていきます。またサーブも進化してきました。トスを変えるともっといいサーブがうてると思います。課題はレセプション。ワールドカップではかなりの失点がありました。修正できてるといいですが。

2.越川優
 ハイセットの処理がずば抜けてうまい。ミート力と、うまさは最高クラス。状況判断が素晴らしい選手。また弾丸サーブも特徴的。柳田や石島と並ぶビックサーバーです。

3.柳田まさひろ
なんと言ってもあの弾丸サーブ。体の使い方がうまく、フォームがとても綺麗です。パワーというより、しなやかな強さ。的確な判断も出来て、ハイセットもリバウンドをうまくとれる選手です。

4.福澤達哉
 ジャンプ力は1番。打点の高さ、打点まで持っていくスピード、身体能力はずば抜けていると思います。あの高さであれば、世界と対等に戦っていけます。あとは状況判断が上手く出来れば、、と思ってます。
ブラジルに行って言い方向に改善しているか、楽しみです。サーブは頑張って欲しい。。

5.米山裕太
 身長は高くないが、ブロックアウト・コース打ち、リバウンド、どれをとってもNo.1。またこの中で唯一守備的アタッカーになると思う。荒いチーム(ベネズエラやイラン戦)で活躍するのではないかと思っている。
バックアタックに入らないので他のアタッカーに負担は掛かる。打てるから入れば良いのにと思っている。


サイドアタッカーは以上の5名が有力となる。他にも久原や浅野など、センスのある選手は選ばれた。男子はどの選手が14名に入るか難しいところである。

ただ今年のオリンピック最終予選は1番に期待が持てる。どんなバレーボールをするのかにも注目したい。