重冨たつや(地域政党あしたの川崎)公式ブログ

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市民が安心して市政を託せる市議会を目指して活動中です。選挙があるときもないときも、議員活動の見える化が重要だと思います。地方議会はなかなかメディアで取り上げられませんので、少しでも身近に感じて頂けるように情報を発信していきます!

本日は市議会での会派設立についてご報告させて頂きます。

 

これまで政治活動としては「地域政党あしたの川崎」の代表者として、近い志の仲間を増やし、市議会で一定の議席を確保することを目指して活動してきました。

 

初めて選挙に挑んだ当時、政治全般、川崎市議会の活動を見ていて、新たな勢力が必要だと考えたからです。

 

60人いる市議会議員の1人となって、意外だったこと、予想通りだったこと、よくも悪くもどちらもありましたが、上記の新勢力の必要性に対する考え方は今も変わっていません。

 

しかし初当選後、地域政党あしたの川崎としては所属議員を増やすことができず、市議会では1人会派(無所属)としての活動が断続的に継続していました。

 

そんな中、3月議会を終えて、日本維新の会に所属する議員が会派を離団するのではないかという状況になり、川崎市議会のルールでは、日本維新の会は単独で会派を維持することができなくなる可能性が浮上しました。

 

(正確にいえば、会派ではいられるものの、交渉会派ではなくなる。その結果、議会運営上は無所属と同様にカウントされ、会派に与えられる権限・活動がほぼ限りなく0になる)

 

以前、私の方から「1期生だけでの会派運営への懸念はないか」「本当に市民に期待されていることに向けた活動ができるのか」という視点から、会派入りについて投げかけたことがありました。

 

当時は協議・調整が整わずに話が流れていたのですが、この度、上記の状況を踏まえて、旧維新会派のメンバーである4名の議員から再度調整したいとお話がありました。

 

正直なところ、十分な時間とは言えませんでしたが、旧維新会派が会派を解散したのちに、4月以降に改めて共同会派を結成した場合に必要な手続きの煩雑さや議会運営への影響を考慮した結果、

 

3月25日付けで地域政党あしたの川崎として、日本維新の会と共同会派を組むことにしました。

 

問題はここからなのですが。3月議会で私の採決態度と旧維新会派の採決態度は、6つの議案で異なるものでした。

 

採決対象となった議案等は全部で101ありましたので、そのうち6つで異なっていたということになります。

 

6つのうち特に、万博・外国人参政権の2つについては、私が提案者の1人であったことからも、市民の方からの注目度も高いのではないかと思います。

 

まず基本的な考え方としては、会派を組んでいない議員同士で個別の議案に対する採決態度が異なっていたことをもって、その議員同士がその後、同一の会派に所属するということに問題はないと考えています。

 

そして私の経験上、会派であっても「党議拘束をかけない」という考え方はあり得る話で、つまり必ずしも会派で全ての採決態度をそろえなければならないという考え方も私自身はもっていません。

 

(さまざまな面で揃えられた方が圧倒的に望ましいとは考えています)

 

その上で、万博・外国人参政権の採決態度の差についての考え方を簡単にではありますが、ご報告させていただきます。

 

まず万博について。旧維新会派としては、国政政党とのつながりを考えれば当然の結論だったのではないかと思います。

 

一方、私としては、国費の話ではありますが、その予算規模を考えれば少しでも効率的な運営を求めることは当然のことだと思います。

 

2者の違いは、政治的背景なのだろうと思います。

 

私は地域政党を立ち上げていることからも、国・県の議員によって市議会議員の意思決定がむやみに左右されることは望ましくないと考えていますが、

 

少なくとも意思決定の参考にすることはどの既存政党にもあり得ることで仕方のないことだと理解しています。

 

次に外国人参政権について。これについては政治的というよりは技術的な見解の差であったと理解しています。

 

旧維新会派は「決議は対外的に意見表明するもの」という理由で決議の採決を退席しました。これは退席したもうひとつの会派と同じ主張です。

 

私はこれは間違っていると考えています。市議会ではこれまでも「決議」の1種である「附帯決議」を活用して、行政の事務執行に対して意見表明してきました。

 

そもそも決議が市議会としての意思表明の手段なのであれば、わざわざ自らでその用途を制限する必要はありません。

 

この点については、今後も新会派内で議論していく必要があると思っています。

 

以上が、注目度の高い2つの採決態度の差に対する私の考え方ですが、その前段にお伝えさせて頂いたように、

 

採決態度は、会派として活動していけるかどうかの重要な判断基準のひとつではありますが、最優先すべき点はそこではないと判断しました。

 

私はこれまで、自分に投票してくれた方のためだけに活動してきたわけではなく、中原区のためだけに活動してきたわけでもありません。

 

あくまでも「市議会議員」として川崎市全体のために活動をしてきました。

 

これからその精度をより高めていく手段を考えたときに、1期生4名の政策提言能力などの向上に寄与していくことは非常に効率的で効果的な手段といえます。

 

そして私に投票してくださっている方であれば、この考え方に共感してくださると確信しています。

 

国政政党の党員になるわけでもありませんので、これまで通り市民目線の意思決定をしていきたいと考えています。

 

以上、この度の会派設立に至る考え方をご報告させていただきました。引き続き、市政へご関心をお寄せいただけますとありがたいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。