あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
連休中、今年最初の「市民と市議をつなぐ会」を開催させていただきました。
今回のテーマは、来年度からスタートする川崎市の実施計画についてでした。実施計画とは、各年度の事業実施や予算編成の根拠となる中期的な市政運営の方針です。
といっても、具体的な事業がわかりやすく書かれているわけでもなく、そもそも600ページを超える資料なので市民の皆さんにとっては全く身近なものではないと思います。
そこで当日は、実施計画にあわせて公表されていて、より具体的な事業が示されている「かわさき10年戦略」の中からいくつかの取り組みをご紹介させていただきました。
このブログでは、当日ご紹介させていただいたものからさらに厳選してご紹介させていただきます。
まず一つ目は本庁舎の建て替えについてです。下表のように、耐震性に問題のあった旧本庁舎を立て替えている事業ですが、
この事業には、現在川崎駅周辺の民間ビルに分散している市役所を集約するという意味もあり、来年度中の完成に向けて工事が進んでいます。
次に、川崎市立看護大学の開学についてです。
川崎市には看護短大がありますが、看護師に求められるスキルの多様化や、学生の4年制大学志向化をうけて、令和4年度から4年制大学として開学します。
市立大学ならではの地域密着型のカリキュラムで、地域包括ケアなど病院外でも多いに活躍してくれる看護師の育成が期待されます。
次に、市が過半出資する新電力会社についてです。「出資法人」「第3セクター」と聞くと、どちらかといえば、いいイメージがないと思いますし、
電力の小売りは民間に任せておけばいいじゃないかという考え方も当然ありますので、当日ご紹介させていただいた事業の中では最も時間をかけて議論させていただきました。
この事業については、私もすでに2回ブログを書かせていただいていまして、非常に関心があり、重点的に調査している事業です。
「川崎市が出資、設立しようとしている地域エネルギー会社とは」
パートナー事業者がまだ決まっていないため、具体的な事業計画などは確定していませんが、
2重、3重にも経営状態をチェックする体制を整えて、間違っても市税で赤字を補填するようなことにならないようにする必要があります。
以上、本日は3つのみのご紹介とさせていただきます。
次回のつなぐ会は3月議会の閉会後なので、例年4月ごろとなっております。詳細はホームページなどで告知させていただきます。
当日はテーマに関するお話も、そうでない個人的なお話も大歓迎ですので、みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。