35歳からのアメリカ行政学・公共経営PhD挑戦

ノンキャリ国家公務員を辞め、アメリカ行政学・公共経営のPhDに挑戦するオッサンのブログ(毎週1回更新...たぶん)

戻ってこい by ラトガース

2017-10-27 09:25:49 | 就職活動
今週までに、予定されていた日本の大学における就職面接を全て終えましたm(_ _)m 大学の異なるニーズに沿って面接準備をするのは時間もかかりますし、精神的なプレッシャーもありました。面接先では、予期していなかった質問や教員の反応などもあり、うまくできなかった部分もありますが、終わったことを悔いても仕方ないので、心静かに天命を待とうと思います(=_=)

そんな少しホッとしたところで、面接準備期間中に禁止していたアンジュルムの動画を見ながら1人で「はい!はい!」「あやちょー↑」と叫んでいたら(参考記事1)、母校であるラトガース大学行政大学院の事務方代表(Associate Dean)から1通のメールが...

「今ラトガースでは、以下の科目を教えられる任期付き教員(Non-tenure track research professor)を探しています。ほとんどあなたが教えたことのある科目です。今後の選考過程について不安があれば、進捗状況をこまめに報告します。勤務条件やビザ申請についても、できるだけあなたの要望に沿うよう努力します。興味があれば、11月の初旬までに返事をください。」

いまさら(-_-;)...というのがメールを読んだ直後の感想でした。ただ、ほんの少し時間を置いてみると、やはり現代行政学発祥の地アメリカのレベルの高さとより競争的で公平な研究環境に惹かれてしまう自分がいることに気づきました。4か月前なら、間違いなくこの話に飛びついていたと思います。師匠は自分が帰国する前に、このようなポジションを渡そうとしていました (参考記事2)。もちろん、トップジャーナル掲載という事務方にも分かりやすい結果が、このようなメールを書かせたのは疑いありません (参考記事3)。当時論文掲載は間違いないから、弟子を常勤で雇ってほしいと事務方にお願いしていた師匠からしても「いまさら(`ヘ´#)」という感じで、好きにしろとのこと。

行政学の常勤ポストが公示なく決められていく慣習がありながら、面接機会を提供してくださった母国の大学のことを考えると、軽々しくアメリカの就職の話を進めることはできません。また、近隣の中国・韓国の大学と比べて、著しく研究が軽視されている日本の大学の現状を見てしまうと、求められてもいないのに、志ある若手のために自分ができることがありそうで、後ろ髪を引かれます(先週記事)。頭を抱えて悩んでいると...「カックゴして!カクゴして!カクゴして!ラーブ!!」と天使(アンジュルムともいう)の歌声が聞こえてきて、深夜のうちに家族とも相談せずお断りメールを送り、しばらく母国で頑張る覚悟を決めてしまったのでした( ̄▽ ̄ι)


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