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ディズニー・ピクサーの映画「リメンバー・ミー」ご存じですか?メキシコの「死者の日」という伝統行事を舞台にした家族のあたたかい愛を描いた映画です。英語での題名は「Coco」といいます。作品に出てくる主人公のひいおばあちゃんの名前です。

「死者の日」(Day of the Death)は11月1日~2日に行われます。死者を偲びそして感謝し、生きる喜びを分かち合うことを目的としており、先祖が帰ってくるとされる日本のお盆に似ています。ただ、異なるところはお祭りの一つであること。10月末辺りから町では顔にどくろのペイントをした人たちが練り歩いたり、山車やバンドが出てパレードが行われます。そんな時、主役になる花の一つが「マリーゴールド」です。先祖がこちらに戻ってくる時、帰る時に迷子にならないよう、マリーゴールドを町中に飾り、道しるべを作ります。

 

写真の上部に並んでいる、旗のようなものは「パペルピカド」(Papel picado)と呼ばれており、行事の際に飾られる「飾り切り絵」です。

カラフルに装飾されたガイコツはカラベラ(Calavera)と呼ばれていて、亡くなった人を悲しい思い出にするのではなく、楽しく迎え入れようというメキシコ人の精神から生まれたそうです。動画の最後の方に出てくるパンはパンデ・ムエルト「死者のパン」(Pan de Muerto)と呼ばれています。丸いパンは心臓、中央の円形の飾りは頭蓋骨、側面に飾られた4本の細長い部分は故人の骨を象徴しているとか。オレンジの風味は、死者の日に街中に飾られるマリーゴールドの色と香りを表し、故人との思い出をこのパンを食べることで思い出し、訪れた故人と繋がるという意味があります。

異文化って中々興味深いですね。今日はこの辺で~。