そんなこんなでマダガスカルに着いたわけですが、

今マダガスカルでは降雨が続いていて、
甚大な洪水被害が出ています。

  

飛行機から撮った写真です。

 

どしゃぶりの雨が川を氾濫させ、
マダガスカルの赤土をさらいながら、
海を作っていました。

この写真ではよく見えませんが、
赤い川(むしろ海)の中には家もたくさんありました。

国家災害対策局によると、
首都アンタナナリヴ周辺では
2月14日から半月間で
272戸が倒壊
497戸が床上浸水
4135ヘクタールが冠水
死者18人
避難者28397人だそうです。

空港から首都への道端には、
家を失った人たちが粗末な小屋(とも呼べないような空間)を作って
生活していました。

また、市の財源不足でごみの収集がままならず、
街にはごみが散乱しています。
私が住んでいた2013年より多いと思います。

(ごみが散乱している写真を撮りたいのですが、
街中でカメラを出せないので、難しいです。)

JICAは、テント、プラスチックシート、浄水器など、
供与総額約1,700万円の緊急援助物資を供与しています。
http://www.jica.go.jp/information/jdrt/2014/20150225.html#.VPRj57RnwUI.facebook


あと、地方で仕事をしていらっしゃる方の話によると、
地方では稲作のため、低い土地は田んぼに使われていて、
農民は小高い土地に住んでいることが多いそうです。
一方で首都近郊は、人口が集中して、低い土地にも家が立っています。

なので、地方ではなく首都近郊の方が、人的被害が多いそうです

都市計画って本当に大切ですね、、、