ゲイムマンの日本縦断紀行 + ご当地ゲーム制作・配信

ゲイムマンの日本縦断紀行 + ご当地ゲーム制作・配信

ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を制作・配信中。

『脱出ゲーム 香川県からの脱出』に登場する歴史上の人物を訪ねる旅。
仁徳天皇陵に参拝後、百舌鳥駅に戻り、目的地の神戸を目指すのですが……。

 

 

 百舌鳥(もず)('23.12.23)

 


百舌鳥駅からJR阪和線、普通・天王寺行きに乗ります。
223系0番台。さっきこの駅に来るときに乗った2500番台とは、ライトの形が異なります。円いです。(この写真は三国ケ丘駅で撮影)


こちらが223系2500番台。

ここから普通に神戸方面へ行くなら、天王寺から大阪環状線などで大阪駅に出て、JR神戸線の新快速に乗るのが早いはず。
でも私は、南海本線・堺駅近くのホテルに荷物を預けているので、いったん立ち寄らなくてはなりません。
なので、次の三国ケ丘駅で降りて、南海高野線に乗り換えます。

 

 三国ケ丘

 


南海高野線の準急なんば行き。
乗った車両は南海に乗り入れている、泉北高速鉄道の7000系でした。(この写真は堺東駅で撮影)

泉北高速鉄道は、2025年度に南海電鉄に吸収合併されることが、この3日前の12月20日に発表されたばかり。
側面に書かれた「SEMBOKU」の文字も、南海に吸収されたら見られなくなるかもしれません。

 

 堺東

 


また1駅だけ乗って、堺東駅で下車。繁華街の中にある大きな駅舎です。

 


ここからバスで堺駅に移動。
南蛮屏風が描かれた、堺シャトルバスに乗りました。

(※後から考えると、三国ケ丘駅か堺市駅でバスに乗った方が、乗り換えが1回少なくて、早かったかもしれません)

 

 

途中、阪堺電気軌道の大小路(おおしょうじ)駅を通ります。
この近くに「さかい利晶の杜」という、千利休と与謝野晶子の記念館があり(最寄り駅は隣の宿院)、興味があったのですが、時間の都合で立ち寄りませんでした。
さかい利晶の杜

 

 

 

堺駅に到着。西口のホテルに移動し、無事に荷物を受け取りました。いいホテルでした。

 

 

南海本線の急行に乗ってなんばへ。

 

 なんば(南海難波)

 


車両は南海1000系(2次車)でした。

昨日は難波の地下を歩いたので、今日は地上を歩いてみます。
乗ったことのない阪神なんば線に乗りたかったので、大阪難波駅へ。

 


なんばのマンホールの、発色のいいミャクミャク様。

 

 

 大阪難波

 


大阪難波駅から、近鉄の特急で名古屋へ行ったことはあるので、ここは近鉄の駅という印象があります。
なので、ここから阪神の電車に乗るのはなんか不思議。

 



鉄道コム

 

(続く)

 

※『脱出ゲーム 香川県からの脱出』のヒット祈願で、ゲームの登場人物ゆかりの地を巡る旅は、以前にも何度か行なっています。よろしければこちらも御覧下さい。

 

JR大津駅 瀬田の唐橋 建部大社(日本武尊) 建部大社、琵琶湖線 大阪駅となんば駅 南海・浜寺公園駅 阪堺・浜寺駅前駅と浜寺公園 夜の浜寺公園と堺市

 

(※関西・岡山ダイジェスト) 大津・建部大社と堺・大鳥大社(日本武尊)、神戸・須磨寺(尾崎放哉) 岡山・吉備津神社と吉備津彦神社(桃太郎) 安倍晴明神社と、あべのハルカス、道頓堀、特急ひのとり

 

 

池上駅 池上本門寺(日蓮) 矢口渡駅、蒲田の屋上観覧車 武蔵新田駅から新田神社(1)(新田義興、平賀源内) 新田神社(2) 新田神社(3)

 

東急&相鉄新横浜線&相鉄・JR直通線 緑園都市駅&ゆめが丘駅 藤沢本町(源義経) 辻堂駅・テラスモール湘南(前編) テラスモール湘南(後編) 片瀬江ノ島駅

 

多磨霊園(前編) 多磨霊園(後編)(大平正芳、大川博、菊池寛) 虎ノ門の金刀比羅宮 神田明神・将門塚(平将門) 東寺(空海) 白峯神宮(前編)(崇徳天皇) 白峯神宮(後編)(崇徳天皇) 晴明神社(安倍晴明) 北野天満宮(菅原道真)

 

ゲームブック風アドベンチャーゲーム『脱出ゲーム 香川県からの脱出』はこちらから。


※これまでの「日本縦断紀行」はこちら。

 


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日本縦断ゲーセン紀行 ルール説明
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」から捻出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(現在のゲーム路銀 -¥3,290)※北海道内はマイナスでも可。

 

 

 稚内 ('01.9.15)

 


2001年9月15日、午前8時起床。

 

 

ホテルから一歩外に出たら、猛烈な風雨が襲ってきた。
いや、雨は霧雨程度なのだが、とにかく風が強い。傘も満足にさせないほどだ。

 


そうか、この北防波堤ドームは、こういう時のためにあったのか。
樺太へ行く、あるいは樺太から来る人々を、たびたびこういう風雨から守ってきたに違いない。

※1938年(昭和13年)から1945年(昭和20年)まで、ここに稚内桟橋駅があり、稚内駅からここまで線路が延びていました。

 


かつてここにも駅があったことを示すためか、SLの動輪が飾られていた。
隣には稚泊航路記念碑も。
戦後長らく途絶えていた稚泊航路だが、現在では「北海道・サハリン定期航路」として復活している。

※その後、利用低迷により、2018年を最後にこの航路は運航されていません。

 


車道から一段高くなったところに、しおさいプロムナードが延びている。
風はキツいけど、海がよく見える。

 

北防波堤ドームと、このしおさいプロムナードは、『風雨来記』(ふうらいき)というゲームに出てきたので知っている。
北海道を舞台にしたゲームといえば、『北へ』が有名だが、この『風雨来記』は、何たってストーリーが良い。
主人公の相馬轍は、バイクで道内を旅する旅行ライター。
道東・道央・道北を中心に回るうち、幾人かの女の子たちと知り合い、愛し合うことで、彼女たちを巡る物語が展開していく。

 

で、だ。
一応私だってライターのはしくれ。しかも道北から道央を経由する。
今回の旅で『風雨来記』のような出会いがあればいいなと、ちょっぴり期待している。
事前に、4泊5日のこの旅の中で、出会いのありそうなポイントを5つほど選んでみた。

  • 稚内へ来るときの飛行機の機内
  • 稚内全日空ホテル内のバー
  • 旭川に向かう宗谷本線の車内
  • 美瑛、富良野といった観光地
  • 帰りの北斗星の車内

……って、もう残り3つしかないか。

 

 

駅前の観光センターで、北海道限定、クリオネ加トちゃんストラップを購入。
店を出たあと、駅の裏手に回り、駐車場の中へ。お目当てはこれだ。

 


「最北端の線路」立て札。
「最南端から北へ伸びる線路はここが終点です」と書かれていて、その両隣に、日本最南端の「指宿枕崎線西大山駅」、そして「宗谷本線稚内駅」の名前がある。


日本国中をつないでいるJRの線路は、まさに、今、私が立っている、この位置で途切れているのだ。

 

※稚内駅は2011年(平成23年)に建て替えられ、この写真の位置が正面入口になりました。
線路はやや短くなり、この写真右側の車止め部分が、モニュメントとして保存されています。
「最北端の線路」の看板は、新たに設けられた車止めに移設され、駅舎の中から見ることができます。
(現在の看板では、「最南端から北へ伸びる~」の文言が「最南端から北へ繋がる~」と、少し変わっているようです)

 


つい最近まで宗谷本線を走っていた、急行宗谷を模した建物も。

※急行宗谷は、キハ40形・キハ48形を改造したキハ400形・キハ480形で運行されていましたが、2000年(平成12年)3月11日から、キハ261系の特急スーパー宗谷と、キハ183系改造車の特急サロベツ、利尻に置き換えられました。

 

いよいよこれから本格的に、日本縦断が始まるのだ。
始まる前から既にマイナ三千円だが。

 


午前10時19分、稚内駅着。
次の目的地・旭川までの、\5,250の切符を買って、48分発の“汽車”を待つ。
(もちろんSLではなくて、ディーゼル気動車だが、北海道では“汽車”と呼ばれる)
ゲーム路銀 -\3,290-\5,250=-\8,540
またこの駅では、到達証明書つきの入場券が売られていたので、それも買う。
あと、弁当がなかったので、かわりにお菓子を買った。

 



鉄道コム

 


やってきたのは1両の気動車。 ※キハ54形
クロスシートは全席進行方向向き。
一部に通勤車両風のロングシートも。

 

さて、気になるほかのお客さんだ。
人数は10人くらい。
うち半数が、私と同じような旅行者とみられる。
ここを「出会いのありそうな場所」に選んだのは、女性の旅行ライターさんでも乗ってないかと、期待したからだ。
でもやっぱり、こういう車両に乗るような鉄道ファンに、女性はいなかった。

 

(続く)

 

稚内・利尻・礼文 観光WEBサイト JR北海道

 

※最近の「日本縦断ゲーセン紀行」はこちら。

 


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『脱出ゲーム 香川県からの脱出』に登場する歴史上の人物を訪ねる旅。
大鳥大社で日本武尊にお参りした後、せっかくここまで来たので、近くの有名な史跡に立ち寄ることにしました。

 

 

 鳳('23.12.23)

 

『脱出ゲーム 香川県からの脱出』の登場人物3人にゆかりのある4社1寺を回る旅。
ここまで、日本武尊をまつる建部大社と大鳥大社を訪れて参拝しました。

次は神戸に向かう予定なのですが、せっかく鳳駅まで来たので、JR阪和線の普通・天王寺行きに乗って、3駅先の百舌鳥駅まで行くことにしました。
世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」の百舌鳥です。

 

 百舌鳥(もず)

 


車両は223系2500番台でした。

 


こぢんまりした百舌鳥駅西口。
普通電車しか止まらない駅で、しかも西口からは上りホーム、東口からは下りホームにしか行けないという簡素な構造。
これがまあ、あの有名な世界遺産の最寄り駅かと疑わしくなるほどです。

 

しかし、駅を出てすぐの所に、収塚(おさめづか)古墳という小さな古墳があり、さらにその奥には、巨大な古墳の一部っぽい、まっすぐな林が左右にのびています。
あれが日本最大、世界でも屈指の巨大墳墓である、“仁徳天皇陵”として知られる大仙陵古墳の一部です。

 

以前、神奈川県川崎市の若宮八幡宮にお参りしましたが、そこの御祭神が仁徳天皇。
川崎のときにも書きましたが、民衆が生活に困っているのを察して、税を3年間免除し、自らも質素倹約に努めるなど、徳の高さや賢さを持つ名君だったと記録されています。

 

大仙陵古墳が本当に仁徳天皇の御陵かというと異説もある、というか本格的な調査が行なわれていないので、はっきりとしたことはわかっていないようです。
ただ、平安時代の『延喜式』に記された仁徳天皇陵の特徴が、この大仙陵古墳と一致しています。宮内庁がここを仁徳天皇陵と比定していることもあり、昔からここは仁徳天皇陵として全国的に有名です。
なのでこの先の文章では、“仁徳天皇陵”の名で書き進めていきます。

 


駅から仁徳天皇陵正面の拝所へ向かう途中に、「百舌鳥古墳群ビジターセンター」がありました。
2021年(令和3年)にオープンした、新しい建物です。
百舌鳥・古市古墳群の各古墳の紹介展示や、8K空撮映像が見られるシアターがあります。(シアターの方は、私は見ていませんが)
レンタサイクルの貸し出しや、手荷物預かりサービスも行なわれています。

古墳グッズの物販コーナーもありました。百舌鳥古墳群の地図が描かれたキーホルダーなどを購入。

 

ビジターセンターには、古市古墳群に関する展示もありました。
昨日参拝した建部大社や、先ほど参拝した大鳥大社の御祭神である日本武尊の陵とされる、白鳥陵古墳が古市にあります。
近鉄の古市駅のすぐ近くだそうで、できればそちらにも参拝したかったのですが、ここからだとかなり遠いようなので断念。

百舌鳥古墳群ビジターセンター

 


ビジターセンターの南、大仙公園の一角に、仁徳天皇の像が建っています。

 

仁徳天皇が自らの陵地を決めて、工事を始めたばかりのとき、1頭の鹿が工夫(作業員)に突進してきました。
しかし衝突しそうになったところで鹿は突然倒れ、その耳からモズが出てきて飛び立ちました。鹿の耳はモズに食い裂かれていました。
工夫を救ったモズの勇敢さを称えて、仁徳天皇はこの地を「百舌鳥耳原」(もずのみみはら)と名づけたということです。

 

仁徳天皇陵には「百舌鳥耳原中陵」(もずのみみはらのなかのみささぎ)という別名があります。
百舌鳥古墳群も、JR百舌鳥駅も、この1羽のモズが名前の由来ということになります。

 

大仙公園の中にも複数の古墳があり、また堺市博物館があります。
博物館には古墳に関する展示が豊富にあるらしいのですが、時間の都合で立ち寄りませんでした。
堺市博物館

 


仁徳天皇・百舌鳥耳原中陵の遥拝所に着きました。
こうして堀の内側に入り、近くから前方後円墳を見上げると、その大きさ、広さに圧倒されます。

 


左側を見ると、堀がどこまで続くのか見通せないくらい。

 


右側の堀も、はるか向こうまで続いています。
しかもここ、古墳の南側の、短い方の辺ですからね。縦の長さはもっと長いんです。

墳丘の大きさだけでも、縦525メートル、前方部の幅347メートル(2018年の宮内庁調査より)。堀を含めると、縦840メートル、横654メートルもあるそうです。
これが1人のお墓とは。

 

遥拝所で仁徳天皇にお参り。
二礼二拍一礼でお参りしましたけど、果たしてこれで合ってるんでしょうか?

百舌鳥・古市古墳群

 



鉄道コム

 

 

 

「JR阪和線、南海高野線、バス、南海本線を細かく乗り継ぐ」へ続く)

 

※『脱出ゲーム 香川県からの脱出』のヒット祈願で、ゲームの登場人物ゆかりの地を巡る旅は、以前にも何度か行なっています。よろしければこちらも御覧下さい。

 

JR大津駅 瀬田の唐橋 建部大社(日本武尊) 建部大社、琵琶湖線 大阪駅となんば駅 南海・浜寺公園駅 阪堺・浜寺駅前駅と浜寺公園 夜の浜寺公園と堺市

 

(※関西・岡山ダイジェスト) 大津・建部大社と堺・大鳥大社(日本武尊)、神戸・須磨寺(尾崎放哉) 岡山・吉備津神社と吉備津彦神社(桃太郎) 安倍晴明神社と、あべのハルカス、道頓堀、特急ひのとり

 

 

池上駅 池上本門寺(日蓮) 矢口渡駅、蒲田の屋上観覧車 武蔵新田駅から新田神社(1)(新田義興、平賀源内) 新田神社(2) 新田神社(3)

 

東急&相鉄新横浜線&相鉄・JR直通線 緑園都市駅&ゆめが丘駅 藤沢本町(源義経) 辻堂駅・テラスモール湘南(前編) テラスモール湘南(後編) 片瀬江ノ島駅

 

多磨霊園(前編) 多磨霊園(後編)(大平正芳、大川博、菊池寛) 虎ノ門の金刀比羅宮 神田明神・将門塚(平将門) 東寺(空海) 白峯神宮(前編)(崇徳天皇) 白峯神宮(後編)(崇徳天皇) 晴明神社(安倍晴明) 北野天満宮(菅原道真)

 

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