実験の再現性 | Hamlog ~とある研究者のだらだら日記~

緊急事態宣言が出ている中ですが、査読依頼は来るんですねぇ。

 

(査読依頼を受けてくれる人が少ないのか…)

 

 

> 自転車操業

 

 

どうも~、はむです(   ・ω・) ノぃょぅ

 

 

( ・ω・) おーちた おちた  何におちた

 

 

 

( ・ω・) Journal! (Reject!)

 

 

・・・

 

コロナウイルスの緊急事態宣言の最中ですが、なんとか生活しております。真菌検査業務はある一定数依頼が来ておりますし、また、査読などの書類系業務もある一定頻度で来ており、なんやかんやと仕事をしております。

 

 

最近、色々と過去のデータを見返すことがあり、また、論文読んだりして色々考えていたことがあるのですが、その一つが実験の「再現性」です (もちろん、再現性のないデータはデータではない)。

 

in vitroの系でも、in vivoの系でも、ある一定回数繰り返して同じ結果 (同様の傾向) が得られることを確認することになるのですが、in vivoの系での再現性の確認は特に時間がかかります。

 

はむのやっている実験系でさえも、1つの実験に月単位でかかるものもあるのですが、免疫関係の実験や移入実験などになってくると、1つの実験で何ヵ月もかかるものもあり、これらの実験の再現性確認となると、非常に時間がかかります。

 

ちょっとしたことで系が崩れてやり直しとなると、精神的にもダメージが大きいですねぇ…

 

 

( ・ω・) まあ、1ヵ月位の実験でも挫けそうになりますわ

 

 

 

また、in vitroにしてもin vivoにしても、1回実験が上手くいって喜んだ後の、再現性実験の時の方がある意味緊張します。

 

 

( ・ω・) 初回実験、上手くいったぞー!

 

 

 

( ・ω・)

 

 

 

( ・ω・) 本当か…? (次上手くいくかな?)

 

 

だいたいの場合、ちょっと喜んだ後に、本当かな? (関西生まれではないが、ほんまかいな?) っていう気持ちになって冷静に戻ります。時々、すごい差異 (≒ 偶然にしてはできすぎていないか、これ、的なデータ) が認められて、流石にこれは次も上手くいくだろう、と思うこともありますが、そんなことは稀です。

 

 

2回目の実験前のはむ↓

 

:(´◦ω◦`): プルプル

 

 

 

・・・

 

 

(´•̥ ω •̥` ') ぴえん

 

 

残念ながら再現性が取れなかった実験もありますが (研究者なら一度ならず何度も経験があるはず…)、それは真理を突いていないということで、系の検討やら考え直しやらとなる訳です。

 

 

はむのメンタル的には、2回目で上手くいっても、3回目の時はまた緊張するのですが、いずれの場合でも、ある程度落ち着いた (精神・身体) 状態で実験を行うのが一番上手くいくと思います。それでも時には予想外のことが起こるのですが、それはまた別の話。

 

 

そうこうして、形にした論文を先日投稿したのですが、冒頭に書いた通り、見事にreject!

 

 

 

(´•̥ ω •̥` ') ぴえんぴえん

 

 

 

Reviewerの査読コメントはとても的を射たものであり、これはrejectも仕方ないなぁと思い、再度構成を考え直していた訳です。

 

Reviewerの方 (誰かは存じませんが) がよくわかっている人だと、もらえるコメントも今後の参考になるものが多いので、自分の論文データ・draftを修正する上で非常に有益です。自分もそういった査読コメントを書けるように頑張らねば…。

 

(そのためには、その分野の知識を深めることが重要ですね)

 

 

本日はこの辺で。


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