絵鞆半島の最西端、絵鞆岬展望台からの眺望です。室蘭港の入口付近に大黒島が
浮かぶ。後方、左側には有珠山・中央に昭和新山、右側には残雪を抱く羊蹄山の
3活火山の揃い踏みです。
絵鞆岬の海にせり出す展望台に立つと、海面から立ち昇る磯の香が仄かに漂う。
さらに、視線を遠くに向けると、噴火湾の大海原と遠方の山々の大パノラマが
広がります。岬一帯は、市内を代表する景勝地の一つです。
対岸は渡島半島、噴火湾の大海原を隔て当地と三十数キロほど離れる。
頂から山腹にかけて残雪を抱く、北海道駒ケ岳が優美な山容を洋上に
浮かべる。
絵鞆岬展望台の駐車場近傍から望む港側には、家々がビッシリと建ち並ぶ。
岬の周辺一帯は、大自然と人々の日常が共存する特異な場所です。
絵鞆岬を後にして、港側に曲がりくねる坂道を下る。途中、眼下には絵鞆漁港。
遠方には、室蘭港を跨ぐ 白鳥大橋方面の眺望が広がる。岬を訪れた帰り、必ず
カメラを向けたくなる場所です。
漁港のすぐ前の海域はホタテ貝の養殖場。稚貝から3年間手塩にかけ育てた、
大ぶりのホタテ貝、ブランド名「蘭扇」として出荷されます。
浮き球には、ホタテ貝が入った養殖籠が吊り下げられています。
絵鞆岬の沖合は噴火湾の良漁場、ホタテ貝の養殖漁船がエンジン全開で行き交う。