県配布の布マスクをもらいました! | フランス人の彼との結婚までの道のりとその後のふたり

フランス人の彼との結婚までの道のりとその後のふたり

2012年11月に日本で結婚、2013年2月からフランスに住んでいます。
国際結婚手続きとフランス生活やフランス語の学習記録。
旅の思い出も時々織り交ぜて、庶民の暮らしをお届けします。

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みなさま、お元気ですか? わたしは昨日、コメント欄で元気です~と書いた瞬間に急に体調が悪くなり、その後ずっと寝込んでいました、、涙

 

今日はおかげさまでだいぶよくなった感じです。

 

 

でも、日本では今は特に九州で豪雨の被害が甚大ですね、、コロナウイルスに加えて、熱中症の心配もあり、さらに豪雨で打撃を受けてとても心配です。

 

まだ大雨の厳重警戒は続くようですので、どうぞ気を付けてお過ごしくださいね。被害が大きくならないように祈っています。。

 

 


 

ところで、昨日、郵便受けにマスクが届いていました!

 

 

A4サイズのお知らせとマスクが2枚、宛名のない封筒に入って投函されていたそうです。

 

差出人は、モゼル県庁です。

 

5月11日にメス市配布のマスクをひとり1枚もらっていましたが、2か月後に今度は県から世帯ごとに2枚ずつもらえました。^^

 

 

もう市販の布マスクも買おうと思えば買える状態なんですが、先週家に遊びに来た一人暮らしのスーさんの友人は、くちゃくちゃになった市配布マスクを使っていたので、彼のためにもこのタイミングでよかったなと思いました。^^

 
 
 
 
上の記事は昨日付けなんですが、即日届いてたので早かったですね。
 
封筒入れ(?)は、HANDIRECTという entreprise adaptée と、Afaedamという ESAT で行われたそうで、どちらもメスにある会社だそうです。

 

 

Entreprises Adaptéeというのはどういう意味だろうと調べてみたら、障がい者支援の会社みたいですね。
 

EA / ESAT : quelle différence ?

Il convient d’apporter quelques précisions quant à la différence entre une Entreprise Adaptée (EA) et un Etablissement et Service d’Aide par le Travail (ESAT) qui accueillent tous les deux des travailleurs handicapés : 

画像と文章は、UNEA公式ウェブサイトより

 

UNEA(Union Nationale des Entreprises Adaptées)によると、EAESATはどちらも障がい者支援の会社だけれど、明確に違いがあるみたいです。

 

日本の厚生労働省の「フランス及びドイツの障害者雇用促進制度について」という資料によると、フランスの場合、

 

障害者の働く場

①通常の民間企業・公的部門
適応企業から退出した障害労働者を採用した企業には、一定の条件の下、助成金が支給される(雇用1年目のみ)。
(例)労働時間がフルタイムの場合 4,500€
適応企業・CDTD(在宅労働供給センター)
適応企業・CDTDとは、障害労働者を少なくとも80%雇用する企業。個々で働く障害者には、労働法典の適用があり、最
低賃金の保障もされている。また、国から補助金が支払われる
適応企業・CDTD で就労するのは、障害者権利自立委員会(CDAPH)によって、通常の労働市場での就労が可能とされ
た障害労働者。
ESAT(労働支援機関・サービス)
ESATで就労するのは、障害者権利自立委員会(CDAPH)によって、一時的又は永続的に、通常の企業や適応企業・
CDTD でフルタイム又はパートタイムでの就労に従事すること、又は、自営での就労が不可能であると判断された障害者。
ESATは、社会福祉・家族法典の規定に服する医療・社会福祉機関であり、ESATで受け入れられた障害者は、医療福祉
機関の利用者と位置づけられる。

 

とのことで、EA(Entreprise Adaptée)は「適応企業」、ESAT(Etablissement et Service d’Aide par le Travail)は「労働支援機関・サービス」という日本語訳になるみたいです。

 

 

 

ちなみに、放送大学の大曽根寛教授による「フランスにおける障害者の権利に関する新しい法律(2005年)と障害者のための労働政策」によると、

 

要旨

フランスでは、2005年に成立した「障害者の権利と機会の平等、参加および市民権のための法律」により、障害者政策の枠組みが大きく変わった。雇用率制度の改善が図られ、適合企業(EA)・在宅労働供給センター(CDTD)や労働支援サービス機関(ESAT)の設置等労働能力の低下した障害者向けの就労の場も整備された。所得保障面では、PCA(障害補償給付)の創設や最低賃金と連動する所得保障政策が実施され、障害者のワンストップ窓口である県障害者センター(MDPH)や障害の認定等、障害者の権利に関する決定を行う障害者権利・自立委員会(CDAPH)も整備された。ここでは、2008年のリーマンショック、同年に発効した国連障害者権利条約の影響等も踏まえ、フランスにおける権利と機会の平等という理念と障害者雇用・就労政策、特に保護的就労への対応を最近の動向も踏まえ整理し、日本へのインプリケーションを論ずる。

 

EAは「適合企業」、ESATは「労働支援サービス機関」という日本語訳になっています。

 

個人的には、最近の日本の行政機関の名前には「・」が多用されていますが、ちょっと違和感を感じるので、「・」はないほうがいいかなと思ったりしています。。

 

 

ということで、話がそれましたが、今回の県のマスク配布は、地元の障がい者の方々にも活躍してもらえてよかったんじゃないかと思いました。

 
 
 
こちらがその2枚のマスク、表側と裏側です。(洗濯してから気づいたんですが、ちゃんとノーズワイヤーも入っていました!)
 
 
マスクの性能ですが、医療用でない(Usage Non Sanitaire)マスクのカテゴリがUNS1とUNS2があるうちの上位のほうになっています。
 
UNS1=Efficacité de particules de 3 µm : >90 %
UNS2=Efficacité de particules de 3 µm : >70 %
 
見た感じ1層マスクみたいなんですが、外側がポリエステルで内側がポリアミドだそうです。圧着してあるのかな?
 
 
洗濯は60度で、10回まで使用可能のテスト済みだそうです。
 
 
布マスクは洗って繰り返し使えるのがありがたいですが、寿命があるので注意しないといけませんね。

 

 

 

家の近所では夏になってマスクをしない人が急に増えて、マスクをして街を歩いている人が少数派(5~10%ぐらい?)になってしまいましたが、わたしは感染の危険が去るまではとりあえずマスクをしようと思っています、、

 

でも外ではみんなマスクを着けていないけれど、ショッピングセンターに入ると、独自でマスク着用が義務のお店もあるので、結構みんなマスクしてるんですね。一応持ち歩いてはいるみたいですね。