11月26日、中小企業庁ホームページにて補正予算案の内容(中小企業関係)が公表されました。
予算規模でいうと4兆円弱(3兆8,594億円)となっています。令和2年度3次補正予算と令和3年度当初予算の合計が2兆3,951億円ですから、1.6倍に膨らんでいます。


さて、内容ですけども以下、予算規模順に見ていきますと、

1.事業復活支援金【2.8兆円】
2.事業再構築補助金【6,123億円】
3.生産性革命補助金【2,001億円】
4.資金繰り支援【1,403億円】
5.事業再編・再生支援【757億円】
6.事業環境変化への対応支援の強化【130億円】
7.災害からの復旧・復興【128億円】
8.「がんばろう!商店街」事業※既存予算で対応

となっています。

事業復活支援金【2.8兆円】が目玉ですね。
こちらは売上が50%以上落ちた事業者に対する支援です。
気になる支援金額ですが、こちらは売上の減少率に応じて異なります。
上限額については以下。

■売上高減少率50%以上
・年間売上高1億円以下 100万円
・年間売上高1億円超~5億円 150万円
・年間売上高5億円超 250万円
・個人 50万円

■売上高減少率30~50%
・年間売上高1億円以下 60万円
・年間売上高1億円超~5億円 90万円
・年間売上高5億円超 150万円
・個人 30万円

補正予算成立後、準備期間を経て申請受付開始とのことです。

こちらは話題になるでしょうね。
このコロナ不況で売上が3割落ちていないところは少ないでしょうから、対象となる事業者さんは多いのではないでしょうか。

たかだか100万、200万で固定費が賄えるかよ!という声も聞こえてきそうですが、いただけるものはしっかりいただいておきましょう。

政策側では資金流通量を増やす意図もあるかもしれませんし。


他、IT導入補助金がPCやタブレット代も対象になるのは新しいですね。
これまでは他にも転用されるということで対象でありませんでしたから。
(なにがしか"縛り"を設けられるかもしれませんが)
これを機会にPCの買い替えなどもありかもしれません。


個人的には、中小企業の私的整理等のガイドラインが策定される予定だ、ということなので、どういった内容となるか興味があります。
弱った企業が新たなガイドラインを活用して再生を図れるといいですね。

 

詳細情報は中小企業庁のホームページからご確認ください。

中企庁HP→ https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/index.html

 

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
中小企業の再生、再成長を支援します!
中小企業経営コンサルティング
池田ビジネスコンサルティング (代表 池田輝之)
www.ikedabc.jp/

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
経営者の幸せな引退を弁護士、税理士、コンサルタントがチームで支援!
会社のたたみ方支援プロジェクト
ktproject.jimdo.com/