こんにちは!






SRSを受けてから半年が経ちました。

体調に大きく変わりはありませんが、かーっと暑くなるホットフラッシュや、体のだるさが増えたような感じが強くなりました。


前回書いたように、4月から大きく生活が変わり単純比較ができないので、正確にはよくわからないというのが正直なところです




ホルモン注射は、術後1か月後にネビドを打って、
先月、SRS後2本目を打ってきました。

5ヶ月ぐらい空けたかったのですが、ホットフラッシュとだるさが気になり、新天地での勤務もあったので、4ヶ月後に予約を変更して打ちに行きました。



血液検査の結果は、男性ホルモンは残っていたのですが、

LH  76
FSH 117

と、女性ホルモン値が大変高くなっていました

基準値を見てみると、閉経後の女性の値なので、感じていた症状は更年期症状で間違いなさそうです。



SRS前が
LH  4.9
FSH  6.5

SRS直後の前回が
LH  54
FSH  68

なので、確実に高くなっています。



ざっくり説明すると、FSHは、エストロゲンを出すための刺激ホルモンで、エストロゲンが出ないとどんどん出てしまうようです。エストロゲンが出ることで落ち着くらしいので、外部からジェル等でエストロゲンを摂取することで対処しているFTMの方もいるようですね。



ネビドを打つと症状は落ち着いてきましたが、このままだと期待していたよりも間隔は空けられなさそうです。
もしかしたら、ネビドよりも短期型の方が良かったりするのかな・・・?


今はそこまで症状が辛くないのですが、様子を見て辛くなってきたら、ホルモン注射の種類の検討や通院を考えたいと思います。
















前回、教員を退職したことを書きました。


次の職が決まり、新天地にて働き始めたので、
転職活動や、入社のことについて書いていきたいと思います!








転職活動について


昨年8月頃に、転職エージェントとハローワークに登録し、
今年1月末から求人票への応募を開始しました。





退職を申し出たときは、応募や面接はしていたものの、次の働き先は決まっていませんでした。

次が決まっていない状態で退職して良いのか相当迷いましたが、
退職するタイミングは年度末と決めていたので、あと1年を「辞めたい」という気持ちが少しでもある状態で過ごしたくないと思い、退職届を提出しました。





3月頭から、本格的に応募を始め、3月中旬から面接を受けていきました。

オンラインだけではなく、対面の面接も増えていき、
まだ在職中だったので、遅い時間に設定してもらったり、休暇を取ったりして受けに行っていました。





あっと言う間に3月も終わりになってしまい、残念ながら退職の日までに決めることができず、何も決まっていないまま4月を迎えてしまいました。


3月末までに内定をもらった企業も2社あったのですが、辞退していました。

選考が進んでいく中で会社に対する不信感が強くなってしまったり、提示された年収が想定より低かったりしたことが理由です。

早く決めてしまいたという気持ちもあったのですが、入社する前から後ろ向きなところは良くないのではと断り、焦る気持ちを抑えながら、じっくり選考を進めていきました。






4月に入って、退職して時間に余裕ができたことで、選考もスムーズに進みました。

完全に退職してしまってからの転職活動は、焦る気持ちがとても強く、すごく苦しい時期もありました。

不採用通知、いわゆる“お祈りメール”が来る度に「どこも雇ってくれなかったらどうしよう」という思いがとめどなく沸いて、大学時代に就職活動を経験しなかった私は、就活の厳しさを実感しました。


面接では、
「なんで教員を辞めたのか」の質問は必須で、「教員という安定した職、教育学部を出てまで希望していた職を手放すなんて何かよっぽどの理由が?」と、かなりつっこまれることが多かったです。

これらの質問を、簡潔に、また後ろ向きに捉えられないように答えるのは苦戦しましたが、面接を経るたびに伝え方を工夫したり軸を固めていったりすることで、相手に理解してもらえるよう伝えられるようになっていけたかなと思います。






面接を重ねていったことで、自分の考えを伝えることがうまくなっていったこともあってか、
4月中旬には、さらに3社の内定をもらうことができました!

その中から比較検討し、入社するところを決めました。



結果、途中で辞退してしまったところもありますが、合計で14社応募し、5社から内定をいただきました。

コロナ禍で求人数が減っていると言われていましたが、それでも募集している企業はそれなりにあって、全く就活が進まない...といった状態にはならず良かったです。








転職活動は、
2つの転職エージェントと、ハローワークの力をお借りしました。


始めたばかりの頃は、自分で直接企業に応募する求人サイトも使ってみたのですが、
求人票の見方や条件交渉の仕方で迷うことがあり、専門家に頼ろうと考え、後半は利用しませんでした。



転職エージェントは、2つ以外にも何社か登録してみたのですが、一番最初の面談だけ受けて、継続しないことが多かったです。

私の使い方・伝え方が悪かったのかもしれませんが、興味のない分野しか勧められなかったり、その後の進め方がよくわからなかったりしました。



決まるまで継続した2つのエージェントも、正直に言って微妙でした

最初こそ丁寧に聞き取りをし、求人を紹介してくれるのですが、だんだんと興味のない求人が増えていき、面談等のサポートもあまり良い印象ではありませんでした。





一番親身になって相談に乗ってくださったのは、ハローワークです。

教員から転職した友達から教えてもらい、若者向けの「わかものハローワーク」というところに通っていました。

8月から通い始めたのですが、最初から最後まで同じ担当者の方が付いてくれて、サポート体制もわかりやすかったです。



エージェントは転職したいと伝えるとすぐに求人の紹介に移ることが多かったですが、
ハローワークの担当の方は求人を出す前に「なぜ転職したいのか」という動機を限界まで掘り下げてくれました。

8月から行くたびに毎度「なんで転職したいの?」と聞かれ、初めて応募したのは3月。

応募の段階までいく前の私は、すごくもどかしい気持ちでした。
転職したいと伝えているのに、いつもいつも「本当に?」と聞かれ、正直通うのをやめようかと思うときもありました。

しかし、今考えれば、その掘り下げがあったからこそ、自分が転職に求める要素を再確認し、志望動機や面接での伝え方を考えることができたのかもしれません。

そして、私の興味や経験に合わせた方向性を定めてくれて、求人も精査してくれました。


エージェントもハローワークも、付いてくれる担当者の方の相性やカラーもあると思いますが、私はここのハローワークにお世話になって良かったなと思っています。















入社時の手続き


内定を受諾し、入社が決定した後、
健康診断がありました。


健康診断は、指定された医療機関で受けたのですが、
特に性別のことは触れられずに終わりました。

レントゲン写真を見たときに、「明らかに骨格が女性だな...」とヒヤヒヤしました。

骨格の変わらなさには絶望です・・・。






入社時の書類関係は、
「就職するときに性別欄が関係あるものって何があるの?」と疑問に思う方もいるかもしれないので、少し書き残したいと思います。

私の場合、入社時に提出した書類で性別欄がわかるものは、マイナンバーカード年金手帳でした。



私は前職が教員だったので必要ありませんでしたが、
もし他の企業等に勤めた経歴があれば、「雇用保険被保険者証」というものも必要で、
これの性別欄を変更するのを忘れ、転職先で変更前の性別が伝わってしまったケースも聞いたことがあるので要注意ですね。


あとは、健康保険や年金関係で、前職場から情報を引き継ぐこともあるらしいので、前職を戸籍変更前に退職した場合には、現職場にも変更前の性別が伝わってしまう可能性があるみたいです。




私は、戸籍変更してから少し経っていたので、マイナンバーカードも年金手帳も、変更後の物で提出が間に合いました。

また、前職を退職してから少し機関が空いたことで、国民健康保険と国民年金に加入したので、前職の情報も引き継がれなかったものと思われます。

戸籍変更を済ませて書類上の問題はなくなったので、性別のことは伝えずに働こうと思っています。








さっそく新しい健康保険証も受け取ったのですが、
性別欄をまじまじと見すぎて「何か間違ってる!?」と言われてしまいました

性別欄が男性になって「嬉しい」というより、
「もう気にしなくていいんだな」という安心感が大きいです。








実際に働き出して、
当たり前ですが、新しい環境の方が良いなと感じる点、教員だった頃の方が良かったなと感じる点、さまざま出てきました。


もう少し経ったら、教員生活と転職後の生活を比較した感想をまとめてみようかな。

教員を辞めたことが果たして正しい選択肢だったのかどうかは、正直まだわかりません。ただ、勇気をもって環境を変えたからには、しばらく新しい環境で頑張ってみたいと思います。















最後に、2つご紹介を。



まずは、素敵なお店の紹介です。


新宿にある東京都庁の地下にある
KURUMIRU』というお店、ご存知でしょうか?



私は転職活動をする中で知ったのですが、
東京都内の障害者福祉施設で作られている自主製品を取り扱っているお店です。


季節ごとに定期的にフェアをやっていて、
私が行ったときには端午の節句フェアをやっていて、こいのぼりの飾りを買いました。

KURUMIRU



とてもかわいいですよね!



このような雑貨の他にも、バッグやポーチ、アクセサリー、ハガキなどなど、本当に様々な商品が販売されています。

「障害のある方が作っているから」という理由ではなく、
商品として魅力的なものがたくさんあるので、お近くに行った際にはぜひ足を運んでみてください!













もう一点は、ブログの追記をしたお知らせです。

子宮頸がん関連で後日談があったので、追記しました。
私の少し後にSRSを受けた友達も、同じく術後の検査に引っかかったそうです。

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