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https://seishun.jp/entry/20201012/1602464400


「日光浴は健康によい」はウソだった! 更新された科学常識3選

科学の研究、発表は今も日進月歩で進んでいるため、知識の更新を怠るといつの間にか旧常識を信じていることにもなりかねません。私たちの身の回りでおこるさまざまな現象について、最新の科学ネタを3つご紹介します。

日光浴をしすぎると健康にとって害になる


以前は日光浴をすればするほど健康によいと言われていた。たしかに紫外線にはビタミンDを合成する働きがあるため、健康によい側面はある。ビタミンDが生成されると食物からカルシウムを吸収しやすくなるため、骨を丈夫にしてくれる。また、最近ではビタミンDは膵臓がんや肺がんを予防する効果があることも判明している。

しかし、最新の研究ではビタミンDで受ける恩恵より、紫外線から受ける悪影響の方が大きいことが明らかになった。特に幼い子どもは紫外線から強く影響を受けるため、紫外線対策を怠ってはならない。

オーストラリアでは、帽子をかぶっていない子どもは校庭で遊んではいけないとして、「ノーハット・ノープレイ」と指導している学校も多い。さらに、薄毛の人は毛根の抗酸化物質が不足しているため、紫外線を浴びると活性酸素の影響で薄毛を加速させてしまう恐れもあるという。

また、「日光浴をしなければ十分なビタミンDがとれない」と思う人がいるかもしれない。しかし、ビタミンDは食品から必要な量を摂取することが可能だ。イワシやサケなどの魚や卵黄などを積極的に摂取していれば、必要なビタミンDは十分摂取できるだろう。

もしビタミンDを含んだ食品を食べにくい環境にいたとしても、一日中日光に当たる必要はない。真夏日の正午ごろであれば、1日たった3分ほど日光に当たるだけで、その日に必要なビタミンDはとれるのだ。

以前は母子手帳にも「日光浴が必要」と書かれていたが、その記載は1998年には消えてしまっている。日光を浴びるのが健康的だというのはすでに古い常識だと言える。

「金属を身につけていると落雷に遭いやすい」は迷信だった


「雷が鳴っているときに金属を身につけていると危ない」という話を聞いたことはないだろうか。実は、この話は迷信だということが明らかになっている。金属を身につけていようといまいと、落雷の確率は変わらないというのだ。

落雷の確率は変わらなくても、いざ落雷したときに電気が通りやすい金属を身につけているのはやはり危ないと感じるかもしれない。しかし、むしろ金属を身につけていた方が身の危険を回避できることも明らかになったのだ。

2009年、イギリスの14歳の少女が落雷の被害に遭った。ところが、彼女は火傷や鼓膜の破裂を伴ったものの、心臓などの臓器に損傷はなく命に別状はなかった。彼女を救ったのが、金属でできた音楽プレイヤーだったという。少女を直撃した雷は、より電流を通しやすいイヤホンを通じて音楽プレイヤーへと流れていったのである。

もし彼女が音楽プレイヤーを身につけていなければ、命を落としていた可能性が高いという。むしろ金属を身につけていた方が生存率は上がるということだ。

一見、ゴム長靴やレインコートのような絶縁体の方が安全に思えるが、これらは3億ボルトもの雷には耐えられないという。実際、落雷を受けたレインコートやゴム靴はボロボロになってしまったそうだ。

雷との距離は安心材料にはならない

雷が起こるときは、稲妻が光ってから時間を置いて雷鳴が響くことが多い。これは、自分の場所と雷との間に距離があり、光と音の伝わる速さに差があるからだ。

光は秒速約30万キロと言われており、雷が起こってすぐに稲妻を観測できる。しかし、音は秒速340メートルでしか進まないため、雷との距離が開けば開くほど、雷鳴が届くのは遅くなるのである。

このことから、雷鳴が遅れて聞こえてくるときは、まだ雷と距離があるため安全であると言われることもあるが、これも間違っている。

たしかに、雷鳴が遅れたということは、そのとき落ちた雷との距離が開いているのは事実だろう。しかし、雷が次も同じ場所に落ちるとは限らない。

雷鳴が稲妻に比べて15秒遅れると、距離としては雷と5キロ離れていることになる。一見、安心できる状況に見えるが、雷が次にどこに落ちてくるかはわからない。5キロ先の自分のところに雷が落ちてくる可能性も十分考えられるのだ。

雷雲を発見したら、金属などは身につけたままでいいので、まずは安全な場所に逃げることが先決。特に、車や電車の中であれば、雷が車体の表面から地面へと流れてくれるため、非常に安全だと言われている。

「酒は百薬の長」には根拠がなかった


「酒は百薬の長」という言葉がある。もちろん、お酒の飲みすぎが健康に悪いのは言うまでもないが、適度の飲酒であれば、酒をまったく飲まないよりかえって健康によいとこれまでは言われていた。適度の飲酒とはビールであれば中瓶一本、日本酒であれば一合程度。

酒の一番の効用はストレスが発散され気分がリラックスすること。ストレスは病のもとなので、その可能性を減らすことができる。血行もよくなり、善玉のHDLコレステロールを増加させることで、動脈硬化や心筋梗塞の予防にもつながると言われている。

適度の飲酒が健康によいと言われていたのは、実際にそれを示すデータが存在していたからだ。1日の平均飲酒量と死亡率の関係を分析したデータで、日本でも欧米でも同じような結果が出ている。最も死亡率が低いのは、酒をまったく飲まない人ではなく、1日のアルコール量が20グラム以下、つまりビール1缶程度の飲酒をしている人だった。

データが正確でないことが判明

しかし、ヴィクトリア大学と豪州国立薬物調査研究チームの最新の研究によると、飲酒量と死亡率の相関関係に関する今までのデータは正確ではないことが判明した。飲酒しない人の大部分は以前に飲酒しており、病気になったことを理由に禁酒していたからだ。つまり、死亡率が高かったのはもともと疾患を持っていた人が多かっただけ、という可能性があるのだ。

そこで、研究チームはこれまでのアルコール量と死亡率に関する研究論文87件のうち、禁酒の理由が明確でない論文を除き、疾患の有無をきちんと考慮したうえで、飲酒と死亡率の関係について再度分析を行った。

すると、適度な飲酒をすることで死亡率が明確に下がるという事実は確認できないことが判明した。つまり、お酒を飲んでも飲まなくても、寿命には関係ないのだ。冒頭に挙げたように、適度の飲酒には動脈硬化などを防ぐ効果は認められているが、飲酒によってリスクが上昇する疾患もあるため、相殺されて同程度の死亡率になっているのではないか——。研究チームはこのように推測しているそうだ。

オックスフォード大学の研究によると、少量の飲酒でも心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まることが判明した。WHOはアルコールを発がん性物質に認定しているため、たとえ少量でもがんのリスクは高まるようだ。

さらに、適量であっても飲酒は脳の海馬を萎縮させることも明らかになった。記憶力や言語能力が低下し、認知症のリスクも高まる。脳は一度萎縮すると元に戻ることはない。もちろん、適度に飲むのであれば問題はないのかもしれないが、お酒を飲まないのに越したことはないのだ。

科学の常識は、時代と共に解釈が変わるのが普通。研究が進んで、常識が覆る事がある事を覚えておこう。

一休.com



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