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https://news.yahoo.co.jp/articles/4bb2f0d30be71d874b22a6f3d54b1e4fd44ee5a1


新型コロナワクチン「過度な恐れは不要」 米大学所属の日本人専門医、最前線から訴え



 昨年末から欧米で新型コロナウイルスを予防するワクチン接種が始まった。日本では2月から医療従事者に、3月からは国民への接種が始まる見通しだ。一部で接種を受けた人にアナフィラキシー(重度の全身性アレルギー)の症状が出るなどの報告がなされているものの、米国で新型コロナの診療やワクチン研究の最前線で活躍する紙谷聡医師は「ワクチン接種による『副反応』に関して過度に恐れを抱いている人が多い。正しい知識を身に着け、接種の判断をしてほしい」と訴える。紙谷医師に寄稿してもらった。

▽「正確な情報」得にくい現状 2019年末からの新型コロナウイルスの世界的な大流行は、1年たった今も世界中で猛威を振るっている 。

マスク、手洗い、ソーシャルディスタンスの確保など、基本的な感染予防対策が引き続き「極めて重要」であることは言うまでもないが、このパンデミックを収束させる「要」の一つとして、有効で安全なワクチンの開発が挙げられる。

いまだかつてない規模の資金・人的援助や最新の技術によって、一部の新型コロナウイルスワクチンの開発は極めて順調に進んだといえる。米国などでは厳格な審査を経て認可に至り、ワクチン接種が開始された。日本も2021年3月の国民へのワクチン接種開始を目指し、その準備に尽力している。

しかし、今回のワクチンは海外で開発されたという経緯もあり、なかなか日本に正確な情報が届きにくいのが現状だ。ちまたにはすでに様々なデマや誤情報が出回っており、必要以上に不安をあおる記事なども見受けられる。今回はこうした誤情報に惑わされないように、皆さんが知っておくと役に立つ、ワクチンの安全性に関する基本的な知識について解説したい。 ▽反応全てが「副反応」ではない

 まず最も重要な知識は、ワクチン接種の後に起こったことのすべてが「副反応」と断定されるわけではないという点だ。 例えば、以前にも何度か心筋梗塞を繰り返している高齢者が、ワクチンを打った半年後にまた心筋梗塞を発症した場合、はたしてワクチンが心筋梗塞を引き起こしたと断定できるだろうか。

 もちろん詳細な調査は必要だが、この場合はワクチンが原因で心筋梗塞となったと考えるよりも、もともとの心臓の病気がワクチンとは無関係に進行したと考えるほうがはるかに自然だ。

つまり、その症状がワクチン接種と「前後関係」があった(接種の後に起こった)ことのみをもって、「因果関係」があった(接種が原因で起こった)とすることは早計で、そのように断定はできない 、ということだ。

このため、テレビや新聞、インターネットなどで「ワクチン打った後に〇〇〇を発症」という情報に触れても、まずは冷静になることが肝要だ。前後関係がそのまま因果関係につながるわけではない。因果関係を証明するためには「事例の詳細を専門家が検討して、研究や調査を進めることが必要」ということを念頭に置いたうえで、慎重に記事などを読むことが重要だと筆者は考えている。

▽「有害事象」と「副反応」の違い この基本的な知識をふまえて、次にワクチンの「有害事象」と「副反応」の用語の違いを解説したい。

 有害事象ときくと、まるでワクチンによって起きた有害な健康被害と結び付けてしまいがちだが、実はそうではない。

有害事象とは、ワクチン接種後に起きた健康上好ましくない事象のすべてを含む。極端な例だが、ワクチン接種後に不慮の自動車事故に遭ったり、雷に打たれて被害を受けたりしたケースであっても、報告された場合は有害事象として扱われる。

すなわち、有害事象とは「前後関係」さえあれば、「因果関係」の有無は問わないもので、ワクチンとは関係のないものも多く含まれる。一方で、副反応とは有害事象の中で、因果関係が証明されたもののみを指す。

これらの用語はニュースなどでもよく誤用(まだ因果関係がわかっていないにもかかわらず、副反応の用語を使ってしまうなど)されているのを見かける。因果関係について明記されていない場合は、まずはワクチンが原因とは分かっていない「不確かなもの」だと受け止めるべきだ。

 ▽良薬は口に苦し


 次に、ワクチンを接種したときの反応について解説をしたい。

そもそもワクチンとは体に異物を入れることで、体に反応を起こさせて免疫を活性化させ、抗体を作ることを目的とするものだ。このため、体の中で全く反応が起きずに抗体を作ることができなければ、全く効果のないワクチンとして開発中止となってしまう。

ワクチン接種によって体内で免疫反応が起こり、抗体を作る過程で、いったいどのような反応が起きるのだろうか。

実はその反応こそがいわゆる接種部位の局所反応(痛み、腫れ、赤み)や全身反応(発熱、だるさ、頭痛など)で、体が「正常に」ワクチンに反応し、感染し発症しないための抗体を作っている証拠だ。

もちろん反応の程度にもよるが、腫れや発熱などをむやみに副反応だといって怖がる必要はなく、むしろ感染に打ち勝つための抗体を作る正常な反応の一つだと考えることが重要だ。

今回、日本にも導入される新型コロナワクチンのうちmRNAワクチン(米ファイザー・独ビオンテック両社製や米モデルナ製)は、こうした局所・全身反応の頻度が他のワクチンに比べて多いことがわかっている。一方で、mRNAワクチンは新型コロナウイルス感染の発症を防ぐ効果が極めて高いことも判明しており、まさに「良薬は口に苦し」といったワクチンなのだ。

 これらの反応は特に2回目の接種後に多くみられるが、そのほとんどが軽度から中等度で収まり、数日以内に回復することや、高齢者のほうがこうした痛みや発熱などの反応が出ることが若い人より少ないこともわかっている。 こうした「正常」な反応がワクチン接種後に起きても過度に恐れる必要はなく、市販の解熱鎮痛剤などで症状を和らげることも可能だ(解熱鎮痛剤でワクチンの効果が落ちることはない)。ただし、万一解熱鎮痛剤で収まらないほどの強い痛みや高熱などの反応が出た場合は、すみやかに医療機関を受診してほしい。

▽重度の副反応は? 最後に、現在わかっているmRNAワクチンの重度の副反応について解説したい。 接種が開始された北欧や北米で、mRNAワクチン接種後に重度の全身性のアレルギー反応であるアナフィラキシーが報告されている。 昨年12月23日までに米国疾病予防管理センター(CDC)は、接種100万人あたり約11人の頻度でアナフィラキシーの発症を認めている。ただし、これまでの21人の発症者のうち、追跡調査が可能だった20人は全員、回復が確認された。

この頻度はまだ接種開始後 10日間のデータからのみの解析結果であり、今後のデータの集積により変動する可能性があるため、報告を注視する必要がある。

重要なのは、アレルギー反応はほかのあらゆるワクチンでも起こり得ることで、決してmRNAワクチン特有の副反応ではないということだ。 アナフィラキシーの報告を受けて、CDCでは「mRNAワクチンの成分(ポリエチレングリコールなど)に対して、重度もしくは即時型のアレルギー反応がある場合は接種不可」とした。また、mRNAワクチンの成分には含まれないが、ポリエチレングリコールと交差反応性を持つ 、軟膏剤などに使われる物質「ポリソルベート」に即時型アレルギーがある場合も不可となった。

一方、その他のワクチンや注射薬に対してのみ即時型のアレルギーを示す人は接種不可とせず、希望する人にはかかりつけ医との相談のうえで接種を許可している。さらに、mRNAワクチンには 卵やゼラチンなどの成分は含まれていないため、食物、飲み薬、ペット、ほこりなどのアレルギーを持つ人も通常通り接種ができる。

 アナフィラキシーは、基本的にまれな副反応で、かつ治療薬もある。しかし、重度の症状を引き起こすのは事実なので、引き続き慎重に監視していく必要はある。現時点ではアナフィラキシー以外の重度の副反応について、因果関係が明確な症状の報告はまだないが、各国のワクチン安全性監視システムで、中長期的な安全性を含め現在進行形で監視が進められている。

▽筆者は「接種後も普段通りに生活」 1月13日現在、米国で1000万人以上、世界では3000万人以上が新型コロナワクチンを接種している。

筆者も最前線で新型コロナの診療に従事しているため、12月に1回目のワクチン接種を受けた。接種当日に接種した部位のごく軽い痛みと体のだるさが出ただけで、翌日以降これらの症状は改善し、普段通りに生活している。

ワクチンのおかげで新型コロナウイルスに対する免疫を持つことができ、自分自身や自分の家族、そして、医療従事者として自らが診療する患者を守ることができるのは本当にありがたいことだと実感している。

 今回解説したワクチンの安全性に関する基本的な知識が、ワクチンに関する情報を正しく吟味し、自身の状況に応じて接種の是非を判断する一助となれば幸いだ。最後に、本稿は個人の見解を含むことをお断りしておきたい。 (米エモリー大小児感染症科医師、米国立衛生研究所主導ワクチン治療評価部門・共同研究者=紙谷聡)

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