あおやぎ珈琲

猫とコーヒーと物語のブログ

平成の1冊、1杯、1猫

平成も今日で最後です。
お世話になりました、平成。
「猫とコーヒーと物語のブログ」という看板をかかげております「あおやぎ珈琲」としましては、平成の間に経験した、一番心に残った物語、コーヒー、猫について語ってみたいと思います。

 

1、平成の1冊


わたしが平成の1冊として挙げるのは、「神は沈黙せず」(山本弘著、角川書店刊)です。平成の時代に一番興奮して読み、一番衝撃を受けた一冊です。
さまざま出てくる超常現象、カリスマ的な小説家、煽動される人々とわたしの興味のあるものが次々に出てきてページをめくる手を止めるのがむずかしいくらい、いっきに読んだ記憶があります。

Amazonの内容紹介では、

超常現象はすべて「神」からのメッセージだった! 奇才が放つ1300枚!
この世界は、人類は「神」と呼ばれる知性体のシミュレーションなのではないか?人工知能学者である兄の行方を追ううちに、妹・優歌がたどり着いた世界の真相とは!?山本弘が放つ、長編SFエンタテインメント!

と紹介されています。

さらにくわしい内容はAmazonさんに任せるとしまして、わたしは、この作品の中で人々が煽動されるところが怖かったんです。
加古沢という人物が出てくるのですが、この人が直接民主制を説くあたりの言説がいかにも正論で、人々がもっている不満をいっきに解消する方法を示してくれるんです。
こういう人が現実に現れたら人々は飛びつくと思います。わたしも加古沢の提案する方法が正解だという気がしましたから。

預言書ではないと著者は言っているけど、煽られやすくなったり安易な正解を求めたり、平成の終わりの人々のありようを予言していた本だといってもよいと思います。

令和の時代になっても、興奮する1冊に出会えるよう読書に精進したいと思います。

 

2、平成の1杯


平成の時代で飲んだコーヒーの中で一番おいしかったコーヒー。これは迷いません。
東京都町田市にある「カフェガーデン風見鶏」のコーヒーです。

食べログのURLです
https://tabelog.com/tokyo/A1327/A132701/13133047/

わたしは、あるときふと思いたち、当時住んでいた練馬区から鎌倉まで歩いて旅行したことがあるのですが、そのときに偶然立ち寄ったカフェがこちらの「カフェガーデン風見鶏」でした。

お庭もすばらしいお店なのですが、注文したコーヒーのカップに口をつけただけで
「これは、うまい」
と思わずうなりました。コーヒーのうまさも間違いなしなのですが、コーヒーカップの口あたりがそのおいしさをぐーんと引き立てているのがわかりました。カップの形がこれだけ味に影響を与えるとは。

コーヒーカップだけでなく、コーヒーの味にかかわるすべてに神経が行き届いている感じです。
「これだけいろいろな面に神経を配って、このおいしさがなりたっているんだな」
と思わせる、100点満点のコーヒーでした。

令和の時代になっても、おいしいコーヒーにめぐりあえることを楽しみにしています。

 

3、平成の1猫


これは、なんといってもわが家の飼い猫「なっちゃん」です。
なっちゃんを飼って以来、他のどんなかわいいねこを見ても「かわいいな~、でも、うちのなっちゃんのほうがかわいいけど」と思うようになりました。
もっともかわいい1枚をこちらにご紹介しましょう。わが家では、この写真を招き猫とし「招福万来」と文字を入れて額に入れて飾っています。

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令和の時代になっても、引き続きわたしたちの家族としてのんびり生活してくれることを期待しております。

ちなみに、平成最後のコーヒーは、タリーズコーヒーの「本日のコーヒーshort」でした。
最近はまっている「ポケモンGO」のイーブイとパチリ。

 

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令和の時代になりましても、引き続きあおやぎ珈琲をよろしくお願いいたします。

今日は、これでおしまい。