シケ | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 昨日よりだいぶ波が高くなってきました

 シケです

 定置船も沖に出られず、市場も閑散としておりました

 

 震災で海底に微細な泥なんかが堆積してしまったんでしょうか、震災後はシケると海が白く濁って透明度がなかなか回復しません

 このシケがおさまっても数日間は透明度が悪くてアワビの口開けは難しいと思います

 11月一度も口開けしていないので、このタイミングでのシケは痛いです

 

 西高東低の気圧配置になってビュービュー西風が吹いてくれませんかねえ(祈)

 

 

 今日はワカメ種苗を培養中の田老一中へ行って、これからやるべきことを説明してきました

 

 海水を使った室内培養で一番問題となるのは塩分濃度です

 水がどんどん蒸発していくので、培養してる海水の塩分が濃くなっていくんですね

 それを適正な塩分濃度にするために定期的に比重を計測して

 比重が上がってきたら真水を添加して適正値に戻してやる

 

 さて、これを中学生にどう説明しようか?

 「皆さん、プールで泳いだことあります?」

 「はい!」

 「海で泳いだことあります?」

 「はい!」

 「どっちが体が浮きました?」

 「海です」

 

 メスシリンダーに海水を採って、ガラス製の比重計を入れる

 「はい、この比重計が皆さんの体だと思ってください。海水だと浮きますね」

 「はい・・・・」

 「真水が蒸発して塩分濃度が高くなると、もっと浮いてきます」

 「はあ・・・・」

 「毎日測れば、どんどん浮いてきますから、この目盛りが初日の位置に戻るぐらいまで真水を入れてやれば、それが適正な塩分ってことです」

 「・・・・・・・」

 

 伝えるのって難しい(汗)

 まっ、追々

 

 

 

 昨日のサッカー日本代表

 凄かったですねえ、ドイツに勝つんだもの

 ラグビーで言えばオールブラックスに勝ったようなものじゃないでしょうか?

 

 しかも、帰化選手が一人もいない、日本人だけで

 

 私が知っているドイツ代表って勝利のために黙々と自分の仕事を全うするチーム

 遊びもなければ迷いもない、自分が目立とうとか、観客を沸かせようとか、そんなモノは一切なく、己を消してただひたすらチームが勝つためだけに全力でプレーして、面白みはなくとも試合が終わればちゃんと勝っている

 ドイツ製の精密機械みたいに粛々と勝利を生み出す常勝軍団

 

 ところが、昨日の試合で、ドイツのセンターバックが日本の浅野選手をバカにしたようなプレーをして薄笑いを浮かべていました

 従来のドイツ代表選手なら絶対にしないこと

 挑発

 リスペクトに欠ける

 

 あれが日本代表の選手の闘志に火を点けたんじゃないでしょうか?

 

 

 

 私的にマンオブザマッチはGKの権田選手だと思います

 PKは献上してしまったけど、決定的なシュートを3点は止めてる

 逆ハットトリック

 あと、ゴールポスト君ですね

 ポストに当たったボールが外側に跳ね返ってくれた

 

 ゴールポストはいつも気まぐれで、どっちに跳ね返るかで試合を左右する