中学生が室内でワカメの種苗生産をする
それを沖に出して収穫、加工まで行うことについて
報道の方から質問されました
「この体験の最終的な目的は何ですか?中学生になにを感じてもらいたいですか?」
なんとなくイメージとしてはある
でも上手く答えられない
というか、漠然としたイメージが言葉の形をなさない(汗)
ずーっともやもやしてたんですが
昨日の夜、寝ながら思いつきました
(ああ、こんな感じだな)
♪ 教科書に書いてある 事だけじゃ解らない
大切なものが きっと ここにあるはずさ
僕が生まれた この島の海を 僕はどれだけ知ってるんだろう
汚れていくサンゴも 減っていく魚も
どうしたいいのか 解らない
でも誰より 誰よりも知っている 砂にまみれて 波に揺られて
少しずつ変わっていくこの海を
テレビでは映せない ラジオでも流せない
大切なものがきっと ここにあるはずさ ♪
BEGINの「島人ぬ宝」ですね
歌詞の元になったのは石垣島の中学生の文
田老の中学生にもこんなふうに思ってもらえたらいいなあ
海を「宝」だと思ってもらいたいなあ
そのためには、海を体験してもらわねば
私ら以上の年代だと、子供らが勝手に海に行って
あるいは親に無理矢理手伝わされて(笑)
体験していたものです
でも、残念なことに、今の子は、漁師の家に生まれた子でも海を体験することは少ないんです
体験しなかったら「宝」なんて思わないですよね
知らないんだもの
都会に生まれた子供と同じように、部屋でゲームして
学校を卒業したら、海を知らないまま都会に出て行く
海の側で生まれて、それはあまりにも悲しいではないか
中学生がね、この歌詞に共感してくれるようになったら
嬉しいなあ~
学習発表会とかで田老の中学生が「島人ぬ宝」を合唱したら
それに子供達の想いが入ってたら、泣きますね
確実に(笑)
私だけじゃなく、見た目がいかつい漁師も