東洋医学では、五臓の肝は血の貯蔵庫とかんがえられています。
そして体の各部の働きや状態に応じて血流量を調整します。
爪の状態が悪いのは肝の機能が低下している為、血が足りていないという事です。
これを血虚と考えます。
現代で言う貧血等とは少し考え方が異なり、肝によって体中に血を分配する機能が低下し、特に四肢の抹消にある爪が敏感に影響を受けます。
このように爪の状態とその他の症状などを総合して、なぜ肝の機能が低下したのかを考えます。
爪がどのような状態であるかで、体の状態を推測できるのです。
次では、爪にスジがある場合や割れやすい等の状態に対して、どのような体の状態なのかを診断してみます。