グッジョブ!「インドネシア単身生活」

アトランタ、メキシコに次ぐグッジョブシリーズ第3弾!!
還暦を迎え今回はインドネシアへ単身赴任。

ガス圧力低下 3 (2018/12/28)

2018-12-28 05:08:02 | 日記
PGN(Perusahaan Gas Negara=国営ガス会社)からのガス供給が安定しない。
すでに2か月あまり続いている。
東ジャワ州のガスの供給基地は4か所ありその下部に民間の供給業者があるが、いずれも供給能力はあまり大きくない。
ガスをコンプレッサーで圧力を上げて供給しているが、このコンプレッサーが損傷したらしく、その修理に時間を要しているとのこと。

PGNからの供給圧は通常20barほどあり、筆者の工場内の圧力は2barに減圧している。(冒頭の写真)
ところが供給圧力が4~5barに下がって来ると工場内の圧力も下がって来る。
一時帰国中であるがWA(WhatsApp)で現地から逐次報告が入ってくる。



工場内のガス圧が1barに下がっている。
こうなって来ると窯以外にガスを使っている設備をまず停止する。
乾燥室や空調機である。



窯のバーナーも空気比が変わるのか炎の色が赤くなる。
こうなると窯の中に入っている製品が不良にならないように対策を講じる必要がある。
とはいっても窯の送り速度を速めるわけにはいかないし、一旦窯に入った台車は入口から引き出すこともできない。



釉薬のかかった製品の窯入れを停止し、代わりにダミーという釉薬のかかっていない不良品を窯に入れる。
このダミーが窯の中の焼きあがるゾーンまで進めば一応不良品の発生は回避できるが、さらに圧力が低下すれば、窯のバーナーは自動的に止まる。



現地からの報告で工場内のガス圧力が異常低下したしたとの連絡があった。
前述した一連の対策を講じている最中に窯のバーナーが止まった。
万事休すである。

この日は製品約300個が不良となった。
ほかに窯に入れられなかった製品が500個ほどある。
ガス会社は補償してくれない。

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