男性不妊外来の受診内容まとめ。 | ピカ待ちブログ☆

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以前の話になりますが、夫が男性不妊外来を受診した時のことについて、記事にしていませんでしたので、今回すこしまとめておきたいと思います。

受診をしたのが9月。ちょうどタイミング的には、採卵日の少し前になります。
男性不妊発覚が、不妊クリニック受診当初の7月のこと。

受診のきっかけとしては、獨協大学の岡田先生の書かれた「精子力」という本を読んだこと。
また、夫は立ち仕事で下腿に静脈瘤があり、きっと精索静脈瘤もあるだろうと見込んでのことでした。実際、左陰嚢の基部を触診すると、右にはない何かしこりを触れました。

本当はもう少し早く受診をしてほしかったのですが、仕事の休みを取る関係上9月になってしまいました。
私が検討したのは、以下のクリニックです。

1)獨協医科大学越谷病院 泌尿器科 男性不妊外来:
月曜 9:00ー12:00、木曜 9:00ー16:30

2)大宮レディースクリニック 男性不妊外来:
隔週土曜 13:30ー16:30

3)梅ヶ丘産婦人科 男性不妊外来:
水曜 19:00ー20:30

3つ目のクリニックは、ブロ友さんに教えていただきました。
毎週遅い時間帯に受診できること、自宅からの通院に便利なことから、こちらのクリニックを受診することにしました。

電話をした日から2週間後に予約が取れました。
これまでの精液検査の結果を持たせ、夫のみでクリニック受診へ。

以下は、夫から聞いた受診内容です。

まず、問診のあと、仰臥位で陰嚢の触診をし、その後、立位で静脈瘤のチェック(触診)をしました。ギュッとつかまれ、痛かったそうですw

静脈瘤の触診では、自分でも静脈瘤のしこりの部分を触らせてもらい、「ほら、ここにあるでしょ」と言われ、確かによく分かったそうです。(左陰嚢)

その後、一般採血・ホルモン値(LH・FSH・テストステロン)の採血をし、初診は終了。ちなみに、診察の前には精液検査(2000円)がありました。

その後、結果説明での再診。
夫の仕事の都合やクリニックの休診日の関係で、再診はほぼ1ヶ月後でした。

採血の結果、一般採血やホルモン値には全く問題なし。
男性不妊の原因としては、夫の場合、

1)精索静脈瘤があること。
2)アトピー性皮膚炎があること。…湿疹で表皮が肥厚し精巣の温度調節ができなくなる(精子は熱に弱い)

の2点であるということが分かりました。

精索静脈瘤の治療法としては、

1)抗酸化療法 … コエンザイムQ10 100mg/日 以上
2)漢方
3)ホルモン刺激
4)精索静脈瘤手術

の4つが挙げられるが、2、3に関してはエビデンスがなく、国際的には1の抗酸化療法が主流であるとのことでした。

精索静脈瘤による造精機能障害は、酸化ストレスから来ていると考えられ、抗酸化療法が静脈瘤自体に効果があるケースもあると。

手術を希望する場合は4の手術を行うが、我が家の場合、今回の採卵で受精卵が7つ凍結できたこともあり、今後2人目を望む時に検討しても良いのでは、とのこと。
その場合は、また受診をし、越谷病院の方で手術をうけられるとのことでした。

ちなみに、越谷病院での手術は高位結紮術といって、腹腔鏡(シングルポート)を用いた手術になり、保険が効き数日の入院が必要となるとのことでした。高位結紮術は再発が少ないそうです。

結局、手術は選択せず、コエンザイムQ10の内服で様子を見ることにしました。
今回の受診でひとまず男性不妊外来は終了となりました。


内服の結果、精液所見がどうなったか確認できずじまいでしたが、少なくともしこりはまだあります。さすが静脈瘤というか、いっとき風邪で咳が酷かった時期があり、その直後おそらく腹圧でだと思うのですが、しこりが大きくなっていました。

今後も緩やかに大きくなっていくのかもしれません。
精索静脈瘤自体は命に関わるものではなく、今回のように男性不妊の原因となっていたり、痛みなどの症状がある場合に手術の適応となるようです。

今のところはまだ受精卵も残っており、しばらくは治療をせず様子見となりそうです。
ちなみに、今でもコエンザイムQ10は残っており、時おり思い出したら飲んでいるようですw

うちで購入したQ10と、精子力の本をご紹介しておきますね。


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ちなみに余談ですが、夫は下腿(スネ)に2cm大の柔らかい膨らみが2つほどあり、これは、立ち仕事による下腿静脈瘤です。
今はただの小さい膨らみですが、放置すると鬱滞性皮膚炎というしつこい湿疹になり、本当に酷い場合はこれが原因で潰瘍を作ってきます。

私は以前、鬱滞性皮膚炎の放置により足先の皮膚がほとんどなくなり、真皮~皮下がむき出しになってしまった人をみたことがあります。ここまで放置する人は稀だと思いますが。

どんなに小さい潰瘍でも、慢性化してしまうとその治療は困難です。そうならないまでも、手術や外科的処置が必要となる前に、悪化しないよう予防をしていくことがとても大切です。

そのために日頃から出来ることとして、

1)下肢を挙上する。… 座位ならオットマンや椅子を使い、臥位では足枕を入れるなどして。
2)弾性ストッキングの着用。
3)立ち仕事の合間に適度に足を休める。(1)をする。

立ち仕事をしており、スネなどに小さいふくらみがあるという方は、ぜひ今のうちからこういったことに気をつけていくと良いと思います。悪化してしまってからでは、遅いです。

本来、医療用の弾性ストッキング(薬局やドラッグストアで購入できます)が望ましいですが、市販のものよりは高価となるので、我が家では市販の着圧ソックスを使用しています。もちろん医療用より効果は落ちますが、圧力があり、今のところはこれで対応できそうです。

こちらの商品も紹介しておきますね。静脈瘤が気になっている方は、ぜひ使用してみてください。



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