①現地で日本語による英語学習サポートがしっかりした学校を選ぶ。
②留学時期を数か月遅らし、日本で単語と文法を徹底的に学習し留学する(留学前のサポートがある学校を選ぶ)。
③留学先でインターネットの学習サイトや参考書を頼りに、授業と並行して自習する。
前回の記事はこちら
今回から、それぞれの項目について、フィリピン留学の実態がより分かるように詳しくお伝えしていきます。
本日は1点目の「現地で日本語による英語学習サポートがしっかりした学校を選ぶ」についてです。
英語ビギナーレベルの学生がフィリピン留学して頻繁に抱える学習上の問題はこれです。
「先生の文法説明が分からない」
講師が話すことは毎日英語に触れていればなんとなく分かってくるのですが、文法の説明となれば話は別です。
先生の説明が分からない理由は、日本人側の要因とフィリピン人講師側の要因の二つがあります。
まず、日本人側の問題に関してですが、「そもそも論」として、ビギナーの学生にとって英語による文法説明で理解が効率的に進むとは考えにくいのです。
もしそうなら、日本の英語教師ははるか昔に全員ネイティブになっているでしょう。
初期段階において、母国語による理解レベルを外国語による理解レベルが上回るはずはありません。
事実、英語上級者でも抽象度の高いトピックでは英語での理解が追い付かないケースがあるのは、これを如実に表しています。
次に、フィリピン人講師側の問題は、「フィリピン人は幼少の時から英語を使いながら育っており、ネイティブに近い形で文法習得をしているため、言葉を使って文法を上手く教えられる講師は少数だ」ということです。
語学学校の講師の大半は英語を専門的に学んだ人たちではありません。
そのような人が英語初級者に文法をかみ砕いて教えるレベルに達するには、かなりのトレーニングと自己研究が必要なのです。
日本で英語教育に携わってきた人間から見る限り、「日本人英語教師より文法説明が上手い」と感じたフィリピン人講師はほとんどいませんでした。
以上の理由より、初級者の方で英語を本気で学習しようと志している人は、日本語でしっかりした文法の説明を受けられる学校を選ぶことを強くお勧めします。
留学先で、日本語による文法説明がきちんと受けられる学校は非常に限られていますので、そのような情報をしっかりと持っているエイジェントに相談するのがよいでしょう。
注意点として留学経験のある学生スタッフ等による英語学習のサポートを謳っている学校であっても、その説明が不正確であったり、断片的であったりする場合もありますので、この点も踏まえエイジェントからきちんと情報を収集し、留学先を決めてください。
フィリピン留学と言えばセブ・・・だけではありません。
日本と同じくらい治安がよく、虫が少なく、一年中クーラーなしで過ごせる快適な環境のバギオでの語学留学の人気が高まりつつあります。
日本と同じくらい治安がよく、虫が少なく、一年中クーラーなしで過ごせる快適な環境のバギオでの語学留学の人気が高まりつつあります。