こんにちは。

東京渋谷の英語対応行政書士フェローズです。

渋谷の事務所のすぐ前に建つ老舗百貨店、東急本店が本日閉店しました。

10年前に渋谷で開業して以来毎日のように利用していたので、閉店のニュースを知ったときは本当にショックでした。

そこにある、というだけで何となく安心感があったので、なくなってしまうなんてとても寂しいです。

とくに地下の食品フロアはヘビーユーザーといえたかも（ただし高額のお買い物を除く）。

お昼ごはんやおやつを買ったり、贈答品を買うなど頻繁に利用させていただき、おにぎり屋さんの上品な店員さんとのふれあいもありました。　その時の様子はコチラ（お暇な方のみお読みください）↓

「オニギリで英会話、主婦バージョン」

いつも行くデパート内のおにぎり屋さんで外国人女性が英語で店員に聞いていました。

「これは今日中？」「Yes」

「冷蔵庫に入れても明日はダメ？」「No」（←英語の使い方、正しいですね！）

「夜買ってもダメなのかしら？息子に明日の朝持たせないといけないの」「・・・・・」

そこからバトンタッチ。

「ここのおにぎりは保存料を使ってないから今日中に食べなきゃダメなの。だから美味しいのよ。それに冷蔵庫に入れたら固くなってマズくなっちゃうわ。日持ちしないから夜は値引きされることが多いわよ。コンビニのなら味は落ちるけど裏側に書いてある賞味期限内は大丈夫よ（コンビニさんごめんなさい）。肉の入ってないもの？梅と昆布と、あ、そのふたつは魚卵ね。オニギリの作り方？ 炊飯器があれば簡単。丸めて具を入れるだけ。確かにYouTubeに出てるかもね。いいえ、どういたしまして。私もこのお店好きなの」

・・・オニギリをめぐって1分間のトークセッションでした！

アメリカンスクールの遠足と言っていたけど、オニギリ持参ってあるんだ

このおにぎりセッションは6年も前の出来事です。コロナもあってしばらくおにぎりからも遠ざかり、２年くらい過ぎたある日お店に寄ってみると、その店員の方に「あの時は助けてくれてありがとうございました。よく覚えています。」と言われて感激しました。

先日ごあいさつに寄らせていただき、最終日の今日もういちどお別れに立ち寄ると、お土産のお菓子を用意してくださっていました。(恐縮です・・)

すでに店内を歩きながら様々な想い出で胸いっぱいになっていたので、「どうぞお元気で・・」と言葉を交わしながら涙をこらえるのが大変でした。

最終日とあって店内はバーゲンセールのように来店客で埋め尽くされていましたが、人ごみをかき分けてゆっくり全部のフロアを回り、屋上まで行ってみました。

ペットショップで犬のトイレを買ったこと、玩具売り場で品切れだったニンテンドースイッチを注文できて穴場発見！と喜んだこと、夜9時まで営業していて便利だったジュンク堂書店、日用品のフロアで何日もかけてヘレンドの置物を選んだこと、お財布、カバン、手袋・・・数えきれないほどお買い物をしたことが昨日のことのように一気に思い出されました。

展望エレベーター（クリスタルビュー）は外が見えるので降下するときテーマパークの乗り物のようにぞわっとしたものです。

エレベーターからの展望はコチラ↓

正面が渋谷駅方面で、真正面の高いビルは渋谷スクランブルスクエア。このビルも渋谷の再開発の一環で建てられました。

一旦事務所に戻りましたが最後の挨拶が聞きたかったので夜７時前にもう一度行ってみました。

正面玄関前は猛烈な人だかりでしたがなんとか列にもぐり込み、ご挨拶をお聞きすることができました。

そのあとシャッターが下ろされたのですが多くの人から「ありがとう！！」という掛け声と拍手が沸き起こっていて、またうるうるしてしまいました。　たくさんの人に愛されていたのですね。

跡地には大型複合施設が建ち、商業施設・ホテル・賃貸マンションなどが入るらしいです。竣工まで4年・・・まだ渋谷にいるかなと思ってしまうくらい長く感じます。

東急本店の店員の方はみなさん品がよくて礼儀正しく、いちどもサービスに疑問を感じたことはありませんでした。また素敵な百貨店を再開してほしいです。

今までありがとう。お世話になりました。

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