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失敗トレードからの心理的脱却について

2022-01-24 10:25:19 | 株に出会う
6920レーザーテックで、久しぶりに大きめの損失を抱えております。
折しも、FOMCでの金利政策を巡って、アメリカ市場が風雲急を告げております。タカ派的な政策が優勢を占めるのではないか?との疑念から、ナスダックなどは歯止めがないように見える落ち方です。

こうしたニュースを聞くにつれ、筆者のような損失を抱えた方は気持ちが落ち込んでいるのではないかと推察します。それは人間として当然の心理です。

この鬱屈した心理状態を脱するには、どう考えれば良いかを改めて考えてみました。

1.まずは、今回は安易な位置から「買い」で入ったことの反省。
2.今後は、どのようなタイミングで売買するのがいいのかの反省。
3.今持っている損失を抱えた分の処分はどうする?

最初の点については、日々値動きを見ていると、ついつい目先の値動きからの将来の株価の予想を勝手にしてしまいます。デイトレで入るならその日に手仕舞うのが鉄則なのに、ついつい勝手な予想からそのままにしてしまうことはよくあることですね。まず、この点を反省。

次に2の点ですが、これは年に数回でもいいから、過去の法則から絶対に勝てるタイミングで入るように改めること。これで、今回の損失はいずれ取り返せるとの「自信」が出てきます。この勝てるルールを自身が持っていないと、これからも更に負け続けるのではないかと思い煩い、挙句の果てには相場からの撤退ということになりかねません。筆者の場合は使っているツールの発するメッセージ通りに動けば、6-7割は勝てるという自信がありますので、この考え方を思い起こすことによって、気持ちの整理がつきました。

そして、3番目の点ですが、これは直近の市場をどう見るか?ということに関係してきます。多分、今は底に向かって更に進んでいっている状態です。ハイライトはFOMCです。また、レーザーテックで言えば31日の決算です。

今、市場を悲観的に見て損切りするのは得策ではありません。本来は、ここから更に押したところで「買い」を入れるべきタイミングです。当然、今から売りで入るのは、レーザーのような急騰があり得る銘柄では「自殺行為」です。では、どうするか?

ここは、今の市場は金利上昇に伴うFRBの性急な利上げを織り込みにかかっていると見ます。FRBにしてみれば、想定以上に市場が狼狽して下落しているので、ここでタカ派的な政策を打ち出すのは得策ではないと判断をすると見ます。

その背景には、アメリカの人々にとっては、資産形成の2つの手段は、住宅価格と株式であるという厳然たる事実があります。従って、突発的な出来事(バブルや金融危機、そして今回のパンデミック)でもないかぎり、いわば「平時」に激しい下落によって株式資産の大きな目減りは許容されない筈です。であるが故に、日本株と違って米国株は右肩上がりで来ているのです。

結論は、FOMCを通過して株価が戻ったところで、レーザーを2/3売る。残りの株は31日の決算日をまたいで持ち越し、決算に対する市場の反応次第で売るかキープかを判断する。

以上のように考えました。これで短期の売買戦略が立ちましたので、結果がどうなろうと、損失は甘んじて受けるつもりです。そして、その損失は今後の教訓として、「勝てるトレード」にこだわって「返していく」つもりです。

このように考えることで、目先の株価の値動きに右往左往することなく、楽しむとしても、デイトレに徹して行うこととすることで、いわば、精神的には安寧な気分に落ち着きました。

何らかの参考になればと思います。
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