株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

株のテクニカル分析手法の仕上げ

2024-04-27 13:24:58 | テクニカル分析
個別株は、銘柄特有の値動きの癖があり、またその日の地合いによっては、寄り天だったり、寄り底だったり、それ以外の動きだったり、実に変幻自在に値が動くことは、先刻ご承知の通りです。

だからといって、目先の値動きに影響されてのトレーディングでは、安定した戦績を残すことは、テスタさんのような余程の動物的勘(実は、彼は独自の手法を持っていると推測します。)がない限り不可能です。

そのような不可解な値動きから一定のパターンを見出すために、ここ3-4年かけて日々地道な検証を行ってきました。何度も、何度も、もうこれで良いかと思っても、実際の日々のトレーディングではうまく機能せず、タイムリーは売買に繋げるのは実に難しいものでした。

そうした悩みをお持ちの方々のため、今時点で筆者が行き着いたテクニカル分析手法について、できるだけ簡単に解説します。連休中の軽い読み物とでも思ってご覧下さい。

前提:出来高がほどほど多く、日々活発に動いている銘柄に限定。

データ:楽天証券のRSSを使って、以下のリアルタイムデータを取得
  始値・高値・安値・終値・出来高、VWAP
 これらのデータから、移動平均やRSIとUltimate Oscillator(OSC)等を算出。

加工内容:
 1.Ultimate Oscillator(OSC)値
 2.指数値(真の高値・安値の調整後)
 3.IndexMatch関数のMAX値とMIN値
 4.売られ過ぎサイン

以上が、4本足データから導き出されたアウトプットの主なものです。

一番重要なのは、IndexMatch関数のMAX値とMIN値です。

IndexMatch関数のMAX値:
 これが出現するのは、相場が上昇局面にある時です。OSCが上昇を続ける限り買い。最後に点灯した時の終値より、当日の高値が高い(オーバーシュート)ケースで、かつ、前日の高値が割れて、OSCも前日比でマイナスに転じた時に売り。

IndexMatchのMIN値:
 これが出現するのは、相場が下降局面にある時です。ここからの脱出には2つのパターンがあります。

 1.一旦、前日安値より下に押し込まれてから、前日安値を下抜きし、OSCが前日比でプラスに転じる時に買い。

 2.出現したMIN値より、当日の安値が等しいか上回っており、かつ、前日のOSCより当日のOSCが上に浮上した時に買い。

当日のデイトレ方法:

 以上2つのケースで売りまたは買いを判断しますが、当日は、次の2つの指標で買い時を判断します。

 1.現在値÷VWAP>1.00以上。
 2.売買判断指数>100%以上。

売りは逆に

 1.現在値÷VWAP<1.00以下
 2.売買判断指数<100%以下。

以上、売り時と買い時の決定条件と、その条件に合致した時の日計りのタイミングの図り方を示しました。

これらをリアルタイムに把握できる、主要43銘柄をサマリーしたシートもようやく上記のような条件に収斂しつつあります。実際の効果を測定しながら、細かな点の修正はあるかも知れませんが、ほぼ、ここ数年での試行錯誤を経て到達した、1つのテクニカル分析手法となります。

何かのご参考にして頂ければ幸いです。

以上です。

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