トマトのクローンの作り方


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家庭菜園、水耕栽培、室内栽培、トマト栽培、種植え、クローン

野菜栽培士がおススメする

クローン栽培の仕方

 

 

夏に近づき

植物の苗を作っている方も多いようです。

今回はそんな苗や、

その苗を使ったクローンを

作って苗を増やす方法を

トマトで実際に育てて記事にしてみます。

 

 

栽培を始めた時期は

2月の上旬でまだまだ寒い日続いてたので

育苗器(保温ボックス)

ヒーターマット、を使っていきます。

 

 

育苗器(保温ボックス)

ヒーターマットを使っていくと

発芽に最適な25℃~30℃になってくれます。

 

 

 

 

早速、種植えです。

 

 

このスポンジは、

はっ水性が高いのでキッチンペーパーなどで

保湿をすることで発芽率が上がります。

 

 

種植えをしたスポンジを水を含ませた

キッチンペーパーで包んだり上に乗せます。

 

 

 

次はロックウールに種植えします。

 

しっかり水分を含ませます。

ロックウール

保湿性が高いのでそのままで大丈夫です。

 

こんなトレーに乗せて

 

育苗器(保温ボックス)に入れて

ヒーターマットをひきます。

 

この育苗器(保温ボックス)は上部に開封できる部分が

あるので温度や湿度を調節します。

 

ちょうど、1週間で発芽してくれました。

 

 

早速、光を当てていきますが

先ほどから出てきている育苗器(保温ボックス)には、

植物育成蛍光灯がついています。

発芽直後の苗は強い光には弱いので

植物育成蛍光灯のような柔らかい光が最適です。

 

 

 

 

この育苗器(保温ボックス)の上部には溝があって

植物育成蛍光灯をはめやすく安定します。

 

 

 

しっかり光を当てていきます。

 



発芽後、5日もすると双葉が緑になっていました。

このぐらいの苗になると、

種植え用の培地(スポンジ、ロックウール)では

根の量をカバーできませんので

小さい鉢に定植して行きます。

 

用意したのはこんなです。

 

 

今回は、栄養分の入っていない

ココ培地で苗を大きくしていきます。

小さい苗のうちは、あまり肥料分を与えすぎてしまうと

肥料過多になってしまい根腐れや、葉焼けや、

光を多く吸収しすぎたりして健康的な苗に育たないので

ココ培地を使います。

また、ココ培地は一般的な土よりも

はっ水性があるので、余分な水分を排出してくれるので

比較的簡単に栽培できます。

今まで土で上手く育てられなかった方は

一度、使ってみると違った結果になると思います。

 

 

双葉が出た苗を定植します。

 

 

 

水分補給は発根剤を使っていきます。

 

かなり薄めに培養液を作って与えます。

 

また、育苗器(保温ボックス)の中に入れて

 

 

 

双葉が上向きになって

光、温度、湿度が良い状態のようです。

 

 

グロウボックスの中に入れると光が逃げませんし、

温度も確保できるので入れると効果的です。

 

 

 

 

双葉が出てきて、

その後7日後には、本葉が出てきました。

 

 

本葉が出てきたぐらいには光を強くしていきたいので

植物育成蛍光灯ではなくて

電球タイプの植物育成ライトに変えていきます。

 

この植物育成ライト

このような電球を固定し

光を無駄なく植物に届けるリフレクター

 

 

リフレクターはボックスタイプ(開閉式)で

電球熱を閉じ込めることができます。

 

電力を安定的に制御したりするための

安定器(バラスト)

 

今回使うセットは400Wですが

安定器に目盛りがついていて

200W,300Wに制御できますので

栽培過程の中で切り替えることもできます。

 

成長期用のメタルハライドライト(MHライト)

 

開花期用のナトリウムライト(HPSライト)

セットになっていますので

葉物植物、果実植物、花など色々な植物を栽培できます。

 

 

最初のうちは200Wに設定をして

植物との距離を50cm離してスタートです。

 

 

電球タイプの植物育成ライトに

切り替えて30日後にはこんなに成長していました。

 

このぐらい成長してくるとこんな小さい鉢だと根の量を

カバーできないので大きい鉢に定植します。

鉢に定植しますが2種類の鉢に定植していきます。

 

まずは酸素を取り込みやすい、こんなからです。

 

こんなに穴が開いていて

土が飛び出ないのと思いますが大丈夫です。

この穴から酸素が入り、根が呼吸をして

根が多くなり栽培スピードが上がります。

 

これを下部に設置ます。

 

このネジをはめるのですが

 

 

クルッと巻いていきます。

 

 

ネジで止めて

 

完成です。

誰でも簡単に組立できます。

 

 

 

もう一つの鉢は布地のを使います。

 

この鉢も酸素を取り込みやすい生地になっています。

 

定植する苗は

発根促進剤を使ったことで根がギッシリ生えています。

 

 

今回の定植もココ培地を使っていきます。

 

 

 

植物育成ライトの下において完成です。

この時期には安定器を

300Wにパワーアップしました。

 

生長期の時期は湿度を

60%~50%が理想的だといわれていますので

加湿器を使って加湿をしていきます。

 

定植後、10日後には、ここまで成長しました。

たまたま、左の苗は調子が悪くなってしまいましたが

鉢の違いでこんなに違いが出たのではないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

さて、

題名にしていたクローンを作りたいと思います。

まず、用意したのはハサミとライターです。

クローンは菌に弱いのでハサミを

ライターで炙って除菌してから使います。

 

葉が、ある程度ある

脇目や一番上の部分を切っていきます。

でも、欲張って長く茎や葉の大きい部分を

クローンにしようと思って切っても

経験上、成功確率は下がるような気がします。

 

 

 

 

 

数本の枝を切ってみました。

 

 

 

切り目を少し工夫します。

 

水を吸う面積を広くしたいので斜めに切ります。

 

 

そして、縦にも少し切り込みを入れて、より水を吸い込みやすくします。

 

発根促進剤を水1Lに対して一滴ほど溶かして

 

 

ロックウールに染み込ませていきます。

クローンを作るときには保湿性が高い培地を

使ったほうが成功率は上がりますので

ロックウールを使っていきます。

 

 

しっかり濡らして軽く絞ります。

 

そして、切った枝を差し込みます。

 

 

 

トレーに入れると安定感がありやりやすいです。

 

 

 

クローンは30℃前後湿度は60%以上

環境になれば成功率が上がりますので

育苗器(保温ボックス)入れると環境が作りやすいです。

育苗器(保温ボックス)に霧吹きなどで水滴を覆わせれば湿度は上がります。

 

クローンは光が強いと成功しません。

ですのでやわらかい光が好ましいので

植物育成蛍光灯がいいと思います。

 

 

 

 

7日もすれば発根してきます。

今回、5本の枝を切りましたが5

本とも発根しましたので成功率は100%でした。

 

 

 

根を増やしたいので一旦小さい鉢に定植します。

 

電球タイプの植物育成ライトで光を当てていきます。

 

 

 

 

育苗器などを清潔に保ち

雑菌には気を付けなければいけませんが

こんな感じでクローンは難しいものではありません。

種植えをしてから苗になる時間を短縮できますし、

栽培のサイクルを作ることができます。

 

次回はこのクローンを使って

ココ培地と水耕栽培で成長比較をしていきます。

 

 

 

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Posted: 火曜日, 5月 30th, 2017 @ 4:17 PM
Categories: 水耕栽培って?.
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