アルバム感想記vol.2 「白金の夜明け」 | ももクロちゃん応援日記 〜おとぎの国の少女たちへ〜

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【 ももいろクローバーZ 】百田夏菜子、高城れに、玉井詩織、有安杏果、佐々木彩夏


4thアルバム「白金の夜明け」
「AMARANTHUS」とは双子のようでもあり、パラレルワールドのようでもあり、対極でもあり…そんな不思議な印象を抱かせてくれるアルバム。

収録各曲の私的レビューを綴ります。

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01. 個のA、始まりのZ -prologue-
時の概念すらない悠久の時空を刻むかのようなリ・バースデーという針の音。

" あずかったままの愛をかえそう "

終わりのはずのZが奏でる始まりのプロローグの中で、ももクロという夢の中で、その歌詞が言霊のように浮遊します。


02. 桃源郷
サウンドディレクションはこの曲が最も"新境地"のような気がします。ももクロっぽい強烈なフックのないフワフワと揺らぐような浮遊感。AMARANTHUSではプロローグから誕生を強烈に解き放ちましたが、白金の夜明けでは夢の中を泳ぎながら穏やかに物語が始まります。
 

03. 白金の夜明け
夢の中を浮遊するように流れていく4thアルバム。このタイトル曲では夢に逃げ込みたくなるような儚い孤独を四人が表現していきます。
そんな絶望を切り裂くように、あーりんの声が生まれかわりの勇気を与えてくれる。闇の中で見る夢から目覚め「今日を迎える希望」を贈ってくるあーりんの声こそが " 白金の夜明け " なんだという想いを抱きました。
眩い光に満ちた彼女たちから発せられる "地獄"という言葉があまりにも鮮烈だったのも、とても印象深かった曲です。

 
04. マホロバケーション
サエナイ寝ぼけ顔を洗い流したら、そこから始まったのは時空天空大ホールで繰り広げられる超弩級のバケーション♪
新章最強のアッパーチューンを煽りまくるハマ・オカモトさんの極上のベースラインにアドレナリンが大放出しまくりです!


05. 夢の浮世に咲いてみな
4thアルバムは曲の流れがものすごく好きです。マホロバケーションの余韻醒めやらぬ中でたたみかけるのが「夢の浮世」とはもう最高。
(正直言うと)この曲はKISSとコラボした東京ドームで「その役目を全うした」と感じていましたが、このアルバムの世界観を彩る最高の浮世絵巻を魅せてくれました。
 

06. ROCK THE BOAT
どうかな、揺らしちゃう?
ねぇ、揺らしちゃう?


07. 希望の向こうへ
僕の涙腺の天敵はれにちゃんの声。
これはひとたまりもありませんでした(号泣) 
 

08. カントリーローズ -時の旅人-
訳のわからない夢を見て目覚めた時の、寝ているのか起きているのかを脳が理解できないパニック感覚ってこの曲みたいな感じだな。そういう意味ではこの曲はアルバムを象徴する一曲かもしれません。
どこか既視感のあるサビメロには苦笑いしましたが美味しいメロディです(^◇^;)
 

09. イマジネーション
AMARANTHUSでの超高速宇宙船での時空の旅は終わってなかった!
デモンストレーション/イマジネーションの組曲は個人的にアルバムのベストソングです。世界観、疾走するメロディ、ももクロちゃんの魅力と個性がどこまでも溢れる歌詞とヴォーカル。
目まぐるしくも無駄を感じさせない曲展開と、サビのカタルシスもたまりません。清竜人さんマジ天才!素晴らしい作品をありがとうございます。
 

10. MOON PRIDE
「待ってるね」で終わったイマジネーションからの流れでセーラームーン登場が何とも高まります。アルバム前半の浮遊感はどこに行ってしまったの?って感じのファンタジー全開のパワフルな流れがたまらない。
「とっちらかってる」感じもするけど、この「しっちゃかめっちゃか」感が夢そのももという都合良さにニヤリとしてしまいます♪

 

11. 『Z』の誓い
セーラームーンに続きドラゴンボールまでキター!序盤の展開からはこんなお祭り騒ぎになるとは想像できなかった(笑)
8曲目のカントリーローズからのイケイケ感に酔いしれる中でトドメのように突き刺さる " 始まりの歌が響く『Z』の旗が翻る " の最強の詩に目頭が一気に熱くなります。
既発表シングル曲たちが随所に強烈なアクセントになってるのが嬉しい驚きでした。
 

12. 愛を継ぐもの
ヒャダイン×ももクロの無敵っぷりを体現してくれる傑作。変化球なのに直球、160キロのフォークボールのような詩・メロディ・展開で熱いメッセージを放つエネルギーが本当に素晴らしいです。
前山田さんおかえりなさい!
 

13. もっ黒ニナル果て
最近のchanの「っぽいキング」ラップ対決での杏果ちゃんのAh~♪が耳に焼きつき過ぎていて、ラップ曲は冷静に聴けませんでしたのでノーコメントです(^◇^;)


14. 桃色空

イノセントな詩と柔らかいメロディが素敵です。
2枚のアルバムで駆け巡った、生・死・夢…そんな不思議な旅の物語の最後のページにピンクゾラの淡い挿絵がそっと微笑みかけてくれているようでした。


誰もいのちを 夢に連れ去らないで
語らう いのちの夢から 覚めた今日を…
(続く)

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