人生山あり海あり川あり

2022年05月15日（日）晴れ


境内にバラ庭園がある珍しい古刹

『大和國 登美山鼻高 霊山寺』

に参拝してきました








ちなみにここは、ワンコもリード装着であればバラ庭園も含めた境内を歩いてOKとのこと

愛犬を連れて馥郁な香り漂う庭園とお寺の境内を十二分に堪能してきました

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無料の駐車場に車を停めて、参拝料600円（バラ庭園オープン時以外は500円）を支払い
まずは入り口脇にあるバラ庭園へ

バラ庭園

200種類2000株のバラがちょうど見頃を迎えていて、入った瞬間からなんとも良い匂い







奥にはティーテラスも見えます


お寺にこんな立派なバラ庭園が併設されているのがなんとも不思議な気がしますが、、


なんでも、第二次世界大戦で、シベリアに抑留された当時の住職が、
帰国後にお寺を訪れる人が花を見て、心の安らぎを感じ、平和の大切さを知って欲しいという
世界平和の願いを込めて薔薇を植えて開園されたとのこと












ここまでの規模で見事に咲かせるのは相当な手間と費用がかかったはず

確かに美しく咲くバラを鑑賞し、匂いを嗅いでいると心穏やかな気分になります





























我が家の愛犬は、最初こそ物珍しそうに匂いを嗅いでいましたが、
人混みに疲れたのかスリングでおねむ状態




花より団子・・かな？

霊山寺境内

バラ庭園で堪能し過ぎて、かなり時間を要してしまいましたが、
お参りにももちろん行きました


整備された庭園と境内





新緑に包まれた参道








バラ庭園も見事でしたが、参道のそこかしこに咲く花々もまた綺麗








何気にある石像が可愛くてほっこりします

本堂

鎌倉時代に建てられた国宝の本堂

ご本尊として薬師如来が祭られています





本堂前の鐘楼






偶然にも、『薔薇会式（ばらえしき）・えと祭り』の開催日（五月第三日曜日）だった為、
バラ庭園や境内を練り歩く行列を目にすることができました





本来は、子供たちによる鼓笛隊や、十二支（じゅうにし）のお面を付けた干支面者（えとめんじゃ）、僧侶が
行列を成して練り歩き、本尊・薬師如来と八体仏にバラの花をお供えして
人々の健康と幸福を祈るお祭りとのことですが、、

コロナの影響か、干支のお面装着もなく簡素化された行列のようでした

八体仏

こちらが八体仏





説明書きのプレートには、それぞれ司る干支が記載されていました

三重の塔

鎌倉期に建立された重要文化財の三重の塔

大辨財天堂、黄金殿、白金殿

大辨財天堂奥院として建てられた黄金殿と白金殿







白金殿は立っている場所の角度の関係で上手く撮れなかったので割愛


まるで中尊寺金色堂のよう




正直、中尊寺金色堂以外で金箔で装飾されたお堂があるなんて知らなかったので
興味津々で観覧させて頂きました



この日は他にも立ち寄る予定でしたが、、

バラ庭園も含め、かなり規模が大きく、全て見て回るだけでお腹いっぱいに

昔の人にとって、お寺は信仰の拠り所であったのはもちろん、集会所であり、
レジャーランド的な意味合いもあったというのが良く分かった一日でした