クランボルツの理論は、他のキャリア理論(カウンセリング理論)と大きく異なります。
「キャリアは前もって計画できる、計画すべきだという考え方は非現実的」と考えていることです。
当たっていませんか?
『その幸運は偶然ではないんです!――夢の仕事をつかむ心の練習問題』
しかし一方で、
「結果がわからないときも、行動を起こして新しいチャンスを切り拓く」と説いています。
すると、偶然の出来事が待っています。
その偶然の出来事を活かすのです。
これが、有名な「計画的偶発性理論」です。
(プランドハップンスタンス理論とも言われています)
「行動」を難しく考える必要はまったくありません。
本では著者の体験例を挙げています。
クランボルツは、大学時代、テニスにばかり夢中になり、専攻分野を決められず退学の危機にありました。
いよいよ、今日の夕方5時までに専攻を申請しないと退学になるという午後4時に、テニスのコーチであるウォーラー先生の下に駆け込みました。
これが「行動」です。
じつは、ウォーラー先生はたまたま心理学の教授だったのです。
このことが、のちの心理学者クランボルツの進路を決めました。
これが「出来事」です。
要は、動いてみればよいのです。
たったそれだけです。
ただ、その幸運は偶然ではないのです。
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