2021年5月27日木曜日

打つ前の素振りの効果とは?


Question


普通は、打つ前に素振りしてアドレスに入ると思いますが、打つ直前

の素振りってどんな効果があるのでしょうか?


私はあまり考えずに素振りしてるので、教えて頂きたいです。


Answer


打つ前の素振りは大きく分けて3種類あります。


1 Practice Swing 実際に振る時のスイング

2 Image Swing    球筋を頭の中で描く

3 Rehearsal Swing なぞり


1は実際に振る時と同じ動作、同じスピード、同じ力で振って、自分

が欲しい引き出しを実際に開けて確認する素振りです。


これはイメージと実際の体が繋がっているかどうかを確認するためで

毎打2回すると、36回のショットとしても108回フルスイングを

する事で、若くて元気な人にはお薦めです。


2の場合は、プロや体力的に難しい人、怪我をしたくない人などが振

っている姿を想像して、正しい引き出しを開ける練習です。


この場合は曲げ球などの引き出しを引き出すために球筋を描いたり、

球の高さやスピードなどもイメージする事で、よりミスを少なくする

ために行います。


そして3は一部の動きの確認で、テイクバックの軌道を確認したり、

新しく組み込んだ動作など、まだ完全に定着していない動きなどを事

前に行って、その動作が組み込まれるようにその部分だけの「なぞり」

になります。

これはアドレスに入ってから行う場合もあります。


世界のプロ達は球筋をコントロールし、高さや縦距離をコントロール

します。

フルスイングも2種類あり、コントロールショトはスター選手になる

と3種類ほど持っており、ベタピン率を上げるためにそれらを組み合

わせて1ヤード毎の縦距離を出します。


それに使われる引き出しは何もせずにすぐに引き出せる分けではなく、

右から曲げて斜面にぶつけて行くのか、左から風にぶつけて曲げずに

行くのかなど、ショットごとに色々な違うフォルダーを開けなければ

なりません。


そのために、どのフォルダーを開けるかを選択してから、それを実際

に脳がそのフォルダーを開け、神経を通じて筋肉を動かす準備をしな

ければなりません。


昔はワンスイング方式で、全て同じスイングをして歴代記録を残した

ジャックニクラウスなどもいたのですが、現在は引き出しの数で戦う

ような高度な世界へと進化していますので、それなりの対応が必要に

なっています。


特にアマチュアは定着していないスイングでラウンドをしているので

すから、上記の全ての素振りが必要かも知れませんね。

 


P2のポジションを

確認するなぞり








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