新大久保せマウル食堂 | 新大久保あっぱあっぱのブログ

新大久保あっぱあっぱのブログ

気付き、家族生活、東京散歩
などなどを日本語&韓国語で書きます。

新大久保には せマウル食堂(새마을)という食堂があります。

 

今の韓国の若者はせマウルに含まれる意味合いを分からない人の多いですが

 

私はせマウルと聞くと子供の時の朝の風景がよみがえります。


せマウルとは新しい村と言う意味ですが


せマウル運動と言うと韓国が経済発展のきっかけとなった

 

農村と都市の意識改革運動の事を指します。

 

韓国は1960年代まで経済的にアジアの最貧国でした。


貧困は精神的貧困を招き、絶対豊かにならないと思い込んで


豊かになろうとする意欲さえもありませんでした。

 

そこで軍事クーデターで政権を握った軍事政権が


官主導と押し進めたのが意識改革のせマウル運動でした。

 

その目玉の政策は


豊かになろうと行動をするマウルは


さらなる支援をして意欲を掻き立てる意識改革でした。

 

その時は毎日7時朝になると大きなスピーカーで大音量で


都市も農村もごろこんな音楽を流しました。

 

『夜明けの鐘がなった。新しい朝が開けた。皆起きてせマウルを作ろう。豊かな我らの村我らの力で作ろう』

새벽 종이 울렸네 새 아침이 밝았네 너도나도 일어나 새마을 만드세..살기좋은 내 마을 우리 힘으로 만드세

『豊かになろう。豊かになろう。我らも一度豊かになろう』

잘 살아보세 잘 살아보세 우리도 한번 잘 살아보세..

 

寝坊したくても起きるしかない音量で毎日流して国民を洗脳するように毎日聞かせました。


今なら考えられない政策でしたが軍事独裁政権だからこそ出来た政策だと思います。

 

貧困が当たり前で希望がないから毎日お酒と賭博で明け暮れた韓国の人々は

 

このせマウル運動で意識が代わり今は世界11位の経済大国になりました。

 

変わらない常識と固定観念程人を駄目にする事はないと自分も経験で分かっています。

 

『新しい酒は新しい革袋に盛れ』聖書のこの言葉も


人生も社会も新しいステージに行くには新しい袋(価値観)を持たないと


駄目だと言う事だと理解しています。

 

人生も色んなステージがあり、子供は日々成長して意識も変わるし、周りも絶えず変化しています。

 

自分らしくないと言って昔のままの自分の価値観を固執していると色々壁にぶつかると思います。

 

歳を取れば、人生のステージが変われば新しい革袋が必要だと思います。

 

もし貴方がここ10年、意識と行動がで変わっていないなら

 

これからの結果も変わらないと思います。