伊藤貫先生の国際政治講義メモ(2) | くらしとお金の学校

くらしとお金の学校

NPO法人くらしとお金の学校は、個人や家庭の生活設計にかかわる情報提供やコンサルティングの活動をおこなっています。なお、ブログの記事は個々の会員の個人的な意見ですのでご了承ください。なお、この記事による損害の責任は負いかねます。

 

伊藤貫先生の国際政治講義を受けました。

 

重要な点をメモします。

 

日本がどの考え方をとるかによって、日本の命運が決まります。

 

なお、伊藤先生はリベラル派の考え方は間違いだと指摘しています。

 

特に、「民主的平和の理論」は痛烈に批判しています。

 

リベラル派の3つのパラダイム(考え方)

 

1.相互依存派

 冷戦後、各国で経済依存が高まれば戦争は起きない。

 

2.制度学派

 国際組織を作ったり、国際法を充実すれば戦争は起こらない。

 

3.民主的平和の理論

 世界中が民主主義国家になれば、戦争は起こらない。

 

 

 

印象に残ったことば。

クリントン・ブッシュ・オバマは民主主義を口実に主権国家に内政干渉、軍事介入を行っている。選挙で選ばれた大統領などが米国の国益にならなければ、CIAなどを使いクーデターを起こさせて自国に都合の良い大統領などに首を挿げ替える。一般市民も数百万人死んでいる。

 

民主主義が成功するにはいつくかの条件がある。国民の間に「法の支配」が根付いていること。行政機構(官僚)が有能なこと。司法制度が独立していること、など。これらの条件が整ていないのに民主主義を無理やり押しつけても上手くいかない。

 

出典