初代iPad Proを使い続けて5年、とりあえずまだOSもアップデートして使用可能ではあった。しかし、通常iPadのサイズは、仕事で使う場合にはこのくらいの大きさがあったほうがいいかも、と思う場面もあるが、日常持ち運ぶにはやっぱり大きすぎるんだよな、という思いはずっとあった。

思い返せばシャープの電子手帳WIZを購入してから、携帯できる電子デバイスっていうのは、僕にとっては、ずっと追い求めてきながら、これと言った決定版が決まらない分野だった。それは、デバイスがCassiopeaになり、Palm、リナザウ、705NK、X05HT、iPod Touchに至る変遷を見てきても、まったく統一感のない(^_^;)、迷いながらデバイスを選んできたことの証左だと思う。それ以降は基本iOSデバイスを継承しながら、それでもこれという決め手を結局は欠き、やはり手書きは紙とペンが最強なのかという思いから、去年ネオスマートペンM1に手を出したりしたところだったりもした。現在はネオスマートペンで仕事のメモ、私的なメモはiPhoneが主役で、小型メモ帳で補完、というスタイル。

それを再びiOS、というかPadOSに回帰しようと思った理由は、OS15で日本語に対応したスクリブルの使い勝手の良さと文字認識率の高さ。この認識のスピードと認識率なら、iPadにもう一度託してもいいんじゃないかと思えた。iPadでなら、QWERTY配列のソフトウェアキーボードでも勝負できるし。

そこまでなら、iPad ProとApplePencilでよかったとも言えるのだけど、そこで、ApplePencilの第1世代の使い勝手がめちゃくちゃ気になる状況に陥った。特に充電が、結局Lightningを一本使うことになるわけで。iPadに挿すという状況は、美的にも実用的にも絶対NGだと思っている(ペアリングだけはそれに頼らないといけないので辛い)。これは当初からそう感じていた。というわけで、そんなことが必要ないApplePencil第2世代と、それに対応するiPad miniという構成を見逃すわけにはいかない。

もう一つ、会社支給のSurfaceと一緒に持ち運ぶには、iPad Proは重かったという側面もある。だったらiPhoneをメモ用に使えばという話もあるが、仕事先でメモ用にiPhoneを使うのは、結構障壁が高い。会議中にスマホをいじるとはなにごと、という雰囲気は確実に存在する。そしてスマホの画面は、メモを取るには小さい。だからここで登場したiPad miniを使いたい、と。

あとは、これまで私的なメモを担ってきたiPhoneへの依存度が下がると思われるので、そうなったら、iPhoneの次への対応が、Pro Maxにならないかもしれないという予感も含みつつ。

あ、ひとつだけ問題というか、なんというかちょっと切ないこと。iPad mini6は来月中旬に来る予定なのだが、Apple Pencil2はもう来ちゃったんだよね・・・。これでどうしろと。