肌に優しく、効果も抜群!美肌になるための日焼け止めの選び方
※前回の記事からの続きです。 旅行    

肌に優しいパウダータイプの日焼け止め

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日焼け止めのは選び方を間違えてしまうと、
日焼け止めの成分が肌への刺激になり、しみやシワなどの肌の老化を作り出してしまいます。   それに比べ、パウダータイプの日焼け止めは、成分的にも肌に優しいものが多く、 敏感肌の人に限らず、すべての人におすすめです。 お湯だけで落とせるものが多いのも、魅力の一つです。

パウダータイプでも、NG成分が入ったものも・・・

けれど、ものによっては、ほんの少しミネラルがはいっているだけで、 「天然ミネラルパウダーの日焼け止めです!」と主張する商品もあります。 パウダータイプだから安心!と油断しないで、成分をしっかり確認することが大切です。   けれど、すべての成分を自分で調べて、もっともいいものを選び抜くには、相当の時間と労力がかかりますよね。 ということで、パウダータイプの日焼け止めの代表格、全10種類の全成分を調べてランキングにしました。  
     



肌に刺激を与える、NG成分主な5種類

主によく配合されている「5種類」を詳しくご説明します。  

1:マイカ

〝皮脂〟や〝汗〟による刺激で、シミの原因になっていきます。    

2:酸化チタン・酸化亜鉛

通常なら、紫外線散乱剤として使えるので、問題はありません。 けれど、一つだけ条件があります。 これらの成分は太陽に当たると活性が強まり、肌を〝酸化〟させてしまうので、 それを防ぐために、これらをコーティングしておく必要があります。 ナチュラル系だと、〝シリカ〟〝レシチン〟〝グリセリン〟 という成分がコーティングに使われます。 酸化チタンと酸化亜鉛が入っているもので、 シリカ、レシチン、グリセリンが入っていないものは コーティングされていないので注意です。    

3:アウトオキシ塩化ビスマス

タルクより重く、下手すると肌が息苦しく厚く演出されます。 また、パウダー結晶が毛穴を塞ぎ、一部の肌タイプには刺激を起こすことがある。    

4:カルミン

エンジムシという昆虫から得られる色素です。 急性アレルギーの恐れがあります。    

5:グリチルレチン酸ステアリル

強い皮膚刺激があり、アレルギーを起こす人がいます        



全10ブランドの日焼け止めパウダーランキング

*ベスト5まではサイトへのリンクも貼っておきました。商品名をクリックすると移動します。
*プレストしてあるものは、油分などが多く配合されているため、肌の上で酸化しやすくなっています。 プレストタイプを除外した、パウダータイプのみの比較です。
*パウダータイプの日焼け止めは、肌にとても優しいものです。 赤文字が入っていても、合成成分たっぷりのものと比べると、かなり優秀と言えます。     MIMC
No1:MiMC

【SPF50・PA++++/¥6,300-(6.2g)】 ビタミンCリン酸Mg*、グリチルレチン酸ステアリル*、植物性スクワラン、ステアリン酸、スクワラン、ソウハクヒエキス、甘草フラボノイド、他ミネラル10成分*は「有効成分」 無表示は「その他の成分」

「日焼け止め効果の高いのがほしい!でも安心できる成分じゃないと絶対に嫌!」 という人におすすめです。

私はこちらを使用しています。 グリチルレチン酸ステアリルは賛否両論ある成分。 肌の炎症を押さえる働きがあるが故に、副作用があるのでは?と疑う声も。 私の意見を言うと、この成分はさほど気にする必要はないと思っています。 MiMCの成分はとても優秀なので、私の中ではおすすめの日焼け止めです。 値段が高いイメージですが、容量を見ると他の製品とさほど変わりありません。 =MiMCの日焼け止めのonline      




ベアミネラル No:2ベアミネラル 【SPF30・PA++・¥4,725・4g】 マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン、酸化鉄、シリカ、ラナンキュラスフィカリア根エキス、クコエキス、アロエベラ葉エキス、酢酸トコフェロール、パルミチン酸レチノール、 パルミチン酸アスコルビル 「肌がすごく弱い!安心できる成分じゃないと塗りたくない!」 という人におすすめです。 成分、値段、使用感、すべて込みでとても優秀です。 マイカが入っていますが、寝る前にお湯で落とせば、シミができるほどの害にはなりません。 ブラシが少し硬めでチクチクするので、ねかして使うことをお勧めします。 私はこれが苦手で、MiMCに落ち着きました。 ベアミネラル日焼け止めパウダーonline


オンリーミネラル日焼け止め
No3:オンリーミネラル 【SPF50・PA++++・¥3,886~・1g】 酸化チタン、酸化亜鉛、マイカ、酸化鉄、シリカ、カルミン 「肌荒れはあまりしない。むしろ強いほう。けれど、シミの原因にならない、優秀な成分の日焼け止めがほしい!」 という人におすすめです。 質感は、適度にツヤが出ます。 こちらも、マイカが入っているので、夜は洗い流してください。 カルミンは、ごくまれにアレルギー症状が出る場合があります。 肌が弱くて心配な人は、MiMCか、ベアミネラルの方が良いと思います。 オンリーミネラルの日焼け止めのonline       エトヴォス
No4:ETVOSエトヴォス 【SPF25・PA++・¥2,000-・4g】 マイカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、水酸化Al じつはここからはあまりおすすめではありません。 ほとんどの成分がミネラルで出来ています。とてもシンプルな成分です。 ただし酸化チタンと、酸化亜鉛がコーティングされていないので、 汗と日光にとても弱く、肌が酸化しやすいです。 ミネラルファンデーション スターターキット      



VINTORTE(ヴァントルテ)UVミネラルファンデーション1
No5:VINTORTEヴァントルテ 【SPF20・PA++・¥1,800-・6g】 マイカ、酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ、水酸化Al、シルク、酸化鉄 成分自体はとても優秀なのですが、UVとしての働きは物足りないです。 VINTORTE日焼け止めパウダーonline      





ミネラル
No6:トゥヴェール 【SPF50・PA++++/¥2,380(4g)】 酸化亜鉛、シリカ、合成金雲母、マイカ、酸化チタン、ポリ乳酸、ラウロイルリシン、3-O-エチルアスコルビン酸、アスコルビルリン酸Na、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、ヒアルロン酸Na、グリシン、プロリン、アラニン、セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド6、フィトスフィンゴシン、タマネギ根エキス、アセチルヒアルロン酸Na、ヒドロキシプロリン、シロキクラゲ多糖体、フェルラ酸、酸化鉄 紫外線吸収剤が入っています。おすすめしません。      




ネオナチュラル
No7:ネオナチュラル 【SPF30・PA++)¥2,850(6g)】 タルク、シリカ、酸化チタン、酸化鉄、ステアリン酸Mg、ダマスクバラ花、ローマカミツレ花、ヘチマ水、ゲットウ葉水、ダマスクバラ花水、ヨーロッパキイチゴ種子油、水酸化Al、ヤマザクラ花エキス、ユキノシタエキス、オレンジ花油、ビワ葉エキス 一つしか赤色がない!と思うのですが、「タルク」は危険と認知され、使用していないブランドもあるほど。 賛否両論の成分です。      






ナチュラルグラッセ

No8:ナチュラグラッセ

【SPF50+ PA++++/¥3,675(5g)】 マイカ、酸化亜鉛、シリカ、酸化チタン、ミリスチン酸亜鉛、ステアリン酸、ヒアルロン酸Na、キサントフィル、ムラサキバレンギクエキス、エーデルワイスエキス、オリーブ葉エキス、グリセリン、スクロース、タピオカデンプン、水、パルミチン酸、パルミトイルプロリンパルミトイルサルコシンNaパルミトイルグルタミン酸Mg水酸化Al、酸化鉄 合成界面活性剤が含まれています。おすすめしません。    






 

No9:ドクターシーラボ
【SPF50・PA+++/¥2,625(3.5g)】 タルク、酸化チタン、マイカ、シリカ、酸化亜鉛、水酸化Al、ステアリン酸、キサンタンガムクロスポリマー、アーモンドエキス、カラスムギ穀粒エキス、スイカ果実エキス、アーチチョーク葉エキス、水溶性コラーゲン、ヒアルロン酸Na、セラミド3、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、グリセリン、BG、カプリリルグリコール、ヘキシレングリコール、アルガニアスピノサ核油、ハイドロゲンジメチコン、水、ヒドロキシエチルセルロース、炭酸水素Na、 酸化鉄、フェノキシエタノール 成分的には一切おすすめしません。





     
No10:フェリーチェトワコ 【SPF15・PA+/¥5,250-(10g)】 マイカ、硫酸Ca水和物、合成金雲母、タルクメタクリル酸メチルクロスポリマーメトキシケイヒ酸エチルヘキシル、(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマーポリメチルシルセスキオキサン、窒化ホウ素、酸化チタン、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、酸化亜鉛、フェノキシエタノールペンチレングリコール、エチルヘキシルグリセリン、ハイドロゲンジメチコンジメチコン、シリカ、水酸化Al、酸化鉄 成分的には一切おすすめしません。        



まとめ:日焼け止めパウダーで、夏を美しく乗り切る

日焼け止めパウダーは、メイクの仕上げにつかったり、 ナチュラルなファンデーションとして使用するのもおすすめです。 また、外出先などで、メイクの上から塗り直すこともできます。 10位まで順位をつけましたが、私のおすすめ範囲は3位までです。
界面活性剤のたっぷり入った日焼け止めを、肌の上で日光に当てると、 それこそシミやくすみなどの老化の原因になります。 パウダーでさらっと対策をしておく方が肌には断然いいです。 適度に日光を防ぎ、日焼け止めじたいが、シミの原因を作らない。 それこそ、日焼け止めの本当の役目ではないでしょうか。 あなたの肌が年を重ねるたびに美しくいられるように、 お気に入りの日焼け止めを見つけられると良いですね。  


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※成分の判定は、以下の資料から調べました。

  • 化粧品毒性判定辞典
  • 美肌マニア(サイト)
  • アンチエイジングの鬼(サイト)
  • 全成分表示がわかる本
  • 日本オーガニックコスメ協会(サイト)
成分自体にはいっけん毒性はなくても、 長時間の使用によって、皮脂と混ざり合うと、有害成分に変化してしまうものもあります。 一応、その成分にも、赤色をつけておきました。