古天気学 A

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天気 「享保日記」享保二年一月ニ十九日 天気編 

2021-02-20 14:29:20 | 古天気学

天気 「享保日記」享保二年一月ニ十九日 天気編 

2021年 2月20日 土曜日 天気 晴  寒 
    
「享保日記」 享保二年一月ニ十九日

「享保二年一月十一日初雷、西ノ方ニ當ル。雨ふらず。江戸は同七日雷よほどなる。雪ふり候由。奮冬より大旱魃なり。去冬寒ノ内少雨ふり、さらり雪少降。其外正月十五日迄一切雪雨不(V)降。此巳後近日雨ふり可(V)申様ニ不2相見1、毎日有(V)風。一月二十一日 夜中よほど雨ふり夜中天晴。 一月二十二日 晝八つ時駒込竹町邊より出火。西北ノ風吹大火ニ成 江府大火 一月二十五日 少雨降 一月二十九日 夜半過より雨ふり 一月卅日 終日雨ふる。記録なし」を検証する。

「テータ変換」

年月日 享保二年一月ニ十九日 → 1717年3月11日 

場所 水戸 → 水戸

天気種類 夜半過より雨ふり → 2時過より雨降る(夜半過は次の日が雨の為)

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)と古天気学データベース(KTDB)で検証

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)

享保二年一月ニ十九日 → 1717年3月11日

弘前 晴  
八戸 晴  
盛岡 晴  
日光 晴  
東京 晴    
伊勢 晴(雨)  
京都 曇(雨)  
池田 晴(雨)  
津山 曇  
鳥取 晴  
諫早 雨

古天気学データベース(KTDB)

弘前 晴
日光 晴 
水戸 夜半過より雨ふり(夜半過は次の日が雨の為)
 
「検証結果」

年月日 享保二年一月ニ十九日 → 1717年3月11日

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)天気記録有

場所 水戸市 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸市の天気記録無

天気の種類 不明


「データ整理」

享保二年一月ニ十九日 → 1717年3月11日

弘前 晴   
八戸 晴    
盛岡 晴    
日光 晴    
水戸 三十日(3月11日)2時過より雨降る 
東京 晴      
伊勢 晴(雨)  
京都 曇(雨)  
池田 晴(雨)  
津山 曇   
鳥取 晴    
諫早 雨 

「検証結論」
 
水戸の天気は、出典:気象庁ホームペー(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/coment.html)より
1967年~1997年間の31年間分利用する)

1967年1月~1997年1月間の3月分を取り出し、

東京と日光と水戸の関係  
A(2-東・日)確率(KDB1967~1997・31)3月H東京K日光--水戸(データ総数960)
東京と水戸の関係
B(1-東)確率(KDB1967~1997・31)3月H東京--水戸(データ総数960)
日光と水戸の関係
B(1-日)確率(KDB1967~1997・31)3月K日光--水戸(データ総数960)

上記の確率の高いデータを摘出する。

東京と日光と水戸の関係  

A(2-東・日)確率(KDB1967~1997・31)3月H東京K日光--水戸(データ総数930)

東京晴・日光晴・水戸晴92.7% (234-217)TD25.2%

上記より、水戸の天気は、晴 です。
 
享保二年一月ニ十九日 → 1717年3月11日

日光 晴    

水戸 日中晴  一月三十日(1717年 3月12日)午前2時過ぎより雨  

東京 晴    


昔の天気は大変面白いですね。

茨城県水戸市での大変貴重な天気資料です。  



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