13年目のSMT!
さて、今年もSMT行ってまいりました。なんと13年目です。あのめちゃくちゃ暑くて、グッズ行列が長すぎて、ぼっち参戦だったので、トイレにも行けなけりゃ水分もとれず、自分は日本兵で、今生きるか死ぬかの行進を続けているんだ、と言い聞かせて耐えた、あの2012年SMT東京から、もうそんなにたっちゃいました。
(ちゃんとライブの感想の記事もあるけど、行列のくだらねえ話を全力で書いている10年以上前の自分がいとおしかったので、こっちの記事を貼っときます)
もはやSMTのオツボネと化したマリコがレポします。
司会のいない紅白みたいだった2024SMCU
SMTことSMCUは、KPOPでは珍しい、事務所アーティスト勢ぞろいのお祭りイベントで、
旧ジャニーズ事務所をお手本に、さらに進化させたアイドル育成で成功したSMエンタならではのイベント。
古株から新人、ここ数年は時に練習生(SMルーキーズ)のお披露目まで行う場として機能しており、5人から2人になった東方神起、最初の実験的お披露目の場もSMTのソウル公演だったことは、トンペンなら1192作ろう鎌倉幕府なみの常識ヒストリー。
というわけで、もともと、年齢もバラバラのグループがそれぞれ自分の曲を披露して、ちょっとコラボなんかもあって、という舞台だったんだけど、今年は、特に”紅白”みたいだなーと感じました。
その原因は、10年以上の歳月とともに、ベテラン勢と新人たちの年齢差がドンドン開いていること。
紅白を子供のころから楽しみにしていた私が、「この人だれ?」だった歌手が、親は大好きな歌手だったり、私の楽しみにしているアイドルを「なんか今の若い子は、見分けがつきませんな」と親が首をかしげてきたり。
あの、紅白特有の感じが、今年のSMTは強く感じたんだよねえ。
KANGTAさん、BoAちゃん、東方神起、SJ、少女時代、SHInee、f(X)、EXO、Red velvet、NCT・・・・ここ数年の中で消滅したグループもあるし、WISHのように今年のSMTが初めてのグループもあるけど、BoAちゃんがいないのはともかくとして、少女時代(ヒョヨンとテヨンはソロとして参加)、SHINee、EXOがいないことで、いっきに間の年齢が離れて、NCTWISHや、RIIZEのような若手と、ベテラン勢の年齢差がエグい。エぐすぎる。
(WISH)
(RIIZE)
最年長のKangta兄
RIIZEやWISH見ていると「これがアイドルだよなあ」と感じがして、もはやイリチルすら「ベテラン格」に見え、東方神起にいたっては「神話の人物が出てきました」感がハンパない。
KANGTAは、3年くらい前に、ナゾの若返りを起こして、当時メグさんと参戦していた私とで「KANGTA兄が若返ってる!」と感動したものだった。
でも今年は、年齢相応、まあ一般人に比べたら若いかな、という程度。
それも、ほそっこくてリアルでハーフパンツ似合う、小坊主たちがちょろちょろしているから、
どうしても比較すると貫禄が強調されて、知らなかったら「イケメンの事務所所長かしら?」と思ってしまいそう。
私の隣の、NCTシズニのねーちゃんは、KANGTAさんでリズムを取っていたので、若者にもウケがよいようで何より。そんなことでホッとしてしまう、ツボネの私。
この辺りの心理も、紅白を若者と見ている気持ちに通ずるんだよなあ笑。
余談だけど、このシズニのねーちゃんが、マジで絶叫系のうるさいヤツで、いちいち「ユウタああああ!!!」「どよちーーー!!!!」と騒ぎまくり、「ヤバイヤバイ」を光速の勢いで連呼し、「ウィンターーーー!!!」「カリナ―ーーー!!!」と3枚がさねのうちわを振りまくる20代女子だった。
友達と2人で参戦していて、もう一人はそうでもなかったんだけど、とにかく私の隣の女の子は、うるさい。ステージのMCに全部返事してる。マメか。
そんな元気いっぱいの彼女だったのに、東方神起のDOWNで、「ここらでちょっと休憩」とばかりに座って静かになったのは、辛かったよね。
おま、なんやねん。
こちとら、おまえがランドセルしょってる間もSMTに通ってきたんじゃい。
おまえが今日ここで、大騒ぎできるのも、10年以上通ってきた私がいたからじゃい。
・・・・という心の声を止められぬオツボネまりちゃん笑。
なんなら、こっちは、マークが黄色のランドセル背負ってSMTではしゃいでいる姿も、ルーキーで踊ってる姿も見てるっつーの。
KANGTAで立つなら、東方神起も立ちやがれ!!
というのが正直な本音でした笑
ムネアツ!東方神起
さて、そんなシズニねーちゃんのことはともかく、東方神起です。今回一番ぐっと来てしまった演出は、ライサンですね。誰がなんつってもライサン。泣いた。全私が。
ライジングサンの、あの聞きなれたイントロと一緒に暗闇から飛び出して踊り出したのが、RIIZE。
それがまた、突然、昔の東方神起が戻ってきたかのような錯覚に陥り、そんな訳はないとわかっているのに、何度も何度も見てきた5人時代のライジングサンが、幻のようにステージに思い浮かんだ。
ウォンビンがジェジュンにも見えたし、NCTに一時期いたソンチャンが、ユチョンのパートのラップをしたり、他グルが歌っているというよりも、その若さが、やっぱり当時の若い東方神起を思い出させるのかな・・・・。
そうして、ステージの後方から、本物の東方神起2人が下からのリフトで立ったまま登場して、RIIZEに合流。
昔の東方神起の影は消え、現在の2人になったライジングサンが披露され、RIIZEはRIIZEに戻って踊る。
この演出は、ぐっとくるものがあったし、SMCUならではの”ヒストリー”感があった。
私は、アリーナの前方ブロックにいたけど、このライジングサンのステージでは地鳴りのようなどよめきが聞こえて、空気が震えている感じがした。
もうこの数分のために、今年のSMCUに来てよかったと思った。
この後の出番としては、チャンミンとキュヒョンとショウタロウのYOASOBIのアイドルカバー、そしてDOWN、RAVEL、ラストのMIROTICだから、本当に少ないんだけど、ライサンだけで、数曲分のインパクトがありました。
個人的には、DOWNもRavelも、生でパフォーマンスを見る限り、映像より断然いいなと思ったし、単独でのライブでも見たいと期待できる感じだったなー。
ラストのMIROTICは、最後は2人で足をトン、と置くバージョンだったらもっと良かったけど、ラストがミロだと思っていなかったのもあって、なんだか、新鮮に感じました。
SJは永遠にわちゃわちゃしてるってこと
東方神起とほぼ同期であるSuper Juniorが、今回、ヒチョルも参加したことで、全員います!!感ハンパなかった笑
というか、キュヒョンとかドンヘとか、SMから退所したよね?それでも、SuperJuniorとして、SMTに出演できるのか・・・と思うと、時代は変わったよね。少女時代も、退所したメンバーも合流して、2022年のSMTで復活してるもんね。
ソリソリとかボナママとか、代表曲で盛り上がる明るい曲だったのも、久しぶりにSJが戻ってきた感があってよかった。
昔の私のSMTの感想レポでは、しょっちゅうSJのトークの尺の長さを、イライラしながら語るというのが定番だったのに、もはや、長いトークも懐かしい。
今回は、イトゥクが「僕らに許された時間は3分です」と宣言した後、その貴重な3分をキュヒョンがソロコンのコンサートについて「まだチケットは売り切れていません!!」と宣伝しようとするのを、わちゃわちゃごちゃごちゃ邪魔するメンバーがいて、強制的に照明が落とされて次の曲がスタートする流れが、面白かった笑
こういうドタバタ感を、単独コン以外でもきっちり出してくるSJって本当にすごい。
素直にそう思う。
SJは、東方神起と練習生としては同期の人がほとんどだし、東方神起と同格ではあるんだけど、こうしてSMT全体で見てみると、正統派・神格化・伝説化の方向に進んでいる東方神起と比べて、バラエティ感強めな感じがキャラ被りせず、いいバランスにいってて良いなーと思いました。
今回、ガールズグループでも、少女時代がなかったことで、かえってレッベルとエスパの個性の違いが見えてバランスよいなとも思ったんだよね。
少女っぽさ、ロマンティックさ、甘すぎないけどスイートな雰囲気のあるレッベルと、ストリート感、パンクでモードな雰囲気のエスパ。
どちらの雰囲気もある少女時代はスーパーグループだし、ソリソリ同様、誰もが知っていて口ずさめるKPOP曲は、少女時代がたくさん持っていると思うんだけど、やっぱりSMTの定番の出演にはならなかったのは、退所した人もいる状態でのグループ活動には、限界があるということなのかな。
NCTなんだかSMTなんだか問題
まあほんと、SMTがNCTタウンと化しているあたり、演出や構成について、常に視聴率とセットで批判される紅白に似ている笑
SMTが始まったころは、まだほんの数グループ、ソロアーティストも数名だったのが、今はもう大所帯で、その中でソロ活動を始めている人もいて、結局、どんな観客向けのステージにしたらよいのかが課題のSMT。
その中でも「しょっちゅうNCTじゃん!!」というのは、NCT興味ない人がよく言うセリフ。
うーん確かに、今回なSHINeeもEXOもいないから余計にそう思うんだけど、NCTに興味なかったら、きつかったかもね。
まずそもそもNCTは人数多いし、派生グループにユニットに、NCTだけで、かつてのSMTの出演者分の人数がいるもんね。
そして、去年、日本で味スタでやったNCT全体コン見ていても、ファンは割と、ドリムだけ、イリチルだけ、WayVだけっていうより、NCT全体を応援しているんだよね。
昔東方神起を好きになったときに、グループ全員好きだということをあらわすオルペンという言い方と、その中で推しをあえて言うなら、という時に「〇〇寄りのオルペン」という言葉をよく見かけたもんだったけど、みんなNCTのオルペンで、その中では特にイリチルとドリムが、とかWayVが、という感じになっているような気がする。
なんでそうなっちゃうのか、というと、”NCT-U”という仕組みが巧妙で、NCTの一味たちが毎度不規則なメンバー組み合わせユニットでパフォーマンスを披露するので、否が応でも、他のNCTグループメンバーも詳しくなっちゃうんだと思う。
WayVメンバーは、テン君以外あんまり呼ばれないな・・・と思っていたら、ここ最近は全然そんなことないし。
もう無限奈落のNCT-Uなんだけど、各グループのラップ担当だけ集めて披露した”Misfit”なんて曲もあって、やっぱりコンセプトがハマると楽しい。
WayVも、ながらく不憫な目に合わされてきたけど、2022年、初めてSMTに出演した時の、本当に嬉しそうだったシャオジュンや、泣いているようにも見えたテン君(そのちょっと前、中国に置き去りにされた事件とかあって、韓国に戻ってこれなかった時期があった)、あの時から2年、たった2年で、もはやWayVも中堅どころって感じの存在感。
特にシャオジュンは愛されてるよね。去年の単独イベント行ったときも、シャオジュン人気はすさまじかったけど、NCT他グルのファンからも一番愛されているのが、シャオなのかなって感じ。後、ヤンヤンもすごかったかな。
2019年のSMTレポ読み直してみても、NCTグループの状況が今と一変しているのがよく分かる。この頃は、WayVじゃなくて威神Vなんだよねー。
今回はSMTでようやくウィンウィンが久しぶりに戻ってきました。
彼も、中国で個人事務所を設立していて、このままSMでの仕事はしないのかな、と思いきや、
好きなときにVに合流する、みたいな「なにそのVIP待遇」みたいな感じでやっておるようです。
というわけで、WayVの活動にはちょくちょく不在のウィン子。生パフォーマンスでも、ほんとーーーにちょびっとしか歌ってません!!笑。でも仕方ありません。あの子に長いパートを渡しても、すぐにいなくなってしまうんですもの笑
サブラッパーのサブ、ぐらいの位置にいるウィンウィン。でもダンスはさすがにピシッときれいに決まってます、よっ仕事のできる男!!
そしてそんな気ままな仕事っぷりですが、WayVではお兄さん的な位置にいることもあるし、なんつってもリーダーは、優しいママのクンだし、テンウィンは仲良しだし・・・ということで、唯一、それをどう思っていたのか未知数だったルカスは女性問題でグループを抜けてしまったので、みんな気にしてません(たぶん)。画面左側の、変ドリーことヘンドリーのおちゃらけポーズ見てください、ゼッタイなんの屈託もなく生きてます、彼らは。
それにしてもウィンウィンは、もうきれいすぎて生で見るたびに「はああああああんっっ」て全力で叫びたくなります。もう好きにして笑
今回、ソロアルバムも出すテン君は、職人のような角刈り感のある髪型。私は、「あああ、ああああ、ああああっっ」と頭を抱えました。なんでしょうか、あの人、才能とか人格とかはいいんですけど、ファッションと髪型が、おかしなことになりがちな人なんです。
でも時々、神がかって素敵な時もあるんだよなーーー。
さて、そして今回、久しぶりにドリムを見たんだけど、みんなカッコよくなっていく中で、ちゃんとチョンロが安定のブサイク感を維持していて、安心しました ←
やはりそうでなくっちゃチョンロ!
どうも私はグループにブサイク枠があると(そんな枠あるかよ)、目がいってしまいがちのようで、その昔、ジュンスを勝手にブサイク枠にしていたことは、昔の私のブログを読んでくれた人は、覚えてらっしゃいますでしょうか。
ブサイクがいる(連呼すんな)グループは、必ず成功します。大物になります。
ブサイクはグループの宝、いや国の宝。だからチョンロはそのままでいい。←
そして、無限拡張し続けるNCTにげんなりしている皆様。
久しぶりにNCTとは離れてデビューしているRIIZE。しかしその内2人は、ソンチャンとショウタロウで、元NCTという、「結局NCTグループじゃん!」みたいな中に、私は見つけてしまいました。
ソヒくん。キミ、光ってたよ・・・・・!
NCT時代、カッコよくないと言われ続けていたショウタロウくんは、確かにNCTの中にいると、今一つビジュアルの系統が違って見えたんだけど、RIIZEの中ではしっくりきます。
もともとダンスが本当にうまいショウタロウくんは、ブサイク枠どころか、小顔のおしゃれで可愛い男子にしか見えません。
イケメンはあんまり笑わない、というルールがありますが(まりこ調べ。ただしこのルールを破っているのが、ドリムのジェミン。でも彼は宇宙人なので仕方ねえ。)、ソヒは、めちゃくちゃニコニコしています。もう愛嬌100パーセントです。この時点でブ。おっと。
ほぼほぼ笑ってない、笑っても目が三日月になることのないウォンビンくんと比較すると、ソヒくんは常に全力でニコニコしています。確定です。
「このグループにはブサイク枠がいる・・・・!!」
それ以降、私はRIIZEが出るたびに、ソヒ君をチェックすることに時間を費やしました。
ちょっと奇抜だったり、個性的な衣装は常にソヒくんが着ています。
いいです、これがブサイク枠のお仕事なんです・・・!
ジュンスから連綿と続く、ブサイク枠の政党継承者がZ世代にもあらわる・・・・!!
安 泰。
よきかな~よきかな~。
ニコニコしているソヒくんは、矢本悠馬さんにちょっと似ている気がします。
ソヒ君を画像で貼ろうとすると、かっこいいのしか出てこなかったので、角度とかその日のファッションで、印象が変わる人なのかも。うんいいぞ。
とりあえず、RIIZEはチェックしていかないと!・・・・うふふ、楽しくなってきたあ~笑!
5時30分に始まり9時30分に終わったSMCU2024年、東京。
今回は、EXOもSHINeeもBoAちゃんもいない中で、NCTCU?ってくらい、NCT派生グループの出演で、興味ない人からすると、苦痛だっただろうSMT。
となると来年の課題は、どのグループにどう出演を割り当てるか、そして今回のライジングサンの東方神起×RIIZEみたいな、物語性のあるコラボや演出をどう準備できるか。
若い子の歌ばっかりでつまらない、と紅白から離れていく中高年と、そもそも流動的で、紅白を見ると決まっているわけでもない若年層。
そのどちらも取りたいNHKが毎年苦心しているように、SMTも、演出や出演の割り当てで工夫を凝らし、よりよいステージに活かしていってほしいものです。
ところで今更ですが、ブサイク枠の話は冗談ですから、それぞれのファンの人、悲しんだり怒ったりしないよーに。←
メイクトレンド
最後に本当の余談。私はもともとメイク発信しようと思っていたら、東方神起ブログになってしまったという経緯がありまして、とにかくメイクトレンドは常にチェックしているのですが、今年のSMT,とにかくピンクメイクが多かったんですよね。
そして、ここんとこ、シアーとかグリッターとか、質感のトレンドは統一性があったものの、カラーはあまり統一感がなかったのに、ここにきて、2024SSのメイクは、ピンクが圧倒的に多いのです。スナイデルとかto/one、ルナソル、クリスチャン・ディオールなんかのピンクメイクも可愛いし、韓国のhinceがこれから出す限定パレットなんて、昼間の桜と夜の桜をイメージした、ピンクラインナップがめっちゃオシャレ。
今回のSMTでピンクメイクが男子も女子も多かったので、今年の春はピンクメイクが今っぽくてかわいく見えるはず!
そして、女子は圧倒的に、ストロベリーメイク、あるいは日焼けメイクというか、鼻の鼻梁もつなげて、ちょっと日焼けした感じにするメイクが多かった。
男子もまぶた周りから頬にかけてのCゾーンにふわっとピンクチークをいれている子が多くて、
かわいい雰囲気があった。えー私の愛するソヒ君もやってて、可愛かったザンス笑。
メイクトレンドも学べちゃうSMT。
今年も、ぼっち参戦ながら、楽しかったー!
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2017年に出版した東方神起の本。デビューから分裂、兵役、再始動後の姿を追っています。