ご訪問いただきありがとうございます
ちかさと申します
はじめましての方はこちら
父の退院に向けての準備ということで
病院の看護師指導というものが
始まりました。
そんなスケジュールも聞いてなかったので
びっくりしましたが
父本人の紙おむつ替えの指導を
看護師さんから直接受けるとのこと。
コロナ感染予防の為に
家族代表ひとりということで
急遽私が行くことになりました。
この記事にも書きましたが
ずっと病院からの話だけで
父の実際の様子はわかりません。
父本人に会えるのは嬉しいけれど
不安や心配も募り
とっても緊張しました。
父は反応があるのか？
そもそも私をわかるのか？
眠ってしまっているのか…
声は出ないかもしれない。。。
私や母が病院に全然見舞いに来ない！と
思われているかもしれない…
色々複雑な思いがぐるぐる…
私の精神状態もおかしかったと思います。
看護師指導当日。
ベッドに横たわる父の姿を見た時
私は駆け寄り
私 「お父さん！私だよ！」
父 「あらぁちかさちゃん！？」
私 「会いたくて仕方なかったんだよ～
コロナだからずっと会えなくてね
会いたくても会えなかったの。
頑張ってくれてありがとうね」
父 「頑張ったよぉぉぉ」
涙する父。。。私も泣いてしまった…
手を握ると握り返してくれて
本当に本当に嬉しかったです。
父はとっっっっっっっっっっっても
頑張ってくれていました
私 「もうすぐ家に戻れるからね。
その為に私は研修受けるんだからね」
父 「ありがとう～～～」
その時の父の嬉しそうな顔。
やっぱり父は喜んでくれると思った
よかった…
元々体は大きいけれど痩せてしまって
確かに弱々しくはなっていましたが
前と変わらずに穏やかな父のままでした。
看護師さんが
「今朝も娘さんのこと、どこ行った？って
さがしてましたよ～」
と教えてくれて…
母と私がいない→さがしてばかり…
だったようです。
コロナだからねと聞いた時は理解しても
次の瞬間は忘れてしまうのでしょうね。
何で来ないのかなぁ？と答えが出ないまま
きっと過ごしていたのだと思います。
父 「手紙もすごいね～」
と父は言ってくれました。
業務の邪魔にならないように
色紙や手紙は飾ったりはできないから
私が届けた手紙は棚にしまわれていました。
父の今の体力からはアルバムや手紙を
ずっと持ち続けていることは大変なようで
結局は寝ながら天井を見つめるしかないようです。
(テレビは本人が観なくていいと言っていました。)
それでも看護師さんから
「家族からのお手紙よ」と手渡されることが
嬉しかったんだと思います。
その手渡された瞬間だけでも父の脳に
家族がきたんだ！という刺激を
与えることができたのかもしれません。
だから手紙の内容自体は
そこまで頭に入ってないと思いますが
手紙を渡しに行く回数を増やしていって
本当によかった…と思いました。
皆さんのメッセージも本当に
ありがとうございました
コロナ感染症対策の為もあると思いますが
個人部屋ではないけれど
カーテンで仕切られて
声は聞こえてくるけれど
周りが見えない状態で…
お見舞いも勿論ないから
他の患者さんも正直孤独だと思います。
患者さん皆さん闘っているんだ…と
現実はこんなにも厳しいのかと
思い知らされました。
はやくコロナ前のように
面会できる日がくることを
強く強く祈ります。
限られた時間でしたが
父と会うことができて安心できました。
百聞は一見に如かずという言葉通りだなと。
ただ食べる量が少ないので体力はないです。
まぁ逆にあの空間で
よく食べ始めてくれた…とも
思ってしまいました
さびしい中、よくぞ。。。
いつも穏やかで癒されるお人柄で～と
看護師さんにもお褒めのお言葉をいただき
自分の父親のことですが嬉しかったです。
私が父の立場だったらイライラしちゃったり
何で家族こないの？と怒りの方向に
いっているかもしれません。
父は感謝の気持ちを忘れずに
「ありがとう」と言って合掌していました。
その部分は今までの父と
何も変わっていませんでした。
健気にリハビリも頑張っているようで
いじらしく感じました。
はやく家に戻ってきて欲しいと
心から思いました。
よろしくお願いします
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