Sembalun Trail Run @INDONESIA | Challengeな毎日

Challengeな毎日

感謝の気持ちを忘れずに、マラソン、トレイルランに励んでいます。
めざすは、UTMB!

<3日目(5月27日)>


レースは翌午前0:00スタート。
 

それまではほぼ1日、時間がある。
 

ここセンバルには山のほか何もないw
 

ならばと、この日は他のカテゴリのコースをトレイルラン。
 

そのつもりで事前にGPXデータをダウンロードしていた。
 

ホテルを午前6時頃、出発。

 

田んぼの畦道をすり抜けて林道から登山道へ。
 

ローカルの人たちは完全に自分を選手だと思っている。
 

応援を受けながら山へと向かったw
 

ちょうど夜明けの時間帯。
 

Mt.Rinjaniが朝日で赤く染まる。

 

 


 

登りは結構な急勾配。
 

ゆっくり登ればよいものを、テンションがあがってガツガツと登る。
 

ときどき振り返って景色を眺める。
 

それを見て再びテンションがあがる。
 

その繰り返し。

 


 

「今夜レースなんだよね・・・」
 

そう思いながらも登り続けた。
 

どのくらい時間がたっただろうか?
 

ようやく尾根に出た。

 


 

ここからはアップダウンを繰り返しながら稜線を進む。
 

この稜線が気持ちいい!
 

右手にはずっとMt.Rinjaniが見える。

 


 

Mt.Sempanaに到着(標高2,329m)。
 

ここまで標高を1,000m以上、上げてきた。

 

稜線から見える景色が凄い。

 

陽射しがジリジリして暑い。
 

けれども心地よい風がふいてそれを感じさせない。
 

そこからは走ったり歩いたり。
 

気ままに進んだ。

 


 

レースのチェックポイントを通過。
 

もちろん自分は関係ないのでスルー。
 

ボランティアスタッフには英語が通じた。

 

ちょっと安心する。
 

登山道には結構、ゴミが落ちていた。
 

これにはちょっと悲しい気持ちになる。
 

「これだけいい景色なのに」
 

その中に気になるゴミが落ちていた。
 

「ひまわりの種?」
 

それもひとつやふたつではない。
 

「こっちの人は、ひまわりの種をぼりぼりしながら山を登るのか?」
 

途中、3人ほど119kmカテゴリの選手が追い抜いていく。
 

声をかけて応援。
 

この選手たちは海から走ってきて、この周辺の山々を上り下りしている。
 

そして最後にMt.Rinjaniの山頂へと登っていく。
 

「いや、いや、とても自分には無理」
 

下りもかなりの急勾配。
 

 

時計をみるとすでに20kmを超えている。
 

「うーん、思ったよりもかなり大変だ」
 

ここまで来てしまったものは仕方がない。
 

ロードと交差する峠に下りてきた。

 


 

コースはここから別の山に登っていく。
 

さすがに自分はここで終了。
 

ここからホテルまでロードで8kmほど。
 

終盤は水も無くなったこともあり、歩きがはいる。
 

ホテルには午後1時過ぎに到着。
 

移動距離:28.7km
行動時間:7時間7分
累積標高:1,620m

 

レース直前にしてはハードなトレイルランになってしまった。
 

午後5時過ぎに仮眠をとってレースを迎えた。
 

(つづく)
 

「RINJANI100出走記 ~予告編~」

 

動画「RINJANI100出走記 ~前日トレラン編~」公開

YouTubeチャンネル:としの山行記

 


にほんブログ村