先日(1/19)NHKスペシャル「秘境ブータン 天空を駆ける」を観た。
昨年、世界一過酷とも言われる山岳レースがブータンで開催された。
コース長186㎞。
コースの平均標高は4,200m。最高標高地点は5,470m。
酸素は平地の半分。もはや普通に歩くことすら厳しい環境。
目の前に広がるのは圧倒的なヒマラヤの山々。
まさに神々がいると思わせる景観。
実際、ブータンでは山は神聖な場所であり標高6,000m以上は立ち入ってはいけない。
そんな山岳レースのドキュメンタリーかと思いきや全然違った。
それが「GREAT RACE」ではなく「NHKスペシャル」として放映された理由。
番組のメッセージは「地球の今」
温暖化の影響で世界各地で氷河や流氷、氷がとけている。
ブータンでは氷河湖決壊洪水で人々の生活が脅かされている。
ブータンでは自分たちが排出するCO2の何倍もの世界中のCO2を削減している。
けれど自分たちは先進国のとばっちりを受けている。
経済合理性は確かに重要。
ただしそれは人間本位であり、近視的な観点。
地球温暖化は異常気象をも引き起こす。
集中豪雨、災害。
日本にとっても決して他人ごとではないはず。
自分にできることからやっていこうと思った。
飛行機に乗って、国内・海外あちこちの山に行くのもどうなのか。
ちょっと考えさせられた。
動画「釈迦ケ岳・大栃山 ~神々しい富士山を望む~」公開
YouTubeチャンネル:としの山行記