ジムに行くと
ウォーキングマシンに乗って
2、3km歩くのですが

ただ歩くのはもったいので
マシンの画面でYouTubeを観ます

イヤホンつけて
能楽を観るとちょうどいい時間なのです

今日は
能楽協会の
金峯山寺蔵王堂での能楽「国栖」を観ました



国栖(くず)は
吉野に住んでいた先住民の名で
地名になっています

大友皇子に追われてた大海人皇子は
吉野の国栖に逃げ込み
漁師の老夫婦に出会います


老夫婦が国栖鮎を差し上げると

大海人皇子は片身だけ食べ残して

老夫婦に戻すと


不思議なことに国栖鮎は

川で生き返って泳ぐので


これは吉兆!

帝となって必ず京都に戻られると告げます


そこへ追っ手が

弓や刀をもってやって来ますが

老夫婦は船を逆さにして

大海人皇子を隠し

一族を呼んで全力で追い払うと脅すと

追ってはすたこら逃げて行きました


逆さにした船に隠れた

大海人皇子が出てくると


やがて天女が舞い

誘われるように蔵王権現も舞い

将来の帝を寿ぐという

『壬申の乱』がテーマの曲


約40分で2kmのウォーキングでした