今回は福岡市内から南へ向かい
南朝遺跡をまわりました
 
最初に向かったのは
福岡県三井郡大刀洗町
その地名の由来は
 
正平14年(1359)
筑後川の戦いで少弐軍に勝利した菊池武光は
敗走する兵を追ってこのあたりまで追撃し
筑後川を渡りましたが(菊池渡り)が
夜明けからの激戦で味方の損傷も疲労も大きいので

進軍をやめて川で大刀を洗ったら

赤く染まったと

 

昭和12年には菊池武光の像が作られました

 

このあたりには

大正8年に日本陸軍の大刀洗飛行場ができ

昭和20年に大空襲を受けましたが

武光像は台座などにわずかに傷を残すだけでした

 

 

菊池市には騎馬姿の武光像がありますが

こちらは馬を降りて

情勢判断しているようにも見えます

 

 

後に大刀洗の故事について

 

「帰来河水に笑って刀を洗えば、血は奔湍にほとばしって、紅雪をふく・頼山陽」 

「そのかみの血しおの色とみるまでに、紅葉流るる大刀洗川・乃木希典」 

 

と表現されました

 

あっ白鷺が一羽飛んで行きます

 

 

ところで

このあたりの地名は山隈なのですが

菊池保育園、菊池小学校と「菊池」の名を見かけました

 

小学校はもともと大刀洗小学校の分校で

後に菊池小学校と名付けられたようです

 

菊池武光はこの地のヒーローです